仮想 IDE ディスクの仮想 SCSI ディスクへの変換
search cancel

仮想 IDE ディスクの仮想 SCSI ディスクへの変換

book

Article ID: 342388

calendar_today

Updated On:

Products

VMware VMware vCenter Server VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

Symptoms:

免責事項: これは英文の記事Converting a virtual IDE disk to a virtual SCSI disk (1016192)の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。


  • 物理ソースからの変換後に、プライマリ OS の起動可能なディスクとして、仮想マシンに IDE 仮想ディスクが含まれている。
  • 仮想マシンには IDE 仮想ディスクが含まれているが、追加のセカンダリ仮想ディスクは LSI または Bus Logic コントローラを含む SCSI となる。
  • アンダースコアが含まれる可能性がある変換の後に、ブラック スクリーンが表示されて仮想マシンが起動に失敗する。 プライマリ ディスクは IDE 仮想ディスクだが、変換中に LSI または Bus Logic が選択された。
  • P2V を使用した変換の後、仮想マシンが起動に失敗する。
  • P2V の後に作成された仮想マシンが、95% ~ 99% の確率で起動に失敗する。
  • 仮想マシンをパワーオフした後、ディスクが SCSI ベースでない場合は、ハード ディスクのサイズを増やすことができない。
  • ディスクが SCSI ベースでない場合は、次のエラーによってハード ディスクのサイズを増やすことができない。

    ディスクを拡張できませんでした: 指定されたファイルは仮想ディスクではありません


Environment

VMware vCenter Server 5.5.x
VMware vCenter Converter 4.1.x
VMware vCenter Server 5.0.x
VMware vCenter Converter 4.2.x
VMware vCenter Converter Standalone 5.5.x
VMware vCenter Converter Standalone 5.0.x
VMware P2V Assistant
VMware vCenter Converter Standalone 5.1.x
VMware vCenter Converter Standalone 6.0.x
VMware vCenter Converter Standalone 4.0.x
VMware vCenter Server 4.1.x
VMware vCenter Server 4.0.x
VMware vCenter Server 5.1.x
VMware vCenter Converter 4.0.x
VMware Converter 3.0.x
VMware vCenter Converter Standalone 4.3.x

Resolution

VMware Converter または vCenter Converter Enterprise を使用して物理マシンを仮想マシンに変換するとき、初期カスタマイズの際にアダプタ タイプを選択していないと、作成される仮想マシンのプライマリ OS ディスクとして IDE ディスクが含まれることがあります。

最善のパフォーマンスを得るには、IDE ディスクを SCSI に変換する必要があります。 プライマリ ディスクが IDE 仮想ディスクの場合、ゲスト OS がドライバをサポートしないために、新しく変換された仮想マシンが起動に失敗することがあります。 この問題は、ESX 4.x では、Windows XP 32 ビット仮想マシンを作成する際のデフォルトのディスク タイプが IDE であるために発生する場合があります。 仮想マシンの作成ウィザードでカスタム オプションを選択することで、このデフォルト値を手動で変更することができます。 Windows XP 64 ビットはデフォルトで SCSI を使用します。

: 最新のバージョンの Windows および Linux OS ゲストでは、通常の SCSI アダプタ タイプは LSI Logic コントローラとなります。 Windows XP 仮想マシンで LSI Logic SCSI コントローラを使用する場合、処理前に適切な LSI ドライバをダウンロードしてインストールしてください。 LSI Logic SCSI ドライバのダウンロードおよびインストールについては、「VMware LSI Logic ストレージ アダプタを使用する際の ESX 3.5.x および Microsoft Windows XP 用のストレージ ドライバ (2081797)」を参照してください。

IDE ディスクを、Windows オペレーティング システム ボリュームを保持する SCSI ディスクに手動で変更する場合は、ディスクのマスタ ブート レコードの修復が必要になる場合があります。 詳細については、「Windows NT ベースのオペレーティング システムにおけるブート セクタ の問題の修正 (2078603)」を参照してください。

IDE ディスクを SCSI に変換するには:

  1. Avago からドライバ(LSI20320-R コントローラ)をダウンロードします。

    : 前述のリンクは、2015 年 4 月 22 日時点のものです。 リンクが切れているのに気づいた場合はご連絡ください。VMware の担当者がリンクをアップデートします。

