GSS: Linux 版ブートディスクでイメージの取得/復元を行う方法について
book
Article ID: 373595
calendar_today
Updated On:
Products
Ghost Solution Suite
Issue/Introduction
Ghost Solution Suite で Standard Tool の Boot Disk Creator で Linux 対応のブートディスクを作成して起動すると Windows 版のようにGUIが起動されない。
取得/復元はどのように行うのか?
Environment
Ghost Solution Suite: サポートされる全バージョン
Resolution
Linux 版のブートディスクではGUIが無いため、CUIでイメージの取得/復元の実行を行います。
また、イメージの保存先については 外部 USB HDD などが正しく認識できない可能性があるため、Windows 共有 または、 GhostCast Server を利用します。
まず、イメージの保存先に Windows 共有を利用する方法について案内させていただきます。
事前設定:Windows 側で保存用共有フォルダを設定します。
- 事前に保存先となるWindowsマシン上に下記例の要領で共有フォルダの設定を実施ください。
(Windowsからの共有の設定ができ、Linuxからアクセス可能であればその他の方法でも構いません。
共有設定の詳細についてはWindowsサポート等にお問い合わせください。)
- [Windowsのスタート] -> [コントロールパネル] -> [管理ツール] -> [コンピュータの管理] をクリックします。
左ペインで、[システムツール] -> [共有フォルダ] -> [共有] をクリックします。
左ペインで、[共有] を右クリック -> [新しい共有] をクリックします。
- メニューに従い、イメージの保存先となるドライブ上に新しい共有フォルダを作成します。
アクセス権等は適宜設定してください。
例)共有フォルダ名は GhostImage として作成します。
-
- 取得元のPCをブートディスクで起動します。
- Windowsの共有フォルダをマウントします。
IPアドレスが192.168.1.100のPCに、ユーザー名administrator、パスワードpasswordで
書き込み権限がある共有フォルダGhostImageを/mnt にマウントする例
# mount -t cifs //192.168.1.100/GhostImage /mnt -o username=administrator,password=password
- イメージ取得処理のコマンドを実行します。
<実行例> イメージファイル名を image.gho とする場合
# cd /opt/Symantec/Deployment/Ghost
# ./ghost -clone,mode=create,src=1,dst=/mnt/image.gho -sure -blind
イメージの取得処理が実行されます。
-
- 復元先のPCをブートディスクで起動します。
- Windowsの共有フォルダをマウントします。
IPアドレスが192.168.1.100のPCに、ユーザー名administrator、パスワードpasswordで
書き込み権限がある共有フォルダGhostImageを/mnt にマウントする例
# mount -t cifs //192.168.1.100/GhostImage /mnt -o username=administrator,password=password
- イメージ復元処理のコマンドを実行します。
# cd /opt/Symantec/Deployment/Ghost
# ./ghost -clone,mode=restore,src=/mnt/image.gho,DST=1 -sure -blind
イメージの復元処理が実行されます。
次にGhostCast Serverを利用する方法について案内させていただきます。
-
- GhostCast Serverでセッション名の入力等、受け入れの準備をします。
また、Disk No.にイメージ取得先のドライブ番号を指定します。
- クライアント側のPCをブートディスクで起動し、Ghostを実行します。
[実行例]
# cd /opt/Symantec/Deployment/Ghost
# ./ghost -ja=ss -jm=u -jaddr=192.168.5.200 -sure -z2 -blind
-> -ja にはセッション名を指定します。
-> -jaddrには、GhostCastServerのIPアドレスを指定します。
-
- GhostCast Serverでセッション名の入力等、受け入れの準備をします。
また、Disk No.にイメージ復元先のドライブ番号を指定します。
- クライアント側のPCをブートディスクで起動し、Ghostを実行します。
[実行例]
# cd /opt/Symantec/Deployment/Ghost
# ./ghost -ja=ss -jm=u -jaddr=192.168.5.200 -sure -blind
GhostCast Serverで、"send"をクリックします。
これらはあくまでコマンド例なので、必要に応じてオプション等は適宜設定してください。
Feedback
thumb_up
Yes
thumb_down
No