この文書では、SEP (Symantec Endpoint Protection) for Linux に関するよく寄せられる質問について記載しています。
Symantec Linux Agent でサポートされているカーネル を参照してください。
Linux ディストリビューションとカーネルのリストについては Precompiled Auto-Protect Drivers/Modules for Symantec Endpoint Protection for Linux 14.x を参照してください。
特定の SEP バージョンの要件については Release notes, new fixes, and system requirements for all versions of Endpoint Protection を参照してください。
SEPM のインストールは Windows サーバのみ対応しています。
Symantec Endpoint Protection (SEP) のシステム要件 を参照してください。
SEP for Linuxは Auto-Protect (リアルタイムスキャン) および定時スキャンをサポートしています。侵入防止やファイアウォールなどのネットワーク保護コンポーネントは利用できません。
(クライアント配備ウィザードを使用する) リモートプッシュを使った Symantec Endpoint Protection クライアントのインストール はサポートされません。
Symantec Agent for Linux のカーネル モジュールの更新 を参照してください。
(RHEL) 5U6 から (RHEL) 5U7 など、Linux OS へのマイナーアップデートの場合、SEP クライアントは有効なままです。ただし、新しいカーネルバージョンが SEP クライアントで提供されている事前構築された Auto-Protect カーネルモジュールによりサポートされていない場合は、Linux OS のアップグレードが完了した後でモジュールを再コンパイルする必要があります。このプロセスは自動では行われないので、エンドユーザーが開始する必要があります。
クライアントシステムにおける Linux OS へのメジャーアップデート (RHEL 5 から RHEL 6 など) の場合、SEP クライアントを一時的に削除し、ログおよび Symantec Endpoint Protection コンポーネントへの予想される破損を防ぐために、アップグレード後に互換性のあるバージョンを完全に再インストールする必要があります。
Symantec Endpoint Protection 14.x の最新バージョンへのサポート対象およびサポート非対象アップグレードパス を参照してください。
いいえ。自動更新は Linux マシンでは動作しません。
Symantec Linux エージェントまたは Linux 用 Symantec Endpoint Protection クライアントのアンインストール を参照してください。
Linux にインストールした SEP クライアントは、次の方法でアップデートすることができます。
いいえ、SEP for Linux クライアントは GUP として機能しません。また、GUP からの更新を取得できません。
毎日です。通常、太平洋標準時 (米国西海岸の標準時) の午前中に 1 回リリースされます。
ターミナルウィンドウのコマンドを使用して、クライアントが最後に接続したサーバーとその日時を確認します。
ターミナルウィンドウでコマンドを使用して管理ステータスを確認する方法があります。
クライアントのユーザーインターフェースで確認するには [管理] の下で調べます。管理サーバーの IP アドレスまたはホスト名が表示されます。
14.3 RU1 以降の Linux エージェントは管理外クライアントとして動作できません。
変換できます。Linux クライアントへのクライアントとサーバーの通信設定のインポート を参照してください。
AD/LDAP メンバーである Linux コンピュータは、SEPM でインポートされた OU には正しく表示されない可能性があります。これは意図的な措置です。SEP 12.1 RU6 では、Mac および Linux SEP クライアントは SEPM で定義したグループを使用してのみ管理できます。
14.3 RU1 では Linux クライアントで管理外検出を有効にすることはできなくなりました。管理外デバイスを検出するためのクライアントの設定 を参照してください。
コマンドを送信できる場合でも、これらの機能は SEP for Linux クライアントではサポートされていません。
SEP サービスを無効にするには
# /usr/lib/symantec/stop.sh
SEP サービスを開始するには
# /usr/lib/symantec/start.sh
ウイルスとスパイウェアの対策は、次のコマンドを使用して無効または有効にすることができます。
# /etc/init.d/rtvscand stop
# /etc/init.d/symcfgd stop
# /etc/init.d/smcd stop
その他のオプション: {start|stop|status|report|restart|condrestart}
SEP for Linux 14.3 MP1 (14.3.1148) およびそれ以前のバージョンでは、Linux クライアントは常にデフォルトの場所を使用します。
SEP Linux エージェント 14.3 RU1-RU5 では、複数の場所が定義されている場合 Linux クライアントはリストの一番下の場所を使用します。
SEP Linux エージェント 14.3 RU6 以降では、Linux クライアントはデフォルトの場所を使用します。
デフォルトでは、SEP for Linux クライアントは、一般的にシンボリックリンクやソフトリンクと呼ばれるリンクはスキャンしません。このスキャン動作は、デフォルトでシンボリックリンクをスキャンした Symantec Antivirus (SAV) for Linux から変更されている点です。詳しくは Enabling the scanning of symbolic links in Symantec Endpoint Protection for Linux を参照してください。
