2つの属性の指定の違いを教えてください。
OS:z/OS
FACILITYがACIDにADDされると、そのACIDは特定のFACILITYを使用する権限を与えられたことになります。
MASTFACは、STCまたはBATCHのACIDのみにADDでき、そのACIDに指定のFACILITYを紐づけます。
MASTFACで指定のFACILITYは、そのACIDに対する指定FACILITYの使用権限を与えるものではなく、
他ユーザーが、そのSTCまたはBATCHにログオンする際に必要なFACILITYとして指定されます。
例1:MASTFAC「xyz」を追加したACIDによるFACILITY「xyz」の使用
STC「aaaa」にMASTFAC「xyz」をADDします。
TSS ADD(aaaa) MASTFAC(xyz)
これは、STC「aaaa」がFACILITY「xyz」の使用権限を追加されたのではなく
STC「aaaa」にFACILITY「xyz」が「MASTFAC」として追加されたことになります。
したがって、STC「aaaa」がFACILITY「xyz」を使用する処理を実行すると
FACILITY「xyz」使用権限エラーとなります。
そのため、STC「aaaa」がFACILITY「xyz」を使用する処理実行には
STC「aaaa」にFACILITY「xyz」をADDする必要があります。
TSS ADD(aaaa) FAC(xyz)
例2:MASTFAC「xyz」を追加したSTCへのログオン
STC「aaaa」にMASTFAC「xyz」をADDします。
TSS ADD(aaaa) MASTFAC(xyz)
これによりFACILITY「xyz」を保持しないユーザーのSTC「aaaa」へのログオンはエラーとなります。
TSS7160E FACILITY <xyz> NOT AUTHORIZED FOR YOUR USE
STC「aaaa」にログオンするユーザーはFACILITY「xyz」が必要です。
TSS ADD(user) FAC(xyz)
Old Japanese Knowledge document ID: JTEC003005
CA Top Secretのその他FAQについては、以下のリンクからご確認ください。
CA Top Secret FAQ一覧表