vSAN オンディスク フォーマットのバージョンと互換性について
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vSAN オンディスク フォーマットのバージョンと互換性について

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Article ID: 322146

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Products

VMware vSAN

Issue/Introduction

この記事は、互換性のある機能、相互運用性、代替バージョン番号など、vSAN オンディスク フォーマットのすべてのバージョンの概要について説明します。

vSAN には、クラスタのバージョンおよびアップグレード履歴に応じて使用可能なオンディスク フォーマットのさまざまなバージョンがあります。オンディスク フォーマットのバージョンには、一時的なものと、長期にわたる使用を目的としたものがあります。vSAN の特定の機能はオンディスク フォーマットのバージョンに関連付けられているため、相互運用性を判断するにはフォーマットのバージョンを考慮する必要があります。


免責事項:これは英文の記事「Understanding vSAN on-disk format versions and compatibility (327034)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

Environment

VMware vSAN 8.0.x
VMware vSAN 7.0.x

Resolution

vSAN オンディスク フォーマットのバージョンは、一部の vSAN リリースでは異なる方法でレポートされます。

vSAN オンディスク フォーマット バージョンのレポート

vSphere Web Client のバージョン RVC のバージョン * esxcli のバージョン ** CMMDS のバージョン vSAN リリース メモ
1 1 1 なし 5.5 ---
2 2 2 2 6.0-6.1 6.0 で導入されたフォーマットで、パフォーマンスとスナップショットの機能拡張が含まれています
2.5 2.5 2.5 3 6.2 アップグレードを簡素化する中間オンディスク フォーマット
3 3 3 4 6.2 6.2 で導入されたフォーマットで、チェックサム、重複解除、および圧縮がサポートされています
5 5 5 5 6.6 6.6 で導入されたフォーマットで、暗号化がサポートされています
6 6 6 6 6.7 6.7 で導入されたフォーマットで、パフォーマンスの機能拡張が含まれています
7 7 7 7 6.7 U1 6.7 Update 1 で導入されたフォーマット
10 10 10 10 6.7 U3 6.7 Update 3 で導入されたフォーマット
11 11 11 11 7.0  7.0 で導入されたフォーマット
13 13 13 13 7.0 U1 7.0 U1 で導入されたフォーマット
14 14 14 14 7.0 U2 7.0 U2 で導入されたフォーマット
15 15 15 15 7.0 U3 7.0 U3 で導入されたフォーマット
17 17 17 17 8.0 8.0 で導入されたフォーマット
18 18 18 18 8.0 U1 8.0 U1 で導入されたフォーマット
19 19 19 19 8.0 U2 8.0 U2 で導入されたフォーマット
20 20 20 20 8.0 U3 8.0 U3 で導入されたフォーマット

  • * RVC が vCenter より古いバージョンの場合、RVC は CMMDS と同じレポートを作成します。
  • ** ESXCLI は、vSAN 6.1 より前のバージョン情報はレポートしません。

vSAN オンディスク フォーマット バージョンのサポート マトリックス

相互運用性の目的で、vSAN リリースでは、以前のすべてのリリースのオンディスク フォーマット バージョンがサポートされ、* サポートは累積的です:

 
vSphere バージョン
サポートされるオンディスク フォーマット バージョン    
10 11 13 14 15 17 18 19 20
5.5, Update 1+ X X X X X X X X X X X X X X
6.0 GA
 6.0/6.2 U1 U2 U3
X X X X X X X X X X X X X
 
6.5 GA
X X X X X X X X X X X X X X
6.5.0d (vSAN 6.6)  X X X X X X X X X X X X X
6.7 X X X X X X X X X X X X
6.7 U1 X X X X X X X X X X X
6.7 U3 X X X X X X X X X X
7.0 GA X X X X X X X X X
7.0  U1 X X X X X X X X
7.0 U2 X X X X X X X
7.0 U3 X X X X X X
8.0 X X X X X
8.0 U1 X X X X
8.0 U2 X X X
8.0 U3 X X
"は互換性を示します
 
 

 

アップグレードに関する注意:オンディスク フォーマットの 2.0 から 3.0 へのアップグレードでは、次の 2 つのタスクが開始されます。
A.1MB オブジェクト アライメント
B. ターゲット バージョンに基づいた vSAN オブジェクト変換

ディスク グループを 3.0 にアップグレードした後は、メタデータのアップグレードのみ必要です。これは、完全なデータ退避を必要としません。

オンディスクフォーマットをアップグレードする前に、ESXi アップグレード中のクラスタに関する既知の問題についてナレッジベースの記事「Failure to promote CMMDs version resulting in vSAN cluster to become partitioned during upgrade (326888)」を参照してください。  

重要:vSAN リリースの相互運用性はオンディスク フォーマットのバージョンによって決まります
すべてのホストは同じオンディスク フォーマット バージョンを使用する必要があります。そうでない場合、クラスタで以下に説明するような動作上の問題が発生します。

  • 潜在的なクラスタ パーティション
  • クラスタ パーティションが原因でデータが利用できない
  • 一部のディスク/ディスク グループはいっぱいになるが、他のディスク/ディスク グループはいっぱいにならない
  • ホスト間のデータ移行に影響します


たとえば、ESXi 6.5U3のホストが2台 、ESXi 6.7U3のホストが2台の 4 ノードの vSAN クラスタがある場合、6.5U3 でサポートされている最も高いバージョンはオンディスク フォーマット バージョン 5.0 ですが、もし6.7U3 が低いオンディスク フォーマット バージョン でフォーマットされていない場合はバージョン 10 になる可能性があります。 KB:How to format vSAN Disk Groups with a legacy format version (326580)

6.7 U3 ホストはバージョン 5.0 をサポートできますが、これは読み取り専用であり、書き込みはサポートされません。 これは、ESXi 6.7 U3 は オンディスク フォーマット バージョン 5 ではなく 10 のディスクにのみ書き込みを行うことを意味します。その結果、ディスク使用率が不均衡になり、他のディスクには十分な空き領域があるのに、一部のディスクがいっぱいになる可能性があります。  すべてのホストは、オンディスク フォーマットの最小公倍数を実行している必要があります。この例では、バージョン 5 になります。

推奨されるのは、ESXi ホストをサポートされている最新バージョンおよび一貫性のある最新のオンディスク フォーマット バージョンにアップグレードすることです。

vSAN の相互運用性と アップグレードの詳細については、「VMware vSAN Upgrade Best Practices (326927)」を参照してください。互換性を維持するには、ディスクを以前のオンディスク フォーマット バージョンでフォーマットする必要があります。詳細については、「 How to format vSAN Disk Groups with a legacy format version (326580)」を参照してください。

Additional Information