VMwareは, サードパーティベンダーによって開発された非同期ドライバを認定しています. これらは, vSphere Installation Bundle (VIB) と呼ばれる ESXi ソフトウェアパッケージでリリースされます.
VMware によって署名された非同期ドライバのダウンロード
- Broadcom Compatibility Guide > IO Devices セクションに移動します.
- フィルタを適用してアップグレードする IO デバイスを探し, デバイスページを開きます. 詳細に関しては Determining Network/Storage firmware and driver version in ESXi を参照してください.
- 利用している ESXi のバージョンがリストにあるか確認してください. 可能な限り, 最新の認定ドライバをインストールすることをお勧めします.
- Broadcom サポートポータルで必要な IO デバイスドライバを検索し, ダウンロードします。 探し方の手順については Finding IO Drivers in the Broadcom Support Portal を参照してください。
非同期ドライバをインストールする
次のいずれかの方法を使用します:
Note: 特定の非同期ドライバーリリースのインストールの詳細については、非同期ドライバリリースの zip ファイル内の /doc/README.txt ファイルを参照してください。
esxcli とオフラインバンドルを使用して ESXi に非同期ドライバーをインストールする
- 非同期ドライバーの zip ファイルを展開します。
- オフラインバンドル .zip ファイルを特定します。
- root などの管理者権限で vSphere Client を使用して ESXi ホストにログインします。
- データストアブラウザなどを使用して, offline-bundle.zip ファイルを ESXi ホストのデータストアにアップロードします。
- ホストをメンテナンスモードにします。
- SSH または iLO / iDRAC を使用して, ESXi コンソールルートとしてログインします。
- 次のコマンドを実行し, オフラインバンドルを使用してドライバーをインストールします:
esxcli software vib install -d /path/offline-bundle.zip
Note. このコマンドは絶対パスが必要です. 例: esxcli software vib install -d /vmfs/volumes/datastore_name/offline-bundle.zip. このコマンドが失敗した場合は、ファイルを解凍して同じコマンドを実行してください。hostdが応答しない場合 esxcli の代わりに localcli をお使いください. 例:
localcli software vib install -d /vmfs/volumes/datastore_name/offline-bundle.zip
- ESXi ホストを再起動します。
- VIB が正常にインストールされているかどうかを確認するには, 次のコマンドを実行します:
esxcli network nic get -n vmnicX
Note: vmnicXを、新しいドライバーを使用する必要がある vmnic# に置き換えます。 新しいドライバーがリストにない場合は、ドライバーを有効または無効にするために追加のコマンドを実行する必要がある場合があります。 詳細については、「Enabling and Disabling Native Drivers in ESXi.」を参照してください。
- メンテナンスモードを終了します。
非同期ドライバーVIBファイルを使用した非同期ドライバーのインストール
- 非同期ドライバーの zip ファイルの内容を展開します。
- offline-bundle.zip ファイルを特定します。
- offline-bundle.zipファイルの内容を展開します。
- async-driver.vib ファイルを特定します。
- rootなどの管理者権限で vSphere Client を使用してESXiホストにログインします。
- データストアブラウザを使用して、async-driver.vib ファイルを ESXi ホストのデータストアにアップロードします。
- ホストをメンテナンスモードにします。
- SSHまたは iLO / DRAC を介してESXiコンソールにrootとしてログインします。
- 次のコマンドを実行して、VIBファイルからドライバーをインストールします:
esxcli software vib install –v /path/async-driver.vib
Note:このコマンドには絶対パスが必要です。 例:esxcli software vib install –v /vmfs/volumes/datastore/async-driver.vib 。 hostdが応答しない場合は、esxcli の代わりに localcli を使用してください。 例:localcli software vib install –v /vmfs/volumes/datastore/async-driver.vib 。
- ESXi を再起動します。
- VIB のインストールが成功したことを確認するために、次のコマンドを実行します:
esxcli network nic get -n vmnicX
Note: vmnicX を、新しいドライバーを使用する必要がある vmnic# に置き換えます。 新しいドライバーがリストにない場合は、ドライバーを有効または無効にするために追加のコマンドを実行する必要がある場合があります。 詳細については、「Enabling and Disabling Native Drivers in ESXi」を参照してください。
