免責事項: これは英文の記事 「Masking a boot device might make /bootbank unavailable on an ESXi system (1021455)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。
ブート デバイスを誤ってマスクしてしまうと、ESXi システム上の /bootbank パーティションが使用不可になることがあります。/bootbank パーティションはコア ハイパーバイザー コードを含むことから、ESXi システムの機能に不可欠です。パーティションが使用不可になると、システムに重大なパフォーマンスの問題が発生し、障害が発生することがあります。
vSphere CLI を使用して、ブート デバイスへのパスをマスク解除します。
esxcfg-scsidevs -a コマンドを使用して、ブート デバイスに使用されているアダプタを特定します。
次のコマンドを実行して、ブート デバイス アダプタに対するすべての要求ルールの一覧を取得します。次の例では vmhba1 アダプタが使用されます。
# esxcli corestorage claimrule list|grep vmhba1
一覧の中から、次のような MASK_PATH 要求ルールを探します。
MP 148 runtime location MASK_PATH adapter=vmhba1 channel=0 target=0 lun=0
MP 148 file location MASK_PATH adapter=vmhba1 channel=0 target=0 lun=0
MP 149 runtime location MASK_PATH adapter=vmhba1 channel=0 target=0 lun=0
MP 149 file location MASK_PATH adapter=vmhba1 channel=0 target=0 lun=0
次のコマンド シーケンスを実行して、MASK_PATH 要求ルールを削除します。次のコマンド例にある数値 148 および 149 は、手順 2 でのコマンドの出力結果を基にして必ず変更してください。
# esxcli corestorage claimrule delete -r 148
# esxcli corestorage claimrule delete -r 149
# esxcli corestorage claimrule load
# esxcli corestorage claimrule run
ブート デバイス アダプタへのパスをマスク解除します。
# esxcli corestorage claiming unclaim -t location -A vmhba1
アダプタを再スキャンします。
# esxcfg-rescan vmhba1