◆ 概要説明
ツールセットの入力フィールドの編集パターンには、フィールド⻑より⻑い編集パターンを設定できます。
実行時に有効なのはフィールド⻑の⻑さ分に相当するまでの文字ですが、それ以上の文字を入力した場合は表示上残ってしまいます。
(例)
⻑さ20 (XXXXXXXXXXXXXXXXXXXX) の編集パターンを、⻑さ9のテキスト領域属性に対して指定します。9文字だけがウィンド設計内に見られることに注目してください。
1. ランタイム時に、データ「12345678901234567890」を入力してください。
2. 入力フィールドからフォーカスを移動させてください。
3. 入力フィールドへ返り、文字をすべて削除します。
4. フォーカスが入力フィールドから移動する場合、ビュー⻑さの後の文字だけ"01234567890"ウィンドウ上で目に見えます。
5. データをトレースする事で、最初の9文字だけ(「123456789」)がビューにあることが分かります。
9文字以上の⻑い値が一度入力されると、フォーカスを移動し、再度そのフィールドにフォーカスを戻して正しい9文字以下の⻑さを入力しても、フォーカスを再度移動すると、その9文字以上の余分な値は表示され続けてしまう、という事象が見られます。
ツールセットの入力フィールドの編集パターンには、フィールド⻑より⻑い編集パターンを設定できます。しかしテキスト編集パターンに含めることができる編集パターン文字としてのXの文字数は、フィールド⻑と同じ数だけです。表示を変更するために、編集パターン文字以外の他の文字を追加してもよいですが、Xの文字数はフィールド⻑と同じ数までです。ツールセットではナビゲーション図で編集パターンとして実際に使用される有効な編集パターンが表示されます。
一貫性検査でのエラーや警告はありませんので、⻑い編集パターンが原因だということに気が付きにくいかもしれません。上記事象について一貫性検査で警告を出せるかどうか今後のリリースで検討します。
Release: r8.0
Component: CA Gen Workstation Toolset
◆ 解決策
入力フィールドの特性にある編集パターンを、フィールド⻑と同じ数のXの文字数以内に変更します。
この情報は米国 CA, Inc. より提供されている Solution Documentをもとに作成したものです。原文の詳細につきましてはRI50295をご覧ください。
Document ID: RI50295
Title: EDIT PATTERN LONGER THAN FIELD DISPLAYS INCORRECTLY @RUNTIME
Old Japanese Knowledge document ID: JTEC001803
CA Genのその他のFAQについては、
CA Gen FAQ一覧表