ESXi/ESX ホストでの VMkernel ポートの作成と vMotion の有効化
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ESXi/ESX ホストでの VMkernel ポートの作成と vMotion の有効化

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Article ID: 342428

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VMware vCenter Server VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

この記事には、vMotion インターフェイスを構成する手順、および ESXi/ESX ホストにおける vMotion および vMotion ネットワークの要件とベスト プラクティスに関する情報が記載されています。

Symptoms:

免責事項: これは英文の記事 「Creating a VMkernel port and enabling vMotion on an ESXi/ESX host (2054994)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。


Environment

VMware vCenter Server 5.5.x
VMware ESXi 4.1.x Embedded
VMware vCenter Server 4.0.x
VMware vCenter Server 4.1.x
VMware vSphere ESXi 5.1
VMware ESX 4.0.x
VMware ESXi 4.0.x Installable
VMware vSphere ESXi 5.5
VMware vCenter Server 5.0.x
VMware ESX 4.1.x
VMware vCenter Server 5.1.x
VMware vSphere ESXi 5.0
VMware ESXi 4.1.x Installable

Resolution

vSphere Client を使用した vMotion インターフェイスの構成

vMotion インターフェイスを構成するには、次の手順を実行します。
  1. vSphere Client を使用して、vCenter Server にログインします。
  2. ホストをクリックして選択します。
  3. 構成 タブをクリックします。
  4. [ハードウェア] の ネットワーク をクリックします。
  5. ネットワークの追加 をクリックします。
  6. VMkernel を選択し、次へ をクリックします。
  7. 既存の vSwitch を選択するか、vSphere 標準スイッチの作成 を選択して新しい vSwitch を作成し、次へ をクリックします。
  8. ネットワーク ラベル に、vMotion が使用するネットワークを特定する名前を入力します。
  9. 該当する場合は、VLAN ID (任意) ドロップダウンから VLAN ID を選択します。
  10. このポート グループを vMotion で使用 を選択し、次へ をクリックします。
  11. ホストの vMotion インターフェイスの IP アドレスサブネット マスク を入力します。
  12. 次へ をクリックしてから、終了 をクリックします。

    :ホストが複数ある場合は、手順 2 から 12 を繰り返します。各ホストの vMotion インターフェイスごとに、一意の IP アドレスを使用します。

vSphere Web Client を使用して vMotion インターフェイスを構成します。

  1. vSphere Web Client で、ホストに移動します。
  2. 管理 で、ネットワーク を選択してから、VMkernel アダプタ を選択します。
  3. ホスト ネットワークの追加 をクリックします。
  4. [接続タイプの選択] ページで、VMkernel ネットワーク アダプタ を選択し、次へ をクリックします。
  5. [ターゲット デバイスの選択] ページで、既存の標準スイッチ または 新しい vSphere 標準スイッチ のいずれかを選択します。
  6. ポートのプロパティ ページで、vMotion トラフィックを有効にして、次へ を選択します。
  7. vMotion VMkernel インターフェイスのネットワークを構成し、次へ をクリックします。
  8. 設定内容を確認して、終了 をクリックします。

vSphere vMotion ネットワークの要件

  • vMotion を使用した移行では、ソース ホストとターゲット ホストの両方で vMotion ネットワーク インターフェイスを正しく構成する必要があります。
  • 各ホストで vMotion ネットワーク インターフェイスを少なくとも 1 つ構成します。安全にデータを転送するには、vMotion ネットワークへのアクセスを信頼できる関係者のみに限定し、安全なネットワークにする必要があります。vMotion のパフォーマンスは帯域幅を広げることによって著しく改善されるため、最低でも 1 ギガビットの物理イーサネット(GigE) NIC を vMotion 専用に使用してください。ベスト プラクティスとして、少なくとも 1 つの追加物理 NIC をフェイルオーバー NIC としてプロビジョニングしてください。

vSphere 5 では、優れたスループットを得るために、複数の vMotion インターフェイスを構成できます。詳細については、「Multiple-NIC vMotion in vSphere 5 (2007467)」を参照してください。
要件の全リストについては、『vCenter Server and Host Management Guide』の「vSphere vMotion Networking Requirements」を参照してください。

推奨される vMotion ネットワークのベスト プラクティス

  • vMotion 専用の 1 つのギガビット イーサネット アダプタを使用します。
  • 使用できるイーサネット アダプタが 2 つしかない場合は、以下が推奨されます。
    • 高いセキュリティを確保するために、ギガビット イーサネット アダプタを vMotion 専用にし、VLAN を使用して仮想マシンと管理トラフィックをもう 1 つのアダプタに分割します。
    • 高い可用性を確保するために、両方のアダプタを結合し、VLAN を使用してトラフィックをネットワークに分散します(仮想マシン トラフィック用に 1 つ以上、vMotion 用に 1 つ)。
  • vMotion インターフェイスは vMotion 専用ネットワーク上に維持します。VLAN を使用して単一の物理ネットワークをセグメント化するか、またはより好ましい方法として別の物理ネットワークを使用することができます。

詳細については、『vSphere 5.1 Networking Guide』の「Networking Best Practices」を参照してください。

見逃されやすい vMotion 要件

  • 仮想マシンがソース ホストおよびターゲット ホストの同じサブネットにアクセスできることを確認してください。
  • ネットワークに標準スイッチを使用している場合は、仮想マシン ポート グループに使用しているネットワーク ラベルがホスト全体にわたって整合していることを確認してください。
  • vMotion での移行中に、vCenter Server は仮想マシンをポート グループに割り当てます。共有ストレージを使用して vMotion 用にホストを構成し、仮想マシンがソース ホストとターゲット ホストの両方にアクセスできるようにします。
  • vMotion を使用して仮想マシンを Raw デバイス マッピング (RDM) ファイルで移行する場合、RDM の LUN ID がすべての参加ホストにわたって整合していることを確認してください。


Additional Information

Creating a VMkernel port and enabling vMotion on an ESXi/ESX host