使用するデータベースに応じたスクリプトを使用して、タスク、イベント、統計レコードの履歴データを減らします。
重要 : この記事の右パネルにある [Attachments] から、サポートされるデータベース用のスクリプトをダウンロードできます。 vCenter Server Applianceの場合は、WinSCPまたは同様のツールを使用してファイルを転送できます。 (WinSCPファイル転送を有効にするには:WinSCPを使用してvCenter Server Applianceにファイルをアップロードする際のエラーを参照してください)
これらのスクリプトは vCenter 5.x、6.x、7.xおよび8.xのデータベースで機能します。
履歴データを減らすプロセス:
データを減らすには、次の手順を実行します。
- vCenter Server サービスを停止します。
- vCenter Server データベースをバックアップします。
- データベースに対しスクリプトを実行します。
vCenter Server サービスを停止する
- vCenter Server を Windows マシンにインストールした場合 :
詳細については、下記を参照してください。
- vCenter Serverサービスの停止、起動または再起動する方法
- vCenter Server 6.x のサービスを停止、開始、再起動する方法
- vCenter Server Appliance を展開した場合 :
詳細については、下記を参照してください。
- vCenter Server Appliance サービスの停止、起動または再起動方法
- VMware vCenter Server Appliance 6.x のサービスの停止、開始、再起動
vCenter Server データベースをバックアップします。
- MS SQL および Oracle データベースの場合、データベース ベンダーのドキュメントを参照してください。
- 組み込みの PostgreSQL データベースのバックアップについては、vCenter Server Appliance/vCenter Server 6.0 vPostgres データベースのバックアップとリストア を参照してください。
スクリプトのパラメータについてスクリプトには、3 つのおもなパラメータが含まれます。
- TaskMaxAgeInDays
- EventMaxAgeInDays
- StatMaxAgeInDays
すべてのパラメータで使用可能な値は、次のとおりです。
• -1 =データを削除しません。 例 TaskMaxAgeInDays = -1は、タスクレコードが削除されないことを意味します。
• 0 =すべてのデータを削除します。 例 TaskMaxAgeInDays = 0、すべてのタスクレコードを削除します。
• > 1 =入力した番号より古いデータを削除します。 例 TaskMaxAgeInDays = 10は、過去10日以内に収集されたタスクレコードを残し、それ以前に収集されたすべてのレコードを削除します。
データベースに対するスクリプトの実行
- vPostgres for Windows
- vPostgres for vCenter Appliance
- For Microsoft SQL Server
- For Oracle
vPostgres for Windows a. vCenter Server が実行されているマシンにログインします。
b. このナレッジ ベースの記事に添付されている
2110031_Postgres_task_event_stat スクリプトをダウンロードします。
注:vCenter 6.5以降の場合は、2110031_Postgres_task_event_stat_new.sqlをダウンロードしてください。
c. psql を使用してスクリプトを実行し、入力を求められた場合は vCenter Server ユーザー パスワードを入力します。
C:\Program Files\VMware\vCenter Server\vPostgres\bin\psql -U
<vCenter Server database user> -v TaskMaxAgeInDays=
<days to keep> -v EventMaxAgeInDays=
<days to keep> -v StatMaxAgeInDays=
<days to keep> -d database-name <DATABASE> -t -q -f download-path\2110031_PostgreSQL_task_event_stat.sql
6.5以降の場合:
C:\Program Files\VMware\vCenter Server\vPostgres\bin\psql -U
<vCenter Server database user> -v TaskMaxAgeInDays=
<days to keep> -v EventMaxAgeInDays=
<days to keep> -v StatMaxAgeInDays=
<days to keep> -d database-name <DATABASE></DATABASE>-t -q -f download-path\2110031_PostgreSQL_task_event_stat_new.sql
Note: データベース パスワードを見つけるには、%VMWARE_CFG_DIR%\vmware-vpx\ フォルダ配下の vcdb.properties ファイルをテキスト エディタで開きます。vcdb.properties ファイルの中で、vCenter Server データベース ユーザーのパスワードを見つけて書き留めます。
vPostgres for vCenter Appliance
- 次のコマンドを実行します。
/opt/vmware/vpostgres/current/bin/psql -U postgres -v TaskMaxAgeInDays=
<days to keep> -v EventMaxAgeInDays=
<days to keep> -v StatMaxAgeInDays=
<days to keep> -d VCDB -t -q -f
<download-path>/2110031_Postgres_task_event_stat.sqlvCenter Server Appliance 6.5および6.7:
/opt/vmware/vpostgres/current/bin/psql -U postgres -v TaskMaxAgeInDays=
<days to keep> -v EventMaxAgeInDays=
<days to keep> -v StatMaxAgeInDays=
<days to keep> -d VCDB -t -q -f
<download-path>/2110031_Postgres_task_event_stat_new.sql vCenter Server 7.0以降:
/opt/vmware/vpostgres/current/bin/psql -U postgres -v TaskMaxAgeInDays=
<days to keep> -v EventMaxAgeInDays=
<days to keep> -v StatMaxAgeInDays=
<days to keep> -d VCDB -t -q -f
<download-path>/2110031_Postgres_task_event_stat_reset_event_sequence.sql注意: スクリプト1の実行後、イベントIDシーケンスはリセットされます。新しいイベントのIDは1から始まります。
Microsoft SQL Server
- Microsoft SQL Server マシンに管理者としてログインします。
- このナレッジ ベースの記事に添付されている 2110031_MS_SQL_task_event_stat スクリプトをダウンロードし保存します。
- コマンド プロンプトを開き、次のコマンドを実行します。
sqlcmd -S
<IP address or FQDN of the database machine>\
<instance_name> -U
<vCenter Server database user> -P
<password> -d
<database name> -v TaskMaxAgeInDays=
<days to keep> -v EventMaxAgeInDays=
<days to keep> -v StatMaxAgeInDays=
<days to keep> -i
<download-path>\2110031_MS_SQL_task_event_stat.sql
Oracle a. Oracle マシンにログインします。
b. このナレッジ ベース記事に添付されている
2110031_Oracle_task_event_task.sql スクリプトをダウンロードし、保存します。
c. vCenter Server データベース ユーザー名とパスワードで sqlplus にログインします。
sqlplus
<vCenter Server database user>/
<password> d. スクリプトを実行します。
@ <PATH></PATH>/2110031_Oracle_task_event_stat
<days to keep tasks> <days to keep events> <days to keep stats>
注:タスク、イベント、および統計日の順序は、スクリプトを正しく実行するために重要です。