- メンテナンスモードを終了します。
VMware UpdateManager を使用した ESXi への非同期ドライバーのインストール
- 非同期ドライバーのzipファイルの内容を抽出します。
- offline-bundle.zipファイルを特定します。
- vCenter Serverから、[ホーム]> [Update Manager]に移動します。
- [Patch Repository] タブをクリックします。
- 画面の右上にある[パッチのインポート]をクリックします。
- [完了]をクリックします。 非同期ドライバーがパッチリポジトリに追加されます。
- Host Extensionベースラインを作成し、ESXiホストを修正します。詳細に関しては次を確認してください。
Notes:
VMware vSphere Update Manager は修正が完了した後、ESXiホストを自動的に再起動します。
esxcli software vib install -v /path/to/vib コマンドの使用が、非同期ドライバーに更新した後に inbox ドライバーに戻る唯一の方法です。 この場合、inbox ドライバーはデポに関連付けられていないため、-nオプションは機能しません。
ESXi インストール ISO バンドルに非同期ドライバを追加する
- VMware vSpherePowerCLIコマンドラインを起動します。
- 非同期ドライバーのzipファイルの内容を抽出し、offline-bundle.zipファイルを特定します。
- Add-ESXSoftwareDepot コマンドレットを使用して、ESXi オフラインバンドルと非同期オフラインバンドルの両方をデポとして追加します。
例:
Add-EsxSoftwareDepot C:\path\to\new-async-driver-offline-bundle.zip, C:\path\to\esxi-offline-bundle.zip
出力例:
Depot Url
---------
zip:C:\path\to\new-async-driver-offline-bundle.zip?index.xml
zip:C:\VMware-ESXi-x.0.0-469512-depot.zip?index.xml
- 非同期ドライバーがソフトウェアパッケージとして利用できるようになったことを確認します。
例:
Get-EsxSoftwarePackage
出力例:
Name Version Vendor Release Date
------------------- ------- ---------- ------------
driver-package-name 1.2.3.4 vendorname mm/dd/yyyy
- 既存イメージプロファイルのクローンを作成します。
Get-EsxImageProfile コマンドレットを使用して、使用可能なイメージプロファイルを一覧表示します。
例:
Get-EsxImageProfile
出力例:
Name Vendor Last Modified Acceptance
-------------------------- ------ ------------- ---------------
ESXi-x.0.0-456551-standard VMware mm/dd/yyyy PartnerSupported
ESXi-x.0.0-456551-no-tools VMware mm/dd/yyyy PartnerSupported
プロファイルに新しい名前を指定して、既存の使用可能なイメージプロファイルのクローンを作成します。
例:
New-EsxImageProfile -CloneProfile ESXi-x.0.0-456551-standard -name NewAsyncProfile -Vendor MyCorpDownload and install async drivers in VMware ESXi
出力例:
Name Vendor Last Modified Acceptance Level
--------------- ------ ------------- ----------------
NewAsyncProfile MyCorp mm/dd/yyyy PartnerSupported
- Add-EsxSoftwarePackage コマンドレットを使用して、非同期ドライバーを新しいイメージプロファイルに追加し、手順5のパッケージ名を指定します。
例:
Add-EsxSoftwarePackage -ImageProfile NewAsyncProfile -SoftwarePackage driver-package-name
出力例:
Name Vendor Last Modified Acceptance Level
--------------- ------ ------------- ----------------
NewAsyncProfile VMware today PartnerSupported
- 新しいイメージプロファイルをエクスポートします。 Export-EsxImageProfile コマンドを実行して、イメージプロファイルをISOとしてエクスポートします。
例:
Export-EsxImageProfile -ImageProfile NewAsyncProfile -ExportToISO -filepath C:\NewAsyncProfile.iso
- 必要に応じて、ISO を新しい CD に書き込みます。 CD または ISO を使用してサーバーを起動し、ESXiをインストールします。 通常のインストール手順に従います。
詳細については、「vSphere ESXi Image Builder を使用したインストールのカスタマイズ」セクションを参照してください。