cmsso コマンドを使用して外部 PSC と vCenter もしくは PSC 組み込みの vCenter を Single Sign-On から登録解除
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cmsso コマンドを使用して外部 PSC と vCenter もしくは PSC 組み込みの vCenter を Single Sign-On から登録解除

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Article ID: 323250

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VMware vCenter Server

Issue/Introduction

免責事項:これは英文の記事「Using the cmsso command to unregister vCenter with External PSC or vCenter with Embedded PSC from Single Sign-On (2106736)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

外部 PSC または組み込み PSC/vCenter が不要になった場合、またはアプライアンスが応答しなくなった場合は、vSphere ドメインおよびインベントリからアプライアンスを廃止して削除することができます。

重要な注意事項
  • vCenter 6.7 U1 より前:vSphere ドメインから PSC または vCenter Serverを削除するプロセスは、元に戻すことができません。ドメインからアプライアンスを削除すると、それを同じドメインに再参加させることができません。ドメインに再参加させるためには、vCenter Server または Platform Services Controller システムの再インストールまたは再デプロイを実行する必要があります。
    • 本 KB に記載されている手順は、 ELM の PSC/vCenter をお互いに分離するために使用されるべきではありません。この KB の目的は、SSO ドメインから残っている古い PSC/vCenter エントリを削除するプロセスを説明することです。
  • vCenter 6.7 U1 以降:以下のシナリオでクロス ドメイン 再ポイント機能が使用できますが、これに限定されません:
    • vCenter を他の vSphere ドメインの他の外部 PSC に再ポイントする
    • 組み込み PSC/vCenter を異なる既存 vSphere ドメインの他の組み込み PSC/vCenter に再ポイントする
    • 組み込み PSC/vCenter を(移行した PSC/vCenter が最初のインスタンスになる)新たに作成したドメインに移行する。組み込みのノードの新しいドメインへの再ポイントを参照してください。
  • cmsso-util unregister コマンドは、 外部 Platform Services Controller (PSC) 、または Platform Services Controller 組み込みの vCenter Server (組み込みのノード) でのみ使用することが可能です
  • この記事は、以下のドキュメントで述べられている、外部 PSC での Windows 版 vCenter Server のアップグレード失敗時のロールバックシナリオで使用できます。https://docs.vmware.com/en/VMware-vSphere/6.5/com.vmware.vsphere.upgrade.doc/GUID-23D2FB9E-A3A8-413E-A234-0B0DB77A1CF3.html  この場合、失敗したインスタンスは、既存データベースを使用した再インストール前に廃止する必要があります。
  • cmsso-util unregister コマンドで --passwd オプションを省略すると、実行時に SSO 管理者認証情報の入力を求められます。


Environment

VMware vCenter Server 6.7.x
VMware vCenter Server 8.0.x
VMware vCenter Server 7.0.x
VMware vCenter Server Appliance 6.5.x
VMware vCenter Server Appliance 6.7.x
VMware vCenter Server 6.5.x

Resolution

vSphere インベントリとドメインからアプライアンスを廃止するには、下記の資料をご参照ください。

  • 外部 Platform Services Controller (PSC) の廃止
  • 組み込み PSC/vCenter および/もしくは(外部 PSC をポイントする)vCenter の廃止
注:作業を進める前に、この操作の直前に SSO ドメイン内のすべての PSC と VC のオフラインスナップショットおよび/またはバックアップが取得されていることを確認してください。

必須条件:下記のコマンドを実行して vCenter Server が現在ポイントしている PSC を特定し記録します。PSC 組み込みの vCenter の場合は、出力は自身がポイントされていることを示します:
  • VCSA:

#/usr/lib/vmware-vmafd/bin/vmafd-cli get-ls-location --server-name localhost

  • Windows VC:

C:\Program Files\VMware\vCenter Server\vmafdd\vmafd-cli get-ls-location --server-name localhost


外部 Platform Services Controller を廃止するには

  1. 必要なくなった Platform Services Controller をパワーオフします。
  2. 廃止しようとしている外部 PSC に登録したすべての vCenter Server およびすべての vCenter Server インスタンスが、ドメイン内の別の PSC をポイントするように手動で変更します。vCenter Server アプライアンスおよびすべての vCenter Server インスタンスが別の Platform Services Controller をポイントするように変更する方法については、「vSphere Installation and Setup Guide」を参照してください。


外部 PSC アプライアンス:

