この記事では、追加のデータが保存されるように hostd、vpxa および vpxd ログのサイズと数を増やす手順について説明します。 このデータは、トラブルシューティングの用途に役立つ場合があります。
管理エージェント (hostd)、VirtualCenter エージェント サービス (vpxa)、および VirtualCenter (vpxd) ログは、自動的にローテーションされ、増加状況を管理します。 ログのローテーションが早すぎると、ログの情報が失われる場合があります。
注: ローテーションとは、ファイルを切り替えることを意味します。 たとえば、ログ ファイルの最大数を 10 に設定した場合、10 個の各ログ ファイルが終わると、番号が 0 から再開されます。
各ログのセットは、次の場所にあります。
免責事項:これは英文の記事 「Increasing VMware vCenter Server and VMware ESXi logging levels」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。
警告: 長期間にわたってトリビアまたは詳細のログを有効化していると、vCenter Server のパフォーマンス低下の原因となります。 トリビアまたは詳細のログの有効化は、トラブルシューティング目的でのみ実行してください。 VMware は、トラブルシューティングの終了後、すみやかにデフォルトのログ(情報レベル)に戻すことをお勧めしています。 VMware は、本番環境でトリビアまたは詳細のログを有効にすることをお勧めしていません。 この記事内の手順を実行する前に、必ず VMware テクニカル サポートにご相談ください。
ログのサイズおよび数を増やす前に、次の手順を実行します。
警告: VMware では、ログの数やサイズをデフォルト設定よりも下げることをお勧めしていません。
この記事には 3 つのセクションが含まれています。
hostd
ログレベルを上げるには、次の手順を実行します。コマンドラインから hostd
のログ レベルを上げるには、次の手順を実行します。hostd
の構成ファイルを開きます。hostd
の構成ファイルは、/etc/vmware/hostd/config.xml
にあります。/etc/vmware/hostd/config.xml
にある) config.xml
ファイルの次の行を true
に変更します。
<outputToFiles>false</outputToFiles>
<config>
:
<log>
<directory>/var/log/vmware/</directory>
<level>verbose</level>
<name>hostd</name>
<outputToConsole>false</outputToConsole>
<maxFileSize>52428800</maxFileSize>
<maxFileNum>50</maxFileNum>
</log>
:
</config>
<directory>/var/log/vmware/</directory>
directory>
エントリは、VMFS データストアへのフルパスで更新することもできます。これは、スペースが限られている ESXi ホストで役立ちます。 <directory>/vmfs/volumes/<datastore name>/<log directory></directory>
<level>verbose</level>
<name>hostd</name>
<outputToConsole>false</outputToConsole>
<maxFileSize>5242880</maxFileSize>
<maxFileSize>
パラメータを増やします。<maxFileNum>50</maxFileNum>
<maxFileNum> パラメータを増やします。
hostd
管理エージェントを再起動し、変更を有効にします。 詳細については、「ESXi の管理エージェントの再起動」を参照してください。注: 6.x の場合、 hostd ログ出力はデフォルトで syslog に出力されます。 この場合、詳細設定 Syslog.loggers.hostd.rotate および Syslog.loggers.hostd.size は、/etc/vmware/hostd/config.xml ファイルの設定よりも優先されます。
設定を変更するには、次の手順を実行します。
- vSphere Client を使用して vCenter Server に接続します。
- ESXi ホストをクリックします。
- [構成] > [システム] > [システムの詳細設定] をクリックします。
- [編集] をクリックします。
- キー列に Syslog.loggers.hostd.rotate および Syslog.loggers.hostd.size をフィルタリングします。
- 値列で、設定を調整します。
- [OK] をクリックして保存します。
ESXi 7.0U2 以降:
ESXi 7.0U2 以降では、hostd のログレベル変更方法が変更され、ツール /bin/configstorecli を使用することでアクセスすることができます。詳しくは How to change configuration settings for Hostd service in vSphere ESXi 7.0 Update 2 and later を参照してください。
vpxa
の構成ファイルを開きます。vpxa.cfg
ファイルは /etc/vmware/vpxa
にあります。 <config>
:
<log>
:
<maxFileNum>50</maxFileNum>
<maxFileSize>5242880</maxFileSize>
<level>verbose</level>
</log>
:
</config>
<directory>/var/log/vmware/</directory>
directory>
エントリは、VMFS データストアへのフルパスで更新することもできます。これは、スペースが限られている ESXi ホストで役立ちます。 <directory>/vmfs/volumes/<datastore name>/<log directory></directory>
<level>verbose</level>
<maxFileSize>5242880</maxFileSize>
<maxFileSize>
パラメータを増やします。<maxFileNum>50</maxFileNum>
<maxFileNum> パラメータを増やします。
注: 6.x/7.x の場合、 vpxa ログ出力はデフォルトで syslog に出力されます。 この場合、詳細設定 Syslog.loggers.vpxa.rotate および Syslog.loggers.vpxa.size は、vpxa.cfg ファイルの設定よりも優先されます。
設定を変更するには、次の手順を実行します。
- vSphere Client を使用して vCenter Server に接続します。
- ESXi ホストをクリックします。
- [構成] > [システム] > [システムの詳細設定] をクリックします。
- [編集] をクリックします。
- キー列に Syslog.loggers.vpxa.rotate および Syslog.loggers.vpxa.size をフィルタリングします。
- 値列で、設定を調整します。
- OK をクリックして保存します。
vpxd
ログレベルを上げるには、次の手順を実行します。vCenter Server が起動しない場合は、トリビアログを手動で有効にする必要があります。
<maxFileNum>
パラメータを増やします。<maxFileSize>5242880</maxFileSize>
</maxFileSize>
パラメータを増やします。vpxd.cfg
ファイルのデフォルト値で上書きされます。 永続的なログ レベルの変更を行うには、vpxd.cfg
ファイルを編集する必要があります。
オプション |
説明 |
---|---|
None (ログを無効にする) |
ログの記録をオフにします |
Error (エラーのみ) |
エラーログエントリのみ表示します |
Warning (エラーと警告) |
エラー、警告ログエントリを表示します |
Info (通常のログ) |
情報、エラー、警告ログエントリを表示します |
Verbose (詳細) |
詳細、情報、エラー、警告ログエントリを表示します |
Trivia (最詳細) |
最詳細、詳細、情報、エラー、警告ログエントリを表示します |