vSphere Client で "新しいホスト TPM の承認キーが DB に保管されているものと一致しません" というメッセージが表示される
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vSphere Client で "新しいホスト TPM の承認キーが DB に保管されているものと一致しません" というメッセージが表示される

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Article ID: 390283

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Products

VMware vCenter Server VMware vCenter Server 7.0 VMware vCenter Server 8.0

Issue/Introduction

免責事項: これは英文の記事「In the vSphere Client, the message "The new host TPM endorsement key doesn't match the one stored in the DB" appears.」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。


TPM が搭載されたシステムボードを変更すると、vSphere Client 内で次のメッセージが表示されることがあります:
新しいホスト TPM の承認キーが DB に保管されているものと一致しません

Environment

VMware vCenter Server 7.0.x
VMware vCenter Server 8.0.x

Cause

このメッセージは新しい TPM から生成されたキーの値と vCenter Server の VCDB の VPX_HOST テーブルに格納されているキーの値が一致しないために表示されます。

Resolution

メッセージを表示しないようにするには、VPX_HOST テーブルのキーの値(endorsement_key, attestation_identity_key)を空にし、その後に該当ホストの切断/再接続を行います。

  1. vCenter Server のオフラインスナップショットを取得します。
  2. 影響を受けるホストをメンテナンスモードにします。
  3. root ユーザーで vCenter Server に SSH でアクセスします。
  4. vpxd サービスを停止します。
    service-control --stop vmware-vpxd
    注 : このコマンドを実行するには、bashシェルプロンプトが必要です。- Enable and Access the Bash Shell from the Appliance Shell

  5. VPX_HOST テーブルのバックアップを取得します。
    /opt/vmware/vpostgres/current/bin/pg_dump -U postgres -t VPX_HOST VCDB > /var/core/VPX_HOST.sql
  6. 以下の2つのオプションから、影響を受けるホストの ID を特定します。
    1. 下記のコマンドを実行します:
      /opt/vmware/vpostgres/current/bin/psql -U postgres -d VCDB -h localhost -c "select ID,DNS_NAME,endorsement_key,attestation_identity_key from VPX_HOST;"
      注 : 上記のコマンドは、vCenter Server に接続されているすべてのホストの "endorsement_key, attestation_identity_key "を表示します。

    2. 特定のホスト ID の詳細を取得するには以下のコマンドを実行します。
      /opt/vmware/vpostgres/current/bin/psql -U postgres -d VCDB -h localhost -c "select id,dns_name,endorsement_key,attestation_identity_key from VPX_HOST WHERE dns_name = '影響を受けるホストの FQDN';"

      上記のコマンドの '影響を受けるホストの FQDN' を影響を受けるホストの FQDN に置き換えてください。

      :ホスト ID はブラウザからも識別/確認することができます。

      • vCenter Server にログインし、影響を受けるホストを選択して、ブラウザの URL でホスト ID を検索します。
        注 : URL から表示された値を選択し、コロン以降の数値のみを選択します。
        "HostSystem:host-6074320:"


  7. キーの値をクリアします。
    /opt/vmware/vpostgres/current/bin/psql -U postgres -d VCDB -h localhost -c "update VPX_HOST set endorsement_key='', attestation_identity_key='' where id = <手順6で確認した Host ID>;"

    注:出力は以下のようになります。
    UPDATE 1

  8. 影響を受けるホストのキーの値がクリアされていることを確認します。
    /opt/vmware/vpostgres/current/bin/psql -U postgres -d VCDB -h localhost -c "select ID,DNS_NAME,endorsement_key,attestation_identity_key from VPX_HOST;"
  9. vpxd サービスを起動します。
    service-control --start vmware-vpxd
  10. vSphere Client 内で影響を受けるホストを切断し、再接続します。

  11. 新しいキーの値が、影響を受けるホストのカラムに格納されていることを確認します。
    /opt/vmware/vpostgres/current/bin/psql -U postgres -d VCDB -h localhost -c "select ID,DNS_NAME,endorsement_key,attestation_identity_key from VPX_HOST;"
  12. ホストをメンテナンスモードから終了します。
  13. 問題が解決したことを確認したら、vCenter Server 仮想マシンのスナップショットを削除します。

 

Workaround

事象に該当している場合、以下の操作により対応が可能です。
注: 影響を受けるホストが vSAN クラスタの一部である場合、VVOL ストレージがある場合、または分散スイッチ(VDS)がある場合は、回避策を実行しないでください

  1. vCenter Server の vSphere Client 内で影響を受けるホストをメンテナンス モードにします。
  2. 影響を受けるホストを vCenter Server のインベントリから削除します。
  3. 影響を受けるホストを再追加します。
  4. ホストをメンテナンス モードから終了します。

もし インベントリから削除のオプションがグレーアウトしている場合は、次の KB を参照下さい。Remove from Inventory" option grayed out for ESXi host

 

Additional Information