LUA は、社内の LiveUpdate (LU) サーバーで Symantec のアップデートを管理するためのエンタープライズ Web アプリケーションです。LUAは、SEP、DCS、SMS、SPE などさまざまな製品のコンテンツをダウンロードするように設定することができます。LUA は外部のシマンテック LU サーバーからコンテンツを取得し、クライアントがダウンロードできる配布センターに公開します。 また、公開前にコンテンツをテスト配布センターに送信し、環境全体に公開する前にコンテンツを検証することができます。
はじめに
LUA のインストール
- ローカルの Administrators グループのユーザーで LUA のインストーラー (デフォルトでは LUAESD_<言語>.exe) を起動します。
- [次へ] をクリックします。
- 使用許諾契約書を確認し、同意の上 [次へ] をクリックします。
- [インストール先のフォルダ] 画面で、インストール先と更新のダウンロード先を確認し [次へ] をクリックします。
- ユーザー名、パスワード、パスワード確認、メールアドレスを入力し [次へ] をクリックします。
- [インストール] をクリックしてインストールが完了するのを待ち [完了] をクリックします。
インストールが完了すると Apache Tomcat Web サーバーと PostgreSQL データベースサーバーもインストールされます。LUA Apache Tomcat サービスと LUA PostgreSQL サービスがインストールされ LUA が使用できるように開始されます。両サービスは自動的に開始するように設定されています。
LUA の設定
製品カタログの更新
LUA はインストール後すぐに製品カタログを更新します。更新されない場合は手動で製品カタログを更新してください。
- LUA にログインし [設定] をクリックします。
- [シマンテック製品カタログの更新] をクリックします。
LUA 製品カタログの更新の詳細については LiveUpdate Administrator 製品カタログの更新 を参照してください。
製品リストに製品を追加する
ダウンロードスケジュール、配布センター、または配布スケジュールにコンテンツを追加する前に、まず製品を製品リストに追加してください。
- LUA にログインし [設定] をクリックします。
- [マイシマンテック製品] タブで [新規の製品の追加] をクリックします。
- 希望する製品群を選択します。
- 希望する各製品にチェックを入れます。
- [OK] をクリックします。
新しいダウンロードスケジュールを作成する
- [ダウンロードと配布]タブの [スケジュール] ウィンドウで [ダウンロードの追加] をクリックします。
- [ダウンロードスケジュールの追加] ウィンドウで以下を入力します。
- ダウンロードスケジュール名: このスケジュールの説明的な名前をつけます。
- ステータス: 有効または無効を選択します。
- 説明: このスケジュールの説明を入力します。
- [製品の選択] ボックスで [追加] をクリックします。
- [追加する製品を選択してください] ボックスで追加したいコンポーネントをクリックし [追加] をクリックします。または [すべての製品] をクリックしてすべての製品のコンポーネントをスケジュールに追加します。
- スケジュールに割り当てるテストステータスを選択します。デフォルトではテストステータスは [テストをスキップ] に設定されています。ステータスを [要テスト] に設定するとアップデートを公開する前にテストすることができます。
- [スケジュールの選択] ボックスでダウンロードのスケジュールを設定します。
- [OK] をクリックしてスケジュールを保存するか、[キャンセル] をクリックしてキャンセルします。
- 既存のスケジュールを使用して手動でダウンロード要求を実行するには、右ペインの[スケジュール]で既存のダウンロードスケジュールを選択し [今すぐに実行] をクリックします。
新しい手動ダウンロード要求を実行する
- 左ペインの [タスクのスケジュール] で [手動ダウンロード要求] をクリックします。
- [手動ダウンロード要求 - ステップ 1/2] ウィンドウで、このリクエストに追加する製品を選択するために [追加] をクリックします。
- [追加する製品を選択してください] ウィンドウで追加する製品を選択し [OK] をクリックします。
- このダウンロード要求のテスト状態を選択します。[テストをスキップ] または [要テスト] を選択します。
- [次へ] をクリックします。
- [手動ダウンロード要求 - ステップ 2/2] ウィンドウで、ダウンロードする更新を選択します。すべての製品とコンポーネントを選択するか、ソフトウェアアップデートやウイルス定義などの特定のコンポーネントを選択することができます。
- [次へ] をクリックしてダウンロード要求を開始します。
ダウンロードスケジュールを削除する
- [ダウンロードと配布] - [スケジュール] で削除するスケジュールの横のボックスをクリックします。
- [削除] をクリックします。
- [削除の確認] をクリックすると削除が完了し、[キャンセル] をクリックすると削除が中止されます。
配布のスケジュール
更新をダウンロードした後、テスト用配布センターに公開するか、本番用配布センターに公開して、LiveUpdate クライアントがダウンロードできるようにすることができます。配布スケジュールを追加する際、そのスケジュールに関連付ける製品やコンポーネントも選択します。この製品およびコンポーネントのリストは [更新の管理] フォルダのアップデートと比較されます。そして、まだ公開されていないリビジョンは、現在の配布セッションで公開されます。
