OPS/MVSのr14.0へのアップグレードを計画しています。
日本語の導入手順書はありますか?
Release: 14.0
OS: z/OS
OPS/MVSの日本語での導入手順書はありませんので、以下にr14.0での手順を要約して記載します。
①Broadcom Support Portalより、OPS/MVSの導入に必要なpaxデータをダウンロードします。
paxファイル名は以下の通りです。
DVD11101251E.pax.Z
②メインフレームホストのUSS環境へ、上記①のファイルをアップロードします。アップロード方法をご参照ください。
③paxデータのUNPAXを実施すると、プロダクト・ディレクトリーが作成されて、導入用ファイルが展開されます。
以下のサンプルJCLでは、DVD11101251E.pax.ZをUNPAXしています。
<ご参考:UNPAX用JCLサンプル>
//UNPAXDIR EXEC PGM=BPXBATCH,
// PARM='sh cd /xxx/xxxxxxxx/; pax X
// -rvf DVD11101251E.pax.Z'
//STDOUT DD SYSOUT=*
//STDERR DD SYSOUT=*
UNPAX用サンプルJCLに関する説明はCreate a Product Directory from the Pax Fileでも説明されていますので、ご参照ください。
④メインフレームホストのUSS環境にて、上記③で作成されたディレクトリーでCLXE0G0が存在することを確認します。
当該ディレクトリーからUNZIPJCLを編集して実行することで、メインフレームホストに導入用のprefix.SAMPJCLを作成できます。
<ご参考:CLXE0G0イメージ>
Z/OS UNIX DIRECTORY LIST ROW 1 TO xx OF xx
COMMAND ===> SCROLL ===> PAGE
PATHNAME . : /u/uuuuuuu/CLXE0G0
EUID . . . : 2308
Command Filename Message Type Permission Audit Ext Fmat
-------------------------------------------------------------------------------
. Dir rwxr-xr-x fff--- ----
.. Dir rwxrwxrwx fff--- ----
AREADME File rwxr-xr-x fff--- --s- ----
CA.DEPLOYMENT.X File rwxr-xr-x fff--- --s- ----
SMPPTFIN Dir rwxr-xr-x fff--- ----
SMPRELF Dir rwxr-xr-x fff--- ----
:
S0001.MF20.MSPS File rwxr-xr-x fff--- --s- ----
:
UNZIPJCL File rwxr-xr-x fff--- --s- ----
******************************* Bottom of data ********************************
⑤UNZIPJCLより作成されたprefix.SAMPJCLにて、以下の2つのJCLメンバーを順番に編集します。
1. CLXSEDIT ==> 導入用JCLを生成するために、データセット名、ジョブ名、SMP/Eデータセット名、格納先DASDのVOLUME情報等を設定します。
2. CLXEDALL ==> USERDSN = 'YOUR.SAMPJCL'には、現在このJCLが格納されているprefix.SAMPJCL名を指定します。
3. EX 'YOUR.SAMPJCL(CLXEDALL)'にてAW0EDALLを実行します。
上記の"3"まで実行すると導入用JCLが生成されます。以下の"4"以降を順番に実行します。
4. CLX00ALL - Allocate product and SMP/E datasets
5. CLX03ALU - Allocate product USS datasets ※1
6. CLX06MKD - Create product USS directories ※1
7. CLX10CSI - Create and customize SMP/E CSI
8. CLX15CSU - Customize SMP/E CSI for USS ※1
9. CLX20RCB - SMP/E Receive of Base Function
10. CLX30APB - SMP/E Apply of Base Functions
11. CLX40ACB - SMP/E Accept of Base Functions
導入作業は上記"11"までで完了です。その後は、予防保守PTFの適用作業を実施します。※2
※1 FMID CCLXE01を導入しない場合、"5","6"および"8"のJCLメンバ実行は不要です。
※2 予防保守PTFの適用手順につきましては、予防保守PTF適用手順とJCLサンプルをご参照ください。
Old Japanese Knowledge document ID: JTEC003172
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