免責事項:これは英文の記事「Migration of a powered-on VM after growing a disk can result in data corruption.」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。
本稿では、ディスクをホットグロー(稼働中の拡張)した仮想マシンを移行させた際に発生する可能性があるデータ破損のリスクと、その回避策について説明します。
症状:
パワーオン状態の仮想マシンに属する仮想ディスクは、仮想マシンを停止することなく拡張することが可能です。この操作は「ホットグロー(Hot-grow)」と呼ばれます。しかし、ホットグローを実施した直後に、その仮想マシンを別の場所へ移行(Storage vMotion または XvMotion を使用)した場合、そのディスクが破損する可能性があります。具体的には、拡張された領域に対してゲストOSが書き込んだデータが、移行先に正しくコピーされないという現象が発生することがあります。
VMware vSphere ESXi 8.0.2
ホットグロー(稼働中のディスク拡張)のワークフローに対して、いくつかの最適化が行われました。具体的には、マルチライター(Multