このドキュメントでは、Symantec Data Loss Prevention (DLP) で使用されているOracleで、protect ユーザーのパスワードを変更する方法を説明しています。
注意:
アカウントのロックアウトを防ぐには、Oracle の Data Loss Prevention アカウントのパスワード変更後、できるだけ早くDBPasswordChangerユーティリティを実行してください。
ロックアウトが起きた場合は、問題を解決するためにナレッジドキュメント「ORA-28000: the account is locked」をご覧ください。
例:
DLP Administratorパスワード: rhubarb
新しいOracle protectユーザーのパスワード: potato
の場合
Oracleでprotectアカウントのデータベースパスワードを変更します。
重要:ドキュメント「Password guidelines for the Oracle 'protect' user」に記載されている設定可能なパスワードのガイドラインに従ってパスワード変更を行ってください。
- sqlplusセッションを開始します。
sqlplus /nolog
- protectユーザー(現在のパスワードがわかっている場合)、またはsysdba (現在のパスワードが不明な場合)としてログインします。
SQL> connect protect (connect sys as sysdba)
(プロンプトが表示されたら、パスワードを入力します。)
‐ protectのパスワードをpotatoに変更します。
SQL> alter user protect identified by potato;
- 変更したパスワードを確認します。
SQL> conn protect/potato
- sqlplusセッションを終了します。
SQL> exit
注意: Windowsでの操作を例にしています。 Linux をお使いの場合、適切なパス (例: /opt/Vontu/Protect/bin) に置き換えてください。
- コマンドプロンプト (コマンドシェル) を起動し、bin ディレクトリに移動します。
<DLP 15.0 とそれ以前のバージョン> cd \SymantecDLP\Protect\bin
<DLP 15.1 とそれ以降のバージョン> cd "C:\Program Files\Symantec\DataLossPrevention\EnforceServer\15.7\Protect\bin"
- configurationファイルのOracleパスワードを変更します。
DLP 15.0 とそれ以前のバージョンの場合
DBPasswordChangerの構文は、
DBPasswordChanger <PasswordFilePath> <New Oracle Password>
例:
DBPasswordChanger c:\SymantecDLP\protect\config\DatabasePassword.properties potato
DLP 15.1 とそれ以降のバージョンの場合
DBPasswordChangerの構文は、
DBPasswordChanger <PasswordFilePath> <New Oracle Password>
例:
DBPasswordChanger "C:\Program Files\Symantec\DataLossPrevention\EnforceServer\15.7\Protect\config\DatabasePassword.properties" potato
注意: DBPasswordChangerコマンドを実行時、「DatabasePassword.properties」は大文字/小文字の区別があるため、そのとおりに正しく入力してください。
正しく入力されていない場合、「Password changed」と出力されてもパスワードが変更されず、Oracleユーザーのアカウントロックの原因となります。
※ このドキュメントは、以下のドキュメントを元に作成されています。