コンテンツリビジョンの世代数に関するベストプラクティス
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コンテンツリビジョンの世代数に関するベストプラクティス

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Article ID: 231921

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Endpoint Protection

Issue/Introduction

Symantec Endpoint Protection Manager (SEPM) の保存するコンテンツリビジョンの世代数に関するベストプラクティスが知りたい。

Resolution

SEPM は、管理クライアントが持っているコンテンツから SEPM が保存している最新版のコンテンツへアップデートするための差分ファイル (delta) を作成するために、以前のバージョンのコンテンツリビジョンを保存している必要があります。この差分ファイルのメリットは、ネットワークを介して送信されるコンテンツの容量が最小限に抑えられる点です。

この差分ファイル作成のために SEPM が保存すべきコンテンツリビジョンの世代数は、以下の点を考慮して決定する必要があります。

  • SEPM と SEP クライアントの通信の頻度
  • SEPM と SEP クライアントで通信できない状態が想定できる期間
  • 想定できるディザスタリカバリのシナリオとその復旧時間 

SEPM が保存するコンテンツリビジョンの世代数は、SEPM がインストールされているコンピュータ上のハードディスク容量と、ネットワーク帯域幅とのバランスに依存します。この設定値は、ネットワーク環境の要件と制限を考慮して設定しなければなりません。

テクニカル情報

最新版のコンテンツ配信に、最良のシナリオでどのくらいの時間がかかるかを計算するには、以下の式を利用してください。

(同時接続数) x (コンテンツサイズ*) ÷ (利用可能な帯域幅 (KBps)) = コンテンツ配信時間 (秒)
* 平均コンテンツサイズ = 200 KB

以下の表は、ネットワーク全体が更新専用であること、つまり、利用可能なすべての帯域幅がコンテンツのダウンロードに消費され、すべてのクライアントが同時にコンテンツをダウンロードすることを想定しています。現実のシナリオはもっと複雑になります。

200 KB を更新した場合のコンテンツ配信時間の例

帯域幅 クライアント数

時間

T1 (1.54Mbps か 192.5 KBps)

5,000

15,000

90 分

4.5 時間

10 Mbps (1250 KBps) 

5,000

15,000

14 分

40 分

100 Mbps (12,500 KBps) 

5,000

15,000

80 秒

4 分

1 Gbps (125,000 KBps) 

5,000

15,000

8 秒

24 秒

注: ネットワーク利用率とプロトコルのオーバーヘッドにより遅延時間に影響が出る可能性があることにご注意ください。

コンテンツのストレージ 

  • [管理] - [サーバー] - [ローカルサイト] - [サイトプロパティを編集] - [LiveUpdate] タブ - [ダウンロードのディスク容量管理] で保存するコンテンツリビジョンの世代数を設定することができます。管理サーバーのディスクスペースの管理 を参照してください。
  • 完全な定義から作成されたすべての差分は SEPM に保持されます。
  • 3 ヶ月以上古いクライアントは、SEPM が 100 MB を超える差分を保存しようとする可能性があります。これらの大きな差分ファイルは、予測できない動作を引き起こしたり、複製などに問題を引き起こしたりする可能性があります。

Additional Information

[英語版] Content revision best practices for Endpoint Protection Manager