ヒープメモリを手動で増やす

Products

VMware vCenter Server

Issue/Introduction

免責事項：これは英文の記事「Manually increase the heap memory」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

インベントリサービスやWeb Clientなどのコンポーネントにおけるパフォーマンスに問題が生じている
アラーム alarm.VsphereUiHealthAlarm が表示されている
vsphere_client_virgo.log に下記のようなログが出力されている

[INFO ] health-status-85 c.v.v.v.cm.HealthStatusRequestHandler$HealthStatusCollectorTask Determined health status 'YELLOW: [(vmodl.LocalizableMessage) {
dynamicType = null,
dynamicProperty = null,
key = webclient.memory.lowheap,
arg = null,
message = The server is running low on heap memory (>90% utilized.)
}]' in 0 ms

Environment

VMware vCenter Server 8.0
VMware vCenter Server 7.0

Resolution

この記事では、vSphere Web Client/vSphere Client などのコンポーネントのパフォーマンス問題を解決するために、個々の vCenter Server コンポーネントのヒープメモリを増やす手順について説明します。

注：サービスの名前は 7.x と 8.x のバージョンによって異なります。サービスの名前やサービスの停止/起動手順は、Stopping, Starting or Restarting VMware vCenter Server Appliance services (344633) を参照ください。vCenter のアップデートにより、これらの変更が元に戻る可能性がありますので、文書化して必要に応じてプロセスを繰り返して利用下さい。

vCenter Server Appliance

SSH を使用して VCSA にrootアカウントで接続し、Bash シェルに入ります。
次のコマンドを実行して、各サービスに割り当てられたメモリを出力します。

cloudvm-ram-size -l

次のコマンドを実行して、サービスに割り当てられるメモリ量を増やします。例としてvCenter HTML5 web client (vsphere-ui) の場合は下記です。

cloudvm-ram-size -C #### vsphere-ui

注：####は、メモリサイズ(MB)に置き換える必要があります。
例えば、下記のコマンドでは、vsphere-ui サービスのメモリを 853 MBから 2048 MB に増やします。

cloudvm-ram-size -C 2048 vsphere-ui

どのような場合にでも適するような"万能"な決まったメモリ設定値はありません。目安として問題が生じたサービスに現在割り当てられているサイズを2倍にして下さい。これは繰り返し行う必要がある場合がございます。

変更されたサービスを再起動します。この例の場合はvsphere-uiです。

service-control --stop vsphere-ui; service-control --start vsphere-ui

次のコマンドを実行して、メモリが増加したことを確認します。

cloudvm-ram-size -l

Additional Information

Manually increase the heap memory