vSphere Web Client へログインし、認証情報を入力します。Web Client の内側にいる場合は、ログ ブラウザへ移動する方法が 2 通りあります:
- 特定のホストまたは vCenter Server のためのログ ブラウザ
- 異なるオブジェクトからのログ ファイルの参照
特定のホストまたは vCenter Server のためのログ ブラウザ
手順:
- 取得するログが含まれるホストまたは vCenter Server に移動します。
- 監視 タブをクリックします。
- ログ ブラウザ をクリックします。
- (オプション) ホストまたは vCenter Server に使用できるログがない場合、そのオブジェクトのログを取得するには すぐに取得します をクリックします。
取得されるログは、システムの現在のスナップショットに基づいています。ログの取得には数分かかることがあります。ログの取得中にほかのタスクを実行できます。
- (オプション) より新しいログを取得するには、更新 をクリックします。
- 参照するログのタイプを選択します。
ログが ブラウザに表示されます。
異なるオブジェクトからのログ ファイルの参照
異なるオブジェクトの複数のログ ファイルを、ログ ブラウザで同時に参照できます。これは、ログ ファイルを同時に比較する場合に便利です。
手順:
- vSphere Web Client ホームから、ログ ブラウザ をクリックします。
- 表示 タブをクリックします。
- オブジェクト (ESXi ホストまたは vCenter Server) を選択し、そのログを表示します。
- アクション > 新規ブラウザ ウィンドウ を選択して新しいブラウザ ウィンドウを開き、別のオブジェクトを選択してログを表示します。
ログ ブラウザではさまざまなオプションが利用できます。その一部を次に示します。
- ログ ファイルの検索
- ログ ファイルのフィルタリング
- 詳細ログ フィルタの作成
- ログ時間の調整
- ログ ブラウザからのログのエクスポート
- ログ ブラウザを使用したログの管理
ログ ファイルの検索
ログ ファイルをテキストまたは時間で検索できます。
前提条件
使用できるログがない場合、取得する必要があります。[すぐに取得します] をクリックし、オブジェクトのログを取得してください。
手順:
- ログ ブラウザに移動します。
- 参照するログのタイプを選択します。
- アクション メニューで、テキストによる検索 または 時間による検索 を選択します。
- ログ ブラウザ下部にある検索領域にテキストを入力するか、検索する時間を選択します。
- 検索されたテキストまたは時間が含まれる次の行を表示するには 次へ を、前の行を表示するには [前へ] をクリックします。
ログ ブラウザの行 (3 行目) に、検索したテキストまたは時間が含まれる行が表示されます。
ログ ファイルのフィルタリング
ログ ブラウザには、フィルタリングされた検索結果が表示されます。
手順:
- ログ ブラウザに移動し、参照するログ ファイルを選択します。
- ログ ブラウザに表示する隣接行数を選択します。
- 検索ボックスに、フィルタリングするテキストを入力します。
隣接行を表示する場合、連続するエントリのグループが、異なる背景色で強調表示されます。
ログ ブラウザには、入力した語を含むログ内の行と、隣接(前後)行の数が表示されます。
詳細ログ フィルタの作成
ログ ファイル フィルタを作成して、ローカル システムに保存できます。
手順
- ログ ブラウザに移動し、ログ ファイル オブジェクトを取得します。
- 詳細フィルタ をクリックします。
- フィルタに追加する条件を入力します。
- フィルタ名を入力します。
- 保存 をクリックしてフィルタを保存します。フィルタが vSphere Web Client サーバに保存され、次回 vSphere Web Client を起動すると使用できるようになります。
- ログ ブラウザで フィルタ をクリックして結果を表示します。
次に行うこと: [ローカル システムへの保存] をクリックすると、保存したフィルタをローカル システムからロードできます。フィルタは XML 形式で保存されます。[ローカル システムからのロード] をクリックすると、ローカル システムの XML ファイルからフィルタをロードすることもできます。
ログ時間の調整
ログ ファイルの時間を異なるタイム ゾーンに調整したり、複数のログ ファイルを比較したりすることがあります。
手順
- ログ ブラウザに移動し、オブジェクトからログ ファイルを取得します。
- [アクション] メニューで、時間による調整 を選択します。
- 追加または差引 を選択し、ログの元のタイム スタンプの日、時間、分、秒またはミリ秒を調整します。調整されたタイム スタンプが表示されます。
- (オプション) タイム スタンプを元の時間に戻すには、リセット をクリックします。
- 適用 をクリックします。
ログ エントリが、調整後の時間でログ ブラウザに表示されます。
ログ ブラウザからのログのエクスポート
ログ ブラウザを使用してログ ファイルをエクスポートできます。
手順
- ログ ブラウザに移動し、参照するオブジェクトを選択します。
- アクション > エクスポート を選択します。
- エクスポートするファイルのタイプを選択します。ログ ファイル バンドルを選択すると、ダウンロードされるファイルが大きくなる可能性があります。
- エクスポート をクリックします。数秒後、新しい Web ブラウザが表示されます。
- ファイルを保存する場所を入力します。
ログ ファイルがローカル マシンにダウンロードされます。新しいブラウザ ウィンドウは閉じてもかまいません。
ログ ブラウザを使用したログの管理
ログ ブラウザから、使用できるログ ファイル バンドルのリストを更新、削除、および表示できます。ログ ファイル バンドルを管理するには、vSphere Web Client のホームからログ ブラウザにアクセスする必要があります。
手順
- vSphere Web Client ホームから、ログ ブラウザ をクリックします。
- 管理 タブをクリックします。
- ソースのリストからオブジェクトのログ ファイルを選択します。
- (オプション) ログ ファイル バンドルを削除するには、削除 をクリックします。ログ ファイル バンドルを削除すると、vSphere Web Client サーバのディスク領域が解放されます。そのバンドルから生成されたすべてのログ ファイルが削除されます。
- (オプション) ログ ファイル バンドルのリストを更新するには、更新 をクリックします。ほかの vSphere Web Client セッションで作成されたログ バンドルを表示できます。
ログは、取得可能なオブジェクト リストには表示されません。