esxtop コマンドを使用して、 VAAI の監視および状態確認をする方法

Products

• VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

この KB では esxtop コマンドを使用して VAAI（VMware vSphere Storage API- Array Integration）の状態確認、および VAAI オペレーション統計の監視を行う方法を説明します。

Symptoms:
免責事項：これは英文の記事「Monitoring VMware vSphere Storage APIs – Array Integration using esxtop and maintaining the status as enabled (2065193)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

Environment

VMware ESXi 4.1.x Embedded
VMware vSphere ESXi 5.0
VMware vSphere ESXi 5.1
VMware ESXi 4.1.x Installable
VMware vSphere ESXi 5.5

Resolution

VAAI に関する詳細や、特定のストレージアレイ上での VAAI ステータスの確認に関する情報は、 Frequently Asked Questions for vStorage APIs for Array Integration (1021976) および vSphere Storage APIs - Storage Awareness FAQ (2004098) を参照してください。

VAAI では、次のコマンドに対するカウンタが用意されています：

• ATS - Atomic Test & Set - シングルエクステントデータストアまたはマルチエクステントデータストア (SCSI code 0x89) 上の HardwareAcceleratedLocking
• Extended copy - HadwareAcceleratedMove (SCSI code 0x83)
• Write Same - HadwareAcceleratedInit または Zeroed out blocks (SCSI code 0x93 or 0x41)
• Block Delete - UNMAP (SCSI code 0x42)

ESXi 5.5 での詳細は、Using esxcli in vSphere 5.5 to reclaim VMFS deleted blocks on thin-provisioned LUNs (2057513) を参照してください。

esxtop コマンドの使用時：

• [u] を入力するとディスクデバイスが表示されます。
• [VAAISTATS] や [VAAILATSTATS/cmd] フィールドを選択するには、[f] 、[o] 、[p] を入力します。

列の先頭に、次のように様々なカテゴリに分類されるカウンタがそれぞれ表示されます：

• ATS - Atomic Test & Set
  
  ATS – ATS コマンドが正常に完了した数
  ATSF – ATS コマンドが失敗した数
  AAVG/suc – 正常に完了した ATS コマンドの平均レイテンシ
  AAVG/f – 失敗した ATS コマンドの平均レイテンシ
  
  
• Extended Copy
  
  Clone_RD – このデバイスがクローン元となり、CLONE コマンドが正常に完了した数
  Clone_WR – このデバイスがクローン先となり、CLONE コマンドが正常に完了した数
  Clone_F – CLONE コマンドが失敗した数
  MBC_RD/s – 1 秒あたりに読み込まれるクローンデータ (メガバイト単位)
  MBC_WR/s – 1 秒あたりに書き込まれるクローンデータ (メガバイト単位)
  AVAG/suc – 正常に完了したクローンコマンドの平均レイテンシ
  AVAG/f – 失敗したクローンコマンドの平均レイテンシ
  
  
• Write Same
  
  Zero – ZERO コマンドが正常に完了した数
  Zero_F – ZERO コマンドが失敗した数
  MBZERO/s – 1 秒あたりにゼロ書き込みされたデータ (メガバイト単位)
  ZAVG/suc –正常に完了したゼロ書き込みコマンドの平均レイテンシ
  ZAVG/f – 失敗したゼロ書き込みコマンドの平均レイテンシ
  
  
• UNMAP - Block Delete
  
  Delete – 正常に完了した DELETE コマンド数
  Delete_F – 失敗した DELETE コマンド数
  MBDEL/s – DELETE コマンドが 1 秒あたり何メガバイト実行されたかの割合

Additional Information

Frequently Asked Questions for vStorage APIs for Array Integration
vSphere Storage APIs - Storage Awareness FAQ
Using the esxcli storage vmfs unmap command to reclaim VMFS deleted blocks on thin-provisioned LUNs
Monitoring VMware vSphere Storage APIs – Array Integration using esxtop and maintaining the status as enabled