このドキュメントはSymantec Data Loss Prevention (DLP) エンドポイントエージェントを削除する方法を紹介しています。
セキュリティの観点から、DLPエージェントは意図的に削除が困難な設計になっています。
エージェントインストールファイルとともに、uninstall_agent.bat / uninstall_agent64.batが提供されています。
このバッチファイルは以下の手順で実行してください。
この手順には、アンインストールパスワードが設定されていないか、無効になっている場合を除き、アンインストールパスワードが必要です。(詳細は下記をご参照ください。)
Msiexecによるアンインストールを実行するには、2つのオプションがあります。
1つ目はGUIDの使用によるアンインストールで、2つ目はオリジナルの*.msiファイルを使用する方法です。
GUIDの使用によるアンインストール
例: 15.8 MP2サイレントアンインストールの場合
msiexec /x {3A3DF992-BD0A-447D-8A9C-515BE9C2F050} /q UNINSTALLPASSWORD=""
以下のコマンドラインの実行により、インストールされているエージェントのGUIDをPowerShellで確認することができます。
get-wmiobject -Query "select * from win32_Product where name like 'AgentInstall%'" | Format-Table IdentifyingNumber
注意: 原因は判明しておりませんが、MSIの場合、元の製品コードを逆にした値がレジストリに格納されることがあります。そのため、元の製品コードの検索に失敗することがあります。
例: 15.5の場合
80F62F21-XXXX-XXXX-XXXX-XXXXXXXXXXXX
Version | Product ID |
16.0 RU1 |
{2D6473D3-BDB1-4339-8324-F899F78DAD25} |
16.0 MP2 |
{710A2256-BF0C-4438-B5CA-66F8ADA4C7DF} |
16.0 MP1 |
{FBC0F48A-A6B6-4A8C-BB7F-7C6CC896E6FD} |
16.0 |
{83C2C6CC-D262-45A4-B7A5-B6E33F0EC237} |
15.8 MP3 |
{E1FC1869-42BF-4F0B-A835-0D131E31D62B} |
15.8 MP2 |
{3A3DF992-BD0A-447D-8A9C-515BE9C2F050} |
15.8 MP1 |
{EA5616A9-C77C-4454-882E-2C04BA971E2E} |
15.8 |
{05549D95-A5AF-4679-8125-6152D960684B} |
15.7 MP3 |
{B1E9FBC1-2E13-4FBB-89F2-BFB95F0E0FE0} |
15.7 MP2 |
{D668E870-0F50-477C-81ED-991D9768055B} |
15.7 MP1 |
{C4796A05-5C7C-470A-B4A9-D92F7994288E} |
15.7 |
{A0E68A60-E65E-4E14-A75B-998FF6B1ACCD} |
15.5 MP2 |
{B943D541-EE21-4D78-987E-AC13C9FE5614} |
15.5 MP1 | {11012518-A235-4178-8041-ACA48E052C60} |
15.5 | {12F26F08-FE80-44EF-91BB-06CD0F5E1B16} |
15.1 MP2 | {3CD80E90-4C66-4DC9-BF1F-AE37C62FA064} |
15.1 MP1 | {099385D0-F0AD-45C9-A0A1-F18CD845F21C} |
15.1 | {554BE59C-56FA-485D-B8C9-7EAC54CB43DD} |
15.0 MP1 | {EA83ED79-E1E7-4C7E-8B92-8DD2B2634FC9} |
15 | {679AB287-7757-4321-A90A-55B6AE200476} |
どのバージョンのエンドポイントエージェントがインストールされているか確認するには、edpa.exeのファイルバージョンプロパティを確認するか、以下のレジストリキーを確認してください。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall
上記レジストリキー内で「値の名前: DisplayName」、「値のデータ: AgentInstall」文字列値を検索します。
Product IDを含むアンインストールコマンドは、このキー配下のUninstallStringにあります。
MSIファイルによるアンインストール
*.msiファイルによるアンインストールは、インストールファイルのローカルコピーがシステムより削除され、GUIDによるアンインストール手順でエラーメッセージ「このインストールパッケージを開けませんでした (This installation package could not be opened)」が発生している場合に有用です。
*.msiを使用してアンインストールを行うには、システムにエージェントをインストールする際に使用したAgentInstallX_X_X.msi (例: AgentInstall64_15_0.msi) をコピーし、以下のコマンドを実行します。
注意: 必ずインストールされているエージェントのバージョンと同じバージョンの*.msiを使用してください。
msiexec /x AgentInstall64_15_0.msi -l*v uninstall.log
アンインストールパスワードを設定している場合、上記の手順ではアンインストールパスワードを入力するよう促されます。
アンインストールパスワードが不明の場合、アンインストールパスワードを無効に設定するか、新しいアンインストールパスワードを設定することができます。
ただし、これらの設定は、DLP 15以降のバージョンでのみ使用することができます。
