パスワード・ルールとして、新しいパスワードに大文字小文字が混在するパスワードの使用することを検討しています。
どのような手順を実施すればいいですか?
OS:z/OS
CA Top Secretのセキュリティ・ファイルのパスワード構造について、大文字小文字が混在するパスワードをサポートするフォーマットである必要があります。
そして、NEWPW(MC)コントロール・オプションを設定すると、パスワードが大文字小文字が混在する形式で処理します。
大文字小文字が混在するパスワードのサポートを有効化にするには、以下の手順となります。
以下のTSS MODI STATUS(BASE)コマンド結果より、
・NEW_PASSWORD(Active)と表示していれば、大文字小文字が混在するパスワードをサポートするフォーマットなので、次の手順2.はスキップしてください。
・NEW_PASSWORD(Inactive)と表示していれば、次の手順2.に進んで、大文字小文字が混在をサポートするパスワード構造のセキュリティ・ファイルを作成します。
TSS9661I CA Top Secret FEATURES Status
MAX_ACID_SIZE(0256K)
RDT2BYTE(Active)
NEW_PASSWORD(Active)
VSAM_DIGICERT(Active)
AES_ENCRYPTION(Inactive)
LARGE_VSAM_RECORD(Inactive)
EXPAND_COUNTER(Inactive)
基本的に、CA Top Secret 15.0以降のTSSMAINTユーティリティを使用して初期化されたセキュリティ・ファイルは、デフォルトでは大文字小文字が混在をサポートするNEWPWBLOCK形式で定義されます。
ここでの作業は、CA Top Secret 15.0より以前に作成されたセキュリティ・ファイル(非NEWPWBLOCK形式)が対象となります。CA Top Secret 15.0以降のライブラリを使用して、つぎの作業をしてください。
1) TSSMAINTユーティリティにより、セキュリティ・ファイルを初期化(NEWPWBLOCK形式)
2) TSSXTENDユーティリティにより、非NEWPWBLOCK形式のセキュリティ・ファイルからNEWPWBLOCK形式のセキュリティ・ファイルへコピー
TSSPARMパラメータ・ファイルにNEWPW(MC)コントロール・オプションを設定することで、大文字小文字が混在するパスワードのサポートを有効化にします。
なお、NEWPW(MC)コントロール・オプション設定後にユーザがパスワード変更するまでは、パスワード・チェックにおいて大文字と小文字の区別はされず、小文字のパスワード入力は大文字として扱われます。
Old Japanese Knowledge document ID: JTEC002943
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