MCOSYSオプションの使⽤⽅法について教えてください。
このオプションは、出⼒メッセージの深刻度をJCLMSGやUserExitの修正なしに変更できます。アセンブル/リンクも必要ありません。
また、同オプションを利⽤せずに従来のJCLMSG、CAZ1XERRの修正による深刻度の変更も可能です。( JTEC000540も併せてご覧ください)
<設定⽅法>
・RuntimeOption として MCOSYS(データセット名,メンバー名)を指定する。
・当該データセットのメンバー内を修正する。
・先頭1桁⽬から3⽂字を対象メッセージID(前ゼロで3桁)、4桁⽬は’,’、5桁⽬から2⽂字は深刻度の設定値です。
・先頭1桁⽬に*を設定すると、コメント扱いとなり適⽤されません。
<深刻度の設定値>
00 - 03 : n = I Informational
04 - 07 : n = W Warning
08 - 11 : n = E Error
12 - 16 : n = S Serious Error
-1 : Suppress (出⼒抑⽌)
<設定例 : PPOPTIONのEDCHKDDの場合>
EDCHEK VSAM COND SEV(0) NOTERM NOLIST FLUSHRC(1) UTLSEV -
NODB2 PXREF XREF HCD RUNT SPACE(RPT 75 ALL) EDCHEL -
MCOSYS(JCK.AJ6.R12SP00.CAZ2OPTN, MCOSM1) <== MCOSYS(データセット名,メンバー名)
<設定例 : 上記例のメンバー名MCOSM1の中⾝>
077,12 ==> メッセージCAY6077nをRC=12を伴うCAY6077Sとして出⼒します。
179,-1 ==> メッセージCAY6079nの出⼒を抑⽌します。
086,04 ==> メッセージCAY6086nをRC=04を伴うCAY6086Eとして出⼒します。
<サンプル>
当該オプションの詳細につきましては、Description of Runtime Optionsをご参照ください。
Old Japanese Knowledge document ID: JTEC000569
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