新しいアンインストールパスワードを設定するには、コンソールで ’システム’ > ‘エージェント’ > ‘エージェントパスワード’ を開きます。
表示された画面で「設定」をクリックし、「新しいアンインストールパスワードを適用する」のチェックボックスにチェックを入れます。
新しいアンインストールパスワードを入力し、次のフィールドにも同じパスワードを再度入力後、「保存」をクリックします。
設定した新しいアンインストールパスワードは、状態に問題がないすべてのエージェントに反映されます。
エージェントが切断されていたり、接続できない場合、以前のアンインストールパスワードが使用されます。
パスワードを無効化するには、’システム’ > ‘エージェント’ > ‘概要’ 画面を開き、パスワードを無効化したいエージェントを選択後、「トラブルシューティング」ボタンをクリックし、「アンインストールパスワードの無効化」を選択します。
ご不明な点などございましたら、‘Contact Support’ よりお問い合わせください。
Mac DLPエージェントは、デフォルトのエージェントインストールの場所 (/Library/Manufacturer/Endpoint Agent)
からアンインストーラーツールを実行して、アンインストールすることができます。
以下のコマンドを実行し、uninstall_agentからアーカイブ属性を削除します。
sudo xattr -r -d com.apple.quarantine uninstall_agent
uninstall_agentツールを使用するには、以下の手順で操作を行ってください。
また、以下のコマンドを実行することで、端末アプリでアンインストールログを確認することができます。
$sudo ./uninstall_agent -prompt=no -log=console
デフォルトで、ログはuninstall_agent.logに保存されます。
アンインストールを実行する替わりに、エージェントを無効化することができます。
これによりサービスが停止され、エージェントマシンはエージェントがインストールされていないマシンとして使用でき、ポリシーも適用されなくなります。
エージェントを無効化するには
この設定によって、マシンが再起動、または、サービスの停止およびサービスの手動設定により永続的にエージェントが停止されるまで、一時的にエージェントを停止することができます。
ドキュメント「DLP Agent installation general overview」も併せてご覧ください。
※ このドキュメントは Uninstall and remove the Symantec DLP Endpoint Agent を元に作成しています。
以下の表の適切な値を、アンインストールコマンドのパラメータ{PRODUCT_ID.EN_US} に指定します。(パラメータには中括弧 { } を含みます)
Version | Product ID |
14.6 MP3 | {40523681-A23A-4B45-B7EB-2BCBCEB0FD9F} |
14.6 MP2 | {BF9489ED-B077-4EA3-9A72-3AE1DC96E6CD} |
14.6 MP1 | {D675A448-C21A-47C9-9F9D-1FF04A02570A} |
14.6 | {09338028-1DB6-4C5E-A5FC-D4F0142BF212} |
14.5 MP1 | {FA2F2911-4C34-46B3-A020-98DE32CA705E} |
14.5 | {3B85F620-7485-4F58-8984-1E2C386C4BAC} |
14.0.2 | {C4D24B06-0D75-4853-B716-A8AD33C7B919} |
14.0.1 | {8CFAB030-FA5E-43B5-AC38-4992D050866E} |
14.0.0 | {D38C2A80-D5BB-5654-DA40-748217D55C12} |
12.5.3 | {96CF9953-B3BF-44AF-A173-4615878CD7BE} |
12.5.2 | {D37485C2-CC03-4EEB-9BFA-E1409AE00A6C} |
12.5.1 | {9967A8CA-E48C-4AE9-99C8-6A48AF57669A} |
12.5 | {B29DE059-FEC4-4304-96BB-50308729BEDE} |
12.0.1 | {1C4B1778-B5E7-4A2F-98D2-F8FBDE968B6C} |
12 | {D39272A1-C04C-4295-8558-79E1991BA4FC} |
11.6.3 | {70365353-32F7-4367-8E71-ABDC966D0488} |
11.6.2 | {E818C222-AC57-46B4-9689-83DFB591D8F4} |
11.6.1 | {9E983F62-FFE9-4A92-AA24-2CA97B353A73} |
11.6 | {8790B246-A2CF-43b1-BDB0-2B4383BB9785} |
11.5.x (11.5.0, 11.5.1) | {2AF3B399-42A5-42bd-A5E0-72B657110363} |
11.1.x (11.1.0, 11.1.1, 11.1.2) | {2AF3B399-42A5-42bd-A5E0-72B657110363} |
11 | {BC705572-C8CD-49e4-9693-BDC8E4D35570} |
10.5.x (10.5.0, 10.5.1, 10.5.2, 10.5.3) | {ADBACBC0-05F4-4610-BBB7-007A543D5B47} |
10 | {BB81F635-3CDB-405A-9AF3-0428D42EA605} |
9.0.3 | {D26F44C8-44BB-47FA-81E8-8F5EDA53E3AA} |
9.0.2 | {1BE4CCA3-9B6C-4943-B03E-19CBFA51A88F} |
9.0 (9.0.1) | {0C9B68A6-63B4-473F-B281-24774FBBFF73} |
8.1 | {69E7464F-6E7E-4607-9C9E-085DA243D807} |