z/OS V2.1からV2.3へのバージョンアップしました。
バージョンアップ後、DSLISTコマンドを発行すると急激にVLFが大量メモリを使用するようになりました。DSLISTの仕様が変更されたのですか?
また、対応方法はありますか?
Release : 15.0
OS : z/OS
DSLISTコマンドのz/OS v2.1とv2.3での動作に関わる仕様は変更されておりません。
対応策としては、CAPTUREでの同コマンドの発行を抑止していただくか、OPTIONS NOUSEBLKを指定してから
同コマンドをご利用いただくかのどちらかをご検討ください。
<ご参考>
DSLISTはデータ・スペース(UseBlkが設定されている場合)内のページに関する情報を収集するために、
データ・スペース内のページごとにIARQDSPD(IBMのページステータスインターフェース・ルーチン)
を呼び出しています。
このIARQDSPD のリターン・コードが 0xC (ページの状況はステータスは判別されていない) の場合、
そのページを参照するため、そのページが実ストレージにロードされる可能性があります。
そのため VLF アドレス空間の実ストレージの増加につながると考えられます。
IARQDSPDはIBM社のルーチンであるため、弊社では確実にはわかりかねますが、VLFもしくは、v2.3での
データスペースに関わる変更でVLFデータスペースページがIARQDSPDでは確実に判別できない状況に
なったことで今回の事象につながった可能性があると考えられます。
恐れながら、z/OS v2.1とv2.3でIARQDSPDから返されるリターンコードに違いがある理由やその対応につきましては
IBM社にご照会いただけますようお願いします。
Old Japanese Knowledge document ID: JTEC002974
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