注: 追加された製品は配布センターにも追加される必要があります。これは [設定] - [配布センター] を選択し、既存の配布センターを編集して製品リストに追加することで実現できます。
新しい配布スケジュールを追加する
- [ダウンロードと配布] タブの [スケジュール] ウィンドウで [配布スケジュールの追加] をクリックします。
- [配布スケジュールの追加]ボックスに以下を入力します。
- [追加] をクリックして更新を配布する製品およびコンポーネントを選択します。
- [更新の配布をしたいコンポーネントや製品を選択してください] で [追加] をクリックします。
- [追加する製品を選択してください] ウィンドウで、配布スケジュールに含めるコンポーネント名をクリックするか、[すべての製品] をクリックしてすべてのコンポーネントを選択して [追加] をクリックします。
- [コンテンツの配布先] ボックスで、配布センターの種類を [テスト] [実働] [テストと実働] から選択します。
- 配布センターを選択します。すべての配布センターまたはセンターのサブセットを選択することができます。
- [スケジュールの選択] でスケジュールを選択します。
- [OK] をクリックしてスケジュールを保存するか、[キャンセル]をクリックしてこのアクションをキャンセルします。
既存のスケジュールに基づいて手動配布要求を実行する
- [ダウンロードと配布] - [スケジュール] で既存の配布スケジュールを選択し [今すぐに実行] をクリックします。
新しい手動配布要求を実行する
- [ダウンロードと配布] - [スケジュール] で [手動配布要求] をクリックします。
- [手動配布要求 - ステップ 1/2] 画面で [追加] をクリックします。
- [追加する製品を選択してください] ウィンドウで製品またはコンポーネントを選択し [OK] をクリックします。
- [手動配布要求 - ステップ 1/2] 画面の [配布センターの種類] で [すべて] [すべての実働センター] [すべてのテストセンター] のいずれかを選択します。
- [配布センターを選択] で [すべて] [サブセット] のどちらかを選択します。
- [次へ] をクリックします。
- [手動配布要求 - ステップ 2/2] 画面で配布する更新を選択し [次へ] をクリックします。
オプションの構成
- ソースサーバーを設定する: デフォルトでは更新は当社の LiveUpdate サーバの 1 つからダウンロードされます。しかし、LUA が更新をダウンロードできる 1 つまたは複数のローカルサーバを特定および設定し、それらのサーバに障害が発生した場合に使用できるサーバを指定することができます。新しいソースサーバを追加するには [設定] - [配布元サーバー] で [追加] をクリックします。
- 定義ファイルのテスト: 更新がテストされると [成功] とマークされ、決められたスケジュールで本番用配布センターに公開されます。配布センターに関連する製品のリストを作成することができます。配布センター内のすべてのロケーションは、リストに設定された商品の更新と同期します。例えば全ての Symantec 製品のウイルス定義だけをダウンロードしたい場合、製品を選択してからウイルス定義コンポーネントを指定できます。
- クライアント設定ホストファイル: 管理外の SEP クライアント用にクライアント設定ホストファイル "Settings.Hosts.LiveUpdate" をエクスポートします。これは Windows LiveUpdate クライアントが配布センターから更新をダウンロードするよう設定するために使用されます。liveupdt.hst ファイルは Java LiveUpdate クライアントで使用されます。
ホストファイルを生成するには:
- [設定] タブで [クライアント設定] をクリックし、LiveUpdate クライアントに使用させたい配布センターを選択します。
- [Windows 設定のエクスポート]をクリックして "Settings.Hosts.LiveUpdate" ファイルをエクスポートするか、[Java 設定のエクスポート] をクリックして Java LiveUpdate クライアントファイルをエクスポートします。
- SEP クライアントの [設定の変更] - [クライアント管理] - [オプションの設定] - [改変対策] で改変対策を無効にします。
- C:\ProgramData\Symantec\Symantec Endpoint Protection\CurrentVersion\Data\Config フォルダに設定ファイルをコピーします。LiveUpdate が実行されると、更新をダウンロードする場所の情報として設定ファイルが使用されます。
- 改変対策を再度有効にします。
注: Symantec Endpoint Protection 管理クライアントを使用している場合、Symantec Endpoint Protection Manager (SEPM) の LiveUpdate ポリシーにより、管理クライアントに LUA の URL を提供することが可能です。
管理タスクの実行方法については Symantec LiveUpdate Administrator ヘルプ を参照してください。
注: Symantec Endpoint Protection for Macintosh クライアント用の更新のダウンロードと配布に関する具体的な情報については Using the LiveUpdate Administrator 2.x to download updates for Symantec Endpoint Protection for Macintosh を参照してください。