Symantec Endpoint Protection Manager (SEPM) の保存するコンテンツリビジョンの世代数に関するベストプラクティスが知りたい。
SEPM は、管理クライアントが持っているコンテンツから SEPM が保存している最新版のコンテンツへアップデートするための差分ファイル (delta) を作成するために、以前のバージョンのコンテンツリビジョンを保存している必要があります。この差分ファイルのメリットは、ネットワークを介して送信されるコンテンツの容量が最小限に抑えられる点です。
この差分ファイル作成のために SEPM が保存すべきコンテンツリビジョンの世代数は、以下の点を考慮して決定する必要があります。
SEPM が保存するコンテンツリビジョンの世代数は、SEPM がインストールされているコンピュータ上のハードディスク容量と、ネットワーク帯域幅とのバランスに依存します。この設定値は、ネットワーク環境の要件と制限を考慮して設定しなければなりません。
最新版のコンテンツ配信に、最良のシナリオでどのくらいの時間がかかるかを計算するには、以下の式を利用してください。
(同時接続数) x (コンテンツサイズ*) ÷ (利用可能な帯域幅 (KBps)) = コンテンツ配信時間 (秒) |
* 平均コンテンツサイズ = 200 KB |
以下の表は、ネットワーク全体が更新専用であること、つまり、利用可能なすべての帯域幅がコンテンツのダウンロードに消費され、すべてのクライアントが同時にコンテンツをダウンロードすることを想定しています。現実のシナリオはもっと複雑になります。
帯域幅 | クライアント数 |
時間 |
T1 (1.54Mbps か 192.5 KBps) |
5,000 15,000 |
90 分 4.5 時間 |
10 Mbps (1250 KBps) |
5,000 15,000 |
14 分 40 分 |
100 Mbps (12,500 KBps) |
5,000 15,000 |
80 秒 4 分 |
1 Gbps (125,000 KBps) |
5,000 15,000 |
8 秒 24 秒 |
注: ネットワーク利用率とプロトコルのオーバーヘッドにより遅延時間に影響が出る可能性があることにご注意ください。