CA MIM:競合メッセージ出力差異
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CA MIM:競合メッセージ出力差異

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Article ID: 211548

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MIM Resource Sharing (MIM) MIM Data Sharing (MII)

Issue/Introduction

TSOでユーザーAがデータセットを編集中、ユーザーBが同一データセットを開くと、
PDSデータセットの場合、ユーザーAにMIM1098I、MIM1099I、ユーザーBにMIM1038I、MIM1039Iが出力され、「Member in use 」となります。
しかし、PSデータセットの場合、MIMの競合メッセージは出力されず「Data set in use」となります。

PSデータセットの場合、MIMxxxx競合メッセージが出力されないのはMIMの仕様ですか?

 

 

Environment

Release : ALL

Component : MIM

Resolution

ユーザーAがTSO上で使用中のPSファイルについて、
ユーザーBからのアクセスがあったケースではQNAME SYSDSNが発行されておりますが、
取得できないことで、即DEQが発行されていることが確認できております。

CA MIMは、QNAME SYSDSNでの競合発生を検知し、
競合メッセージ出力の制御ブロックを構築します。

しかしながら、当競合は、DEQの即時発行により解消します。

CA MIMは、DEQ発行と競合解消を検知し、
競合メッセージ出力の制御ブロックについてもクリアします。

この情報はMIM制御ファイルアクセスのタイミングでMIMPlex内に伝達されます。

そして競合メッセージ出力要否を確認する処理が実行されますが、
その時点では競合メッセージ出力の制御ブロックは存在していないため、
競合メッセージを出力すべき競合無として、競合メッセージは出力されないことになります。

したがって、他ユーザーから同じPSファイルにアクセスした場合に
MIM1098I、MIM1099I、MIM1038I、MIM1039Iが未出力であるのは、
競合発生から解除までが、MIM制御ファイルアクセス前に完了しており、
CA MIMの競合メッセージ出力のタイミングより早く
競合メッセージを出力すべき競合が発生していないためとなります

CA MIMでは、制御ファイルへのアクセスを介して
複数システム間に情報を伝達し同期を実施しているため、
制御ファイルアクセスから次回の制御ファイルアクセス間に
競合発生から解除が完了するようなケースでは
他システムへ競合発生情報は伝達されないため
競合メッセージは発行されない仕様です。

MIM1098I、MIM1099I、MIM1038I、MIM1039I競合メッセージ出力の差異は、
MIMの制御ファイルアクセスのタイミングと
TSOのPSファイルへのアクセス処理のENQ/DEQ発行仕様による差異とご認識ください。

Additional Information

Old Japanese Knowledge document ID: JTEC002998

CA MIMのその他のFAQについては、以下のリンクからご確認ください。

CA MIM FAQ一覧表