vCenter Server を 8.0 Update 3bにアップグレードした後、vSphere Client が応答しなくなる
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Article ID: 380696
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Products
VMware vCenter Server 8.0
Issue/Introduction
Symptoms:
免責事項: これは英文の記事 「vSphere Client becomes unresponsive after upgrading the vCenter Server 8.0 Update 3b (377734)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。
この問題は vSphere Client へのログイン後、操作が無い状態が 1-2時間続いた後に発生する可能性があります。
- vCenter Server を 8.0U3b に (8.0.3.00200) にアップグレードした後、vSphere Client へのアクセスが出来ない
- vSphere Client 上部のロードアイコンは読み込み中のまま画面が遷移しない
- インベントリを参照すると、「このオブジェクトを表示する権限がないか、オブジェクトが削除されています。」 とエラーが表示される
- vSphere Client にログインしようとすると、ログイン ボタンがグレーアウトし、クリックできなくなる
- vSphere Client にログインしようとすると 「 ID プロバイダーの取得中にエラーが発生しました」と表示されログインできない
Environment
vCenter Server 8.0.3.00200 (8.0U3b /ビルド番号 24262322) で発生します。
Cause
この問題は、vCenter Server 8.0u3c において変更された Tomcat 内の RECYCLE_FACADES の動作が原因です。
Resolution
問題の解決には vCenter Server 8.0u3c 以降へバージョンアップしてください。- リリースノートはこちらからご確認ください。
また、問題を回避するには以下の手順に従って RECYCLE_FACADES を無効にします。
- 該当の vCenter に ssh でログインし、Bash Shell へアクセス
<注> "Command>" と表示されている場合には、"shell" と入力することで Bash Shell へアクセスすることが出来ます。
- catalina.properties ファイルのバックアップを作成します。
cp /usr/lib/vmware-vsphere-ui/server/conf/catalina.properties /root/catalina.properties.bak
- 次のコマンドを実行して、元の catalina.properties ファイルの末尾に追記して、RECYCLE_FACADES を無効にします。
echo "org.apache.catalina.connector.RECYCLE_FACADES=false" >> /usr/lib/vmware-vsphere-ui/server/conf/catalina.properties
- 以下のコマンドを実行して vSphere-ui サービスを再起動します。
service-control --restart vsphere-ui
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