LiveUpdate Administrator の配布センターとしてリモート Windows サーバーを設定する方法
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LiveUpdate Administrator の配布センターとしてリモート Windows サーバーを設定する方法

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Article ID: 231767

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Issue/Introduction

リモートの Windows サーバーを LUA 2.3.x の配布センターとして設定したい。

Resolution

初めてリモート配布センターを構成する管理者は、コネクトフォーラムの記事 LiveUpdate Administrator: How to configure a remote Distribution Centerビデオ が興味をひくかもしれません。

このガイドは、Windows サーバーに IIS をインストール・設定して、LUA 2.3.x の配布センターとして使用する手順をご案内します。

注: 本技術文書でご案内する手順は便宜上ご紹介するのみで、内容に関してシマンテックはサポートを提供しません。
 
大きく 3 つのタスクがあります。

(1) サーバーマネージャで Web サーバー (IIS) の役割と必要な役割サービスを追加する。
(2) LUA の配布タスクのためのフォルダとユーザーアカウントを作成し、ユーザーアカウントにフォルダに対する適切な NTFS パーミッションを与える。
(3) IIS を LUA の配布センターとして構成する。

(1) サーバーマネージャで、Web サーバー (IIS) の役割と必要な役割サービスを追加する

  1. サーバーマネージャを起動し、ダッシュボードで [役割と機能の追加] をクリックします。
  2. [役割と機能の追加ウィザード] で [次へ] を 3 回クリックし、[サーバーの役割] の一覧で [Web サーバー (IIS)] をチェックして [機能の追加] をクリックし、[次へ] をクリックします。
  3. [次へ] を 2 回クリックし、[役割サービスの選択] ダイアログで、デフォルトで選択されているオプションに加えて、[セキュリティ] の [基本認証] と、[HTTP 共通機能] の [WebDAV 発行] をチェックして [次へ] をクリックします。
  4. ウィザードに従って Web サーバーのインストールを完了します。 

(2) LUA 配布タスクのためのフォルダとユーザーアカウントを作成し、ユーザーアカウントにフォルダに対する適切な NTFS パーミッションを与える

  1. 十分に空き容量のあるローカルのハードディスクにフォルダを作成します。このフォルダに LUA がコンテンツを配布し、かつ、IIS が LiveUpdate クライアントのためのコンテンツを保持するのに使用します。パージポリシーによっては、このフォルダのサイズが 10GB を超える可能性があることに留意してください。
  2. サーバーがドメインに所属するかワークグループに所属するかによって、ドメインユーザーもしくはローカルユーザーを作成してください。作成するユーザーアカウントは LUA がコンテンツをアップロードするのに使用されます。LUA が配布センターとしてこのフォルダを使用する設定を行う際に必要になるので、作成したユーザー名とパスワードを記録しておいてください。
  3. 手順 2 で作成したユーザーアカウントに、手順 1 で作成したフォルダに対するフルコントロールのパーミッションを付与してください。

(3) IIS を LUA の配布センターとして構成する

もしこの Web サーバーが LUA の配布センター以外の Web アプリケーションとして使用されるのであれば、LUA の配布センター専用の Web サイトを作成することを推奨します。LUA の配布センター専用の Web サイトは他の Web サイトと干渉しません。このガイドでは、専用の Web サイトを作成する手順をご案内しますが、デフォルト Web サイトを使用する場合でも、ほぼ同様の手順で作成できます。

  1. インターネットインフォメーションサービスマネージャを起動します。
  2. 左ペインのサーバーを展開し [サイト] を右クリックして [Web サイトの追加] を選択します。
  3. サイト名を、例えば Symantec LiveUpdate のようにつけます。物理パスとして、上記の (2) の手順 1 で作成したフォルダを選択します。8081 などの未使用のポート番号を設定します。OK を選択して Web サイトを作成します。後ほど LUA で配布センターを設定するのに必要となりますので、IP アドレスとポート番号をメモしておいてください。
  4. 左ペインで新しく作成した Web サイトを選択します。真ん中のペインで [認証] をダブルクリックして開きます。[基本認証] を選択し、右ペインで [有効にする] を選択して有効にします。
  5. 左ペインの Web サイトを再度選択し、真ん中のペインの [ディレクトリの参照] をダブルクリックします。右ペインの [有効にする] をクリックして、ディレクトリの参照を有効にします。
  6. 左ペインの Web サイトを再度選択し、真ん中のペインの [ハンドラーマッピング] をダブルクリックします。[OPTIONSVerbHandler] をダブルクリックし、[モジュール] 欄で [WebDAVModule] を選択して OK を押します。
  7. 左ペインの Web サイトを再度選択し、真ん中のペインの [MIME の種類] をダブルクリックします。右ペインの [追加...] をクリックします。[MIME の種類の追加] ダイアログで、[ファイル名の拡張子] 欄に .* と入力し、[MIME の種類] 欄に application/octet-stream と入力して OK を押します。
  8. 左ペインの Web サイトを再度選択し、真ん中のペインの [WebDAV オーサリング規則] をダブルクリックします。右ペインの [WebDAV の有効化] をクリックします。有効になったら右ペインの [オーサリング規則の追加...] をクリックします。[オーサリング規則の追加] のダイアログで [アクセスの許可] は [すべてのコンテンツ] のままにします。[このコンテンツへのアクセスを許可する] の欄で [指定されたユーザー] を選択し、 (2) の手順 2 で作成したユーザーアカウントのユーザー名を入力します。[アクセス許可] 欄で [読み取り] [ソース] [書き込み] をチェックして OK を押しダイアログを閉じます。

これで IIS が LUA 2.3.x の配布タスクを受け入れる準備ができましたので、LUA 2.3.x で配布センターとして IIS サーバーを設定してください。詳細な手順については 配布センターの追加 をご参照ください。

Additional Information

[英語文書] How to configure a Remote Windows Server as a Distribution Center for LiveUpdate Administrator 2.x content