  1. 同一 SSO ドメイン内のいずれかの外部 PSC アプライアンスもしくは組み込み PSC/vCenter に SSH で root としてログインします。
  2. Bash シェルを有効にするには、shell.set --enabled true コマンドを実行します。
  3. shell コマンドを実行して Bash シェルを起動し、ログインします。
  4. cmsso-util unregister コマンドを実行して、停止した Platform Services Controller を登録解除します。
    cmsso-util unregister --node-pnid External_Platform_Services_Controller_System_Name --username administrator@your_domain_name --passwd 'vCenter_Single_Sign_On_password'
    External_Platform_Services_Controller_System_Name は、廃止する PSC の FQDN または IP アドレスです。同期によってその他すべての PSC レプリケーション パートナーからエントリが削除されるため、このコマンドは 1 つの PSC レプリケーション パートナーでのみ実行する必要があります。'vCenter_Single_Sign_On_password' を引用符で囲んで入力します。
    注:cmsso-util unregister コマンドの実行にはダウンタイムがあります。コマンドを実行したノードのサービスを再起動します。
  5. 必要なくなった PSC アプライアンスを vSphere インベントリから削除します。

Windows PSC:
  1. 同一 SSO ドメイン内の他の外部 Windows PSC もしくは組み込み PSC/vCenter の1つで、[スタート] > [ファイル名を指定して実行] をクリックし、cmd と入力して [OK] をクリックします。コマンド プロンプト ウィンドウが開きます。
  2. C:\Program Files\VMware\vCenter Server\bin\ に移動します。
  3. cmsso-util unregister コマンドを実行して、停止した外部 PSC を登録解除します。

    cmsso-util unregister --node-pnid External_Platform_Services_Controller_System_Name --username administrator@your_domain_name --passwd 'vCenter_Single_Sign_On_password'

    External_Platform_Services_Controller_System_Name は、廃止する PSC の FQDN または IP アドレスです。同期によってその他すべての PSC レプリケーション パートナーからエントリが削除されるため、このコマンドは 1 つの PSC レプリケーション パートナーでのみ実行する必要があります。vCenter_Single_Sign_On_password を引用符で囲んで入力します。
    注:cmsso-util unregister コマンドの実行にはダウンタイムがあります。コマンドを実行した vCenter Server や PSC でサービスの再起動します。
  4. 必要なくなった PSC アプライアンスを vSphere インベントリから削除します。



組み込み PSC/vCenter および/もしくは(外部 PSC をポイントする)vCenter を廃止するには


vCenter Server アプライアンス:
  1. 廃止しようとしている vCenter Server アプライアンスをパワーオフします。
  2. 同一 SSO ドメイン内のいずれかの外部 PSC アプライアンスもしくは組み込み PSC/vCenter に SSH で root としてログインします。
  3. Bash シェルを有効にするには、shell.set --enabled true コマンドを実行します。
  4. shell コマンドを実行して Bash シェルを起動し、ログインします。
  5. cmsso-util unregister コマンドを実行して、vCenter Server Appliance を登録解除します。
    cmsso-util unregister --node-pnid vCenterServer_System_Name --username administrator@your_domain_name --passwd 'vCenter_Single_Sign_On_password'
    vCenter_Server_Appliance_System_Name は廃止する vCenter Server アプライアンスの FQDN または IP アドレスです。vCenter_Single_Sign_On_password を引用符で囲んで入力します。
    注:cmsso-util unregister コマンドの実行にはダウンタイムがあります。コマンドを実行した ノードでサービスを再起動します。
  6. 必要なくなった vCenter Server アプライアンスを vSphere インベントリから削除します。

Windows vCenter Server:
 
  1. 廃止しようとしている vCenter Server をパワーオフします。
  2. 同一 SSO ドメイン内の外部 PSC もしくは組み込み PSC/vCenter Server の1つで、[スタート] > [ファイル名を指定して実行] をクリックし、cmd と入力して [OK] をクリックします。コマンド プロンプト ウィンドウが開きます。
  3. 次に移動します。 C:\Program Files\VMware\vCenter Server\bin\.
  4. cmsso-util unregister コマンドを実行して、vCenter Server を登録解除します。
    cmsso-util unregister --node-pnid vCenter_Server_System_Name --username administrator@your_domain_name --passwd 'vCenter_Single_Sign_On_password'
    vCenter_Server_System_Name は、廃止する vCenter Server の FQDN または IP アドレスです。vCenter_Single_Sign_On_password を引用符で囲んで入力します。
    注:cmsso-util unregister コマンドの実行にはダウンタイムがあります。コマンドを実行した vCenter Server や PSC でサービスの再起動します。

追加情報:
VMware Skyline Health Diagnostics for vSphere - FAQ

Additional Information

注: コマンドが "Failed!!!" エラーで即座に失敗した時は、 --passwd を指定せずに cmsso-util コマンドを再実行してください。 SSO 管理者ユーザのパスワードの入力を求められます。

注:(バージョン 6.5 以降) SSO ドメイン内の vCenter と PSC のリストを取得するには、PSC または PSC 組み込みの vCenter から以下のコマンドを実行します:
/usr/lib/vmware-vmafd/bin/dir-cli nodes list

このリストは、SSO ドメイン内の各マシンがどのタイプのノードであるかも示します。Management ノードとは、外部 PSC を持つ vCenter を指します。PSC ノードは、PSC マシンまたは PSC 組み込みの vCenter を指します。

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