本記事は、vSAN OSA (Original Storage Architecture) クラスタを vSAN ESA (Express Storage Architecture) クラスタに変換・移行する方法について説明します。
VMware vSAN 8.x
VMware vSAN 9.x
OSA と ESA では基盤となるオンディスクフォーマットおよびデータパスが根本的に異なるため、vSAN OSA から ESA への直接的な移行はできません。移行プロセスには、新しいクラスタの構築(または既存ホストの再デプロイ)とデータの移行が必須となります。
インプレースでのアップグレードは不可能なため、移行は「サイドバイサイド移行 (Side-by-Side Migration)」として実行する必要があります:
注: Original Storage Architecture (OSA) クラスタで使用していたホストを vSAN Express Storage Architecture (ESA) クラスタに組み込む場合、既存のストレージデバイスから以前のパーティションやメタデータを完全に消去する必要があります。ディスクグループの概念を使用する OSA とは異なり、ESA ではデバイスを vSAN ESA ストレージプールとして要求するために、ディスクが「クリーン」または「アンマウント」状態になっている必要があります。
vSAN OSA から ESA への変換には、ストレージ層の破壊的な再初期化が伴います。これを既存ホストの再利用で実行する場合は以下が必要です:
仮想マシンの退避: すべての仮想マシンは、vMotion を介して別のクラスタおよびデータストアに移行させる必要があります。仮想マシンを移動しない場合、仮想マシンのデータは失われます。
メンテナンスモード: ホストをメンテナンスモードに切り替えます。
「データの移行なし (No data migration)」を選択します(すべての仮想マシンはすでに別の新しいクラスタおよびストレージに移動されているため)。
廃止と再フォーマット: メンテナンスモードに切り替わった後、既存の OSA ディスクグループを削除する必要があります。その後、vCenter インベントリ上でホストをデータセンターレベルに移動し、続いて ESA が有効なクラスタに移動させます。そこで新しい ESA ストレージプールフォーマットとしてディスクを要求 (claim) できるようになります。