CACHEは、CA Top Secretのアドレス・スペースの拡張域に展開されます。
CACHEを使うことで、一度利用されたレコード情報をストレージ上に展開して再利用することができます。これにより、セキュリティ・ファイルへのI/Oを減らし、CA Top Secret及びシステムのパフォーマンスを向上させることができます。
TSSFARユーティリティにおいてSFSTATSパラメータを指定すると、以下の出力例よりCACHEサイズの推奨値を確認できます。
もし、z/OSの制約により要求されたCACHEサイズが、推奨値のCACHEサイズで満たされない場合は、CA Top Secretのリージョン・サイズを増やすことを推奨します。
○ TSSFARユーティリティの出力例
Version of the secfile - 5.2
TSS version when secfile was created - 16.0
Recommended TSS cache size: 139K
CACHEの使用状況については、TSS MODI CACHE(STATUS) コマンドにより確認できます。
表示項目の詳細も含め、CACHEコントロール・オプションの詳細については、”CACHE—Reserve Memory”を参照してください。
TSSFARユーティリティの実行JCLのサンプル
//job
//FAR EXEC PGM=TSSFAR,REGION=0M
//SECFILE DD DSN=top.secret.backup,DISP=SHR
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//INPUT DD *
KEY=C1C1C1C1C1C1C1C1 ← セキュリティ・ファイルの暗号キー
SFSTATS
/*
Old Japanese Knowledge document ID: JTEC002827
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