自身の環境では使用しない機能を抜いた形でSymantec Encryption Desktop をインストールしたい。
使用する環境でSymantec Encryption Desktopをインストールしたら他のアプリケーションと競合し、エラーが出るので使用するコンポーネントだけインストールしたい。
Symantec Encryption Desktop 10.4.2以降
事前に 以下のナレッジ内容を参考にして、必要なmsiファイルとmstファイルを取得してください。
Symantec Encryption Desktop のインストールファイル(exe ファイル)からmsi インストーラーファイルを抽出する方法
●msiファイルとmstファイルを取得後、msiexec コマンドを用いてコンポーネントを除いたインストールを行います。
1) コマンドプロンプトを管理者として起動し(Window10の場合、ここに入力して検索、でcmd と入力し、右クリックから管理者として起動)、msi ファイル(PGPDesktop.msi)、と、mstファイル(PGPDesktop_ja-JP.mst)を保存したディレクトリまでcd コマンドで移動する。(例、Cドライブのtestドライブだと、cd c:\test といったコマンドになります。)
2) msiexec コマンドをコマンドプロンプトに入力し、インストールをします。
例)
msiexec /i PGPDesktop.msi PGP_INSTALL_MAPI=0 PGP_INSTALL_NOTES=0 PGP_INSTALL_LSP=0 PGP_INSTALL_NETSHARE=0 PGP_INSTALL_GROUPWISE=0 PGP_INSTALL_MAPI_PLUGIN=0 PGP_INSTALL_VDISK=0 PGP_INSTALL_WDE=0 PGP_INSTALL_SSO=0 TRANSFORMS="c:\PGPDesktop_ja-JP.mst"
上記コマンド例は、ディスク暗号やメール暗号、FileShare暗号機能など主要コンポーネントを全て除いたインストールとなっております。
PGPZipは、全主要コンポーネントを除いても使用可能です。
インストールが終了し(再起動は促されます)、その後 Symantec Encryption Desktop を開くと、ユーザーインターフェース上にディスク暗号やメール暗号の項目はないのが確認できます。
また、レジストリエディタなどで、以下レジストリ内容を見た場合、コマンドで指定したコンポーネントの項目の部分の数値が 0 になっていて、そのコンポーネントはDisableになって除かれているのが確認できます。
コンピューター\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\PGP Corporation\PGP
各コンポーネントの詳細やインストール例などの詳細については、英文になってしまいますが、以下のナレッジもご参照ください。
注記: 日本語環境の場合英語版のKBとは違い、mstファイルの指定が必要ですので注意してください。
Disabling PGP Desktop functionality using msiexec switches (Symantec Encryption Desktop)