この文書では Symantec Diagnostic Tool (SymDiag) を使って Symantec 社のサポートに連絡せずに製品の一般的な問題を検出し解決する方法について説明します。
Symantec Diagnostic Tool (SymDiag) は、サポート対象の Symantec 製品を搭載したシステムに既知の問題があるか、または問題がある状態であるかを自動的に検出する機能を提供します。SymDiag が実行する各レポートは Symantec 製品の健全性に関する特定の問題または質問を対象としています。レポートでは、問題が見つかった場合はエラー、問題の可能性がある場合は警告、問題が見つからなかった場合は OK というステータスが示されます。各レポートには 1 つまたは複数のテストが含まれています。これらのレポートを作成する SymDiag スキャンは、テストの条件を決定するために必要なデータのみを収集し、その結果、多くの場合 1 分未満でスキャンを完了することができます。
個々のテストの結果と、その結果としてのステータスに加えて、レポートには問題の解決方法、またはその原因や解決方法に関するさらなる調査に関する詳細情報を提供する Symantec ナレッジベース内の文書へのリンクが含まれています。レポート自体には、問題を理解し修正するのに役立つ、システム特有の有用な情報が含まれていることがよくあります。
レポートページでは、製品別またはステータス別に表示するレポートを選択することができます。レポートは製品ごとにグループ化され、ステータスごとにソートされます。製品内のレポートがエラーステータスの場合、最初に表示され、次に警告、データ欠落、OK の順に表示されます。レポートは、製品およびステータスによってチェックボックスでフィルタリングすることもできます。
システムの健全性を評価するために、まずエラーステータスのレポートに焦点を当て、次に警告ステータスのレポートも考慮することができます。問題が解決されたことを確認するには、同じレポートが OK のステータスであることを確認します。必要なデータの収集に問題があったために完了できなかったレポートには、Missing Data というステータスがあります。レポートが Missing Data のステータスを持つ場合、収集されなかったデータがシステム上に存在するかアクセス可能であることが期待されるため、問題の性質を間接的に示すことがあります。
ステータスアイコンとレポートのタイトルの左側にある矢印をクリックしてレポートを展開することで、レポートを調査します。ほとんどの場合、レポートのタイトルはステータスを反映して変化し、レポートが何を決定したかを一般的に理解することができます。
レポートを展開すると、以下の内容が表示されます。
レポートを確認した後、対処方法がまだ明確でない場合は [ソリューションについてはここをクリック] ボタンをクリックして、リンク先のドキュメントを確認し、さらに詳しい情報を入手してください。
お客様の技術的な問題が、SymDiag が自動的に診断できる一般的な問題でない場合は、SymDiag のホームページで、オンラインサポートへのリンク(ページ右側の列のボタン)と、Symantec への問い合わせ方法へのリンクを見つけてください。Symantec 社のサポート技術者との連携が必要と思われる場合は、SymDiag のホームページのスキャンセクションの 2 行目にある [サポート用のデータを収集する] ボタンをクリックして、サポートケースを作成することをお勧めします。 こうしてスキャン結果を保存しておけば、より迅速にサポートと連携し、技術的な問題を解決することができます。
また、SymDiag で収集したデータを使って、新しいサポートケースを作成し、シマンテックサポートに連絡することもできます。