免責事項: これは英文の記事 「Inaccurate Monitoring and Health Status seen in VI Client, vSphere Client, VirtualCenter, or vCenter Server (1010716)」の日本語訳です。
記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。
ホストにはどのようなセンサーが表示されますか?表示されていないセンサーがあるかどうかはどうすればわかりますか?
VMware は、資産(インベントリ)情報および健全性ステータス情報へのアクセスを可能にする CIM インフラストラクチャのサポートを追加しました。一部のサーバ ベンダーでは、ESX/ESXi 3.5、ESX/ESXi 4.0/4.1、および ESXi 5.0/5.1 用の CIM プロバイダの開発を開始しています。
VMware Infrastructure (VI) Client、vSphere Client、VirtualCenter、または vCenter Server では、ハードウェア ベンダーから入手可能な一部の情報の表示が不正確または不完全なことがあります。
IPMI 標準には制限があるため、一部のベンダーでは、OEM 固有の拡張機能を実装して、自社のハードウェア センサーを介して入手可能なハードウェアの資産およびステータス情報をすべて表示できるようにしています。ESX/ESXi は、現時点では、こうした拡張機能をサポートしていません。
ESXi 3.5 より、VMware では、次のハードウェア情報を取得するようになりました。
資産情報の表示エラーは通常、旧バージョンの SMBIOS が原因で発生します。SMBIOS のバージョンが古いと、プロセッサ、スレッド数、電源装置の表示が不正確になります。最低でも、SMBIOS 2.5 が必要です。
健全性ステータス情報の表示エラーは、ベンダーが一部の必要な情報を実装していない場合、または OEM 固有の実装によって CIM プロバイダを実装した場合に起こることがあります。よくあるエラーを以下に示します。
ESX/ESXi インターフェイスに上記の予期せぬ健全性情報または資産情報が表示された場合は、ハードウェア ベンダーにお問い合わせください。
資産および健全性ステータス サポートでは、次の基盤テクノロジーを使用してデータを取得します。
SMBIOS は、一連のテーブルを定義する業界標準です。オペレーティング システムは、これらのテーブルを使用して、パワーオン時に BIOS によって検出されるハードウェアに関する基本資産情報を提供します。これには、CPU、キャッシュ、DIMM、PCI カードに関する情報が含まれます。各テーブルは起動時に一度設定されるだけで、システムの稼働中に動的に更新されるわけではないため、テーブル内の情報がシステムの健全性の追跡に直接使用されることはありません。
IPMI は、サーバのさまざまな側面を監視するセンサーの集合を形成します。IPMI を構成するセンサーはサーバのベンダーによって異なります。IPMI 仕様には、共通のセンサー タイプのセットが定義されています。VMware では、これらの共通センサー タイプを
ネイティブでサポートしています。IPMI によって、各サーバ ベンダーは、ベンダー固有のセンサーを定義できます。VMware では、こうしたサーバ固有の独自センサーを直接にはサポートしていません。ただし、サーバ パートナー各社と連携して、こうした追加機能を公開するアドオン モジュール(CIM プロバイダ)を提供しています。
IPMI には、次の 2 つのセットのセンサーが含まれています。
通常、アナログ センサーには、健全および非健全な範囲を示す一連のしきい値が設定されています。これらの読み取り値は、VI Client および vSphere Client で健全性ステータスに変換されます。
多くの離散センサーは健全性の状態に直接マッピングされます。一部の離散センサーは、個々の健全性の状態ではなく、エンティティの有無(存在するかしないか)を示します。
サーバのメーカーはアナログ センサーまたは離散センサーを使用してシステムを計測できます。ESX/ESXi は両方のタイプのセンサーを検出します。
標準的な IPMI データは次のとおりです。
サーバの動作はメーカーによって異なります。各メーカーによって実装されている動作がすべて、VI Client または vSphere Client の健全性モニターに組み込まれているわけではありません。サーバで可能なすべての動作は次のようにして把握します。
VMware は、LSI ベースの MR カードと IR カードをネイティブでサポートしています。これには、次のタイプの情報が含まれます。
VMware のパートナー各社が、その他の RAID カードをサポートする CIM プロバイダ アドオンを開発しています。
注: ESXi 5.0 では、LSI ベースの MR カードと IR カードのネイティブでのサポートが中止されました。HHRC プロファイルを実装しているサードパーティ製 CIM プロバイダがインストールされている場合は、そのプロバイダがサポートしているカードの健全性情報が公開されます。
その他のデバイスでは、追加情報が使用可能です。