  2. 仮想マシンをパワーオフします。
  3. この仮想マシンの [設定の編集] メニューで、次の操作を実行します。

    • [追加] > [ハードディスク] > [新規仮想ディスクの作成] に移動します。
    • 容量を 1 GB に変更し、[次へ] をクリックします。
    • 仮想デバイス ノードが SCSI に設定されていることを確認します。
    • ウィザードを完了し、[新規 SCSI コントローラ] を選択します。
    • 現在のタイプが LSI Logic パラレル以外の場合は、[タイプの変更] を選択してタイプを LSI Logic パラレルに変更します。
    • [OK] をクリックします。
    • アダプタ タイプには、手順 4 と同じコントローラを選択します。 SCSI ID は、SCSI 0:0 と表示されます。

  4. 仮想マシンをパワーオンします。
  5. 新しいハードウェアの検出ウィザードに従うか、またはWindows ゲスト内の Windows デバイス マネージャで、不明なデバイスを選択します。
  6. [ドライバの更新] を右クリックして、以前にダウンロードした LSILogic SCSI コントローラ ドライバを選択します。 これにより、ゲスト OS 内に LSILogic SCSI コントローラのドライバがインストールされます。
  7. 仮想マシンをパワーオフします。
  8. 仮想マシンが存在するデータストア パスを検索します。

    例:

    # cd /vmfs/volumes/datastore_name/vm_name/

  9. ESX サービス コンソールから、vi エディタを使用してプライマリ ディスク (.vmdk) を開きます。 詳細については、「ESX ホスト上で vi または nano を使用してファイルを編集する (2092665)」を参照してください。


  10. 次の行を検索します。

    ddb.adapterType = "ide"

  11. アダプタ タイプを LSI Logic に変更するには、行を次のように変更します。

    ddb.adapterType = "lsilogic"

    アダプタ タイプを Bus Logic に変更するには、行を次のように変更します。

    ddb.adapterType = "buslogic"

    一部のインスタンスでは、エントリは db.adapterType = "legacyESX" と表示されます。 この場合は、次の行を変更します。

    ddb.adapterType = "lsilogic"

  12. ファイルを保存します。
  13. VMware Infrastructure/vSphere Client で次の操作を実行します。

    1. 仮想マシンの [設定の編集] をクリックします。
    2. [IDE 仮想ディスク] を選択します。
    3. 仮想マシンから ディスクの削除 を選択します。
    4. [OK] をクリックします。

      警告: [ディスクから削除] を選択しないでください。

  14. この仮想マシンの [設定の編集] メニューで、次の操作を実行します。

    1. [追加] > [ハードディスク] > [既存の仮想ディスクを使用] に移動します。
    2. ディスクの場所に移動し、仮想マシンに追加を選択します。
    3. アダプタ タイプには、手順 9 と同じコントローラを選択します。 SCSI ID は、SCSI 0:0 と表示されます。

  15. 仮想マシンに CD-ROM デバイスがある場合、IDE チャネルを IDE 0:1 から IDE 0:0 に調整する必要がある場合があります。 このオプションがグレー アウトされている場合は、仮想マシンから CD-ROM を取り外してから再度追加します。 これで IDE 0:0 に設定されます。


Additional Information

場合によっては、プライマリ オペレーティング システムの仮想ディスクが IDE として設定され、追加の仮想ディスクが LSI または Bus Logic SCSI ディスクとして設定されることがあります。 このような場合、[設定の編集] で IDE ディスク アダプタ タイプを編集して仮想マシンからディスクを取り外した後に、セカンダリ ディスクの SCSI チャネルを変更して、メイン OS ディスクの SCSI 0:0 を解放する必要があります。
SCSI 0:0 ディスクを SCSI 0:1 に変更します。その後、新しい LSI Logic アダプタ タイプでプライマリ OS ディスクを仮想マシンに戻すと、ディスクに SCSI 0:0 を選択できます。
ボリュームベースのクローン作成を使用して ESX 4.0 または ESXi 4.0 ホストに変換されたターゲット仮想マシンが IDE ディスクを含む場合、起動に失敗します。 詳細については、「VMware vCenter Converter Standalone 4.0.1 Release Notes」を参照してください。
Converting a virtual IDE disk to a virtual SCSI disk