SEP for Linux はコンピュータモードでのみ登録され、ユーザーモードに切り替えることはできません。
14.3 RU1 にはグラフィカルユーザーインターフェースはありません。
エンドユーザーが変更できる部分はあまりありません。12.1 RU6 では、SEP for Linux のクライアントユーザーインターフェースには [LiveUpdate]というボタンが 1 つしかありません。
SEP for Linux はクライアントユーザーインターフェースの制御をサポートしていません。
いいえ、実行しません。SEP for Linux は、ファイルシステムのウイルス対策で、スパイウェア対策のソリューションのみです。
次のコマンドを使用してテストを実行します。SEPM_IP_OR_HOSTNAME は管理サーバーの IP アドレスまたはホスト名、PORT は適切なポート番号です。
# wget http://SEPM_IP_OR_HOSTNAME:PORT/secars/secars.dll?hello,secars
Symantec Linux Agent のログは、以下の場所にあります。
LiveUpdate: LiveUpdate のログ記録は、デフォルトで /opt/Symantec/LiveUpdate/liveupdt.log に格納されます。
LiveUpdate のログ記録は常にオンになっています。/etc/liveupdate.conf を編集して、デフォルトの LiveUpdate ログファイルのパスを変更できます。詳しくは The default contents of liveupdate.conf in SEP for Linux を参照してください。
defutil: デフォルトでは、defutil のログ記録は /opt/Symantec/virusdefs/defutil.log に格納されます。
LiveUpdate のログが正常なセッションを示している場合でも、定義はアップデートされません。例えば、LiveUpdate コマンドラインで「後処理でエラーが発生しました」というエラーが表示されることがあります。
これらのエラーをデバッグするには、defutil ログ記録を有効にします。
symc-defutils.conf へのエントリ例:
[defutillog]
defutillog_name=defutil.log
/var/log/sdcss-caflog/cve.log - Symantec Endpoint Protection Manager とエージェントの間の通信に関連する情報を提供します。デフォルトでは、CVE ログレベルは info です。
デバッグログを有効にするには:
Sylink ログ記録は、/var/symantec/Logs/debug.log に格納されます。
sylink デバッグログ記録を有効にする方法
Auto-Protect は、SMBFS、CIFS、AFS、NFS、VMHGFS の 5 つのファイルシステムのみをサポートします。
SEPサービスを停止します
/usr/lib/symantec/stop.sh
以下の 2 つのファイルを編集してください。
/opt/Symantec/sdcssagent/AMD/system/AntiMalware.ini.1
/opt/Symantec/sdcssagent/AMD/system/AntiMalware.ini
それぞれのファイルの行を次のように変更します。
amdmanagement.antimalware.trace.level=trace
SEP サービスを再起動します。
/usr/lib/symantec/start.sh
ログファイルは /var/log/sdcsslog/amdlog/sisamd_0.log に格納されます。
注: デフォルトでは AMD のログレベルは info です。ログレベルは trace, warning, error に変更することができます。
次のコマンドを使用して vpdebug ログ記録を有効にします。
# ./symcfg add --key '\Symantec Endpoint Protection\AV\ProductControl\' --value 'Debug' --data 'ALL' --type REG_SZ
同じコマンドをデータの値なしで繰り返して、これをオフにします。
# ./symcfg add --key '\Symantec Endpoint Protection\AV\ProductControl\' --value 'Debug' --data '' --type REG_SZ
GetAgentInfo スクリプトを使用して、すべてのログファイルを ZIP ファイルに収集し、テクニカルサポートに送信することができます。
Linux クライアントで診断情報を収集する方法は 2 つあります。
Endpoint Protection for Linux クライアントの診断情報を収集する方法 を参照してください。このユーティリティは SEP クライアントを使用してインストールされます。これはデフォルトで、Linux クライアントの /opt/Symantec/symantec_antivirus/sadiag.sh にあります。このオプションで tar.bz2 ファイルを作成します。
Linux クライアントの個々のログファイルを表示する方法および追加のログ記録オプションの設定については SEP for Linux (14.3.1169 以下) のログや設定ファイルの概要 を参照してください。
var、/opt、/tmp が同じファイルシステムまたはボリュームを共有している場合 2 GB のディスク使用可能容量。
異なるボリュームにある場合、/var、/opt、/tmp それぞれに 500 MB のディスク使用可能容量。
Symantec Endpoint Protection 14.3 MP1 Release Notes を参照してください。14.3 MP1 ではシステム要件上 1 GB の RAM と 7 GB のディスク使用可能容量が必要です。
inode64 属性を含む XFS ファイルシステムは、SEP 14.2 MP1 (14.2.1015.0100) 以降をインストールした場合にのみ、サポートされます。
いいえ、変更は想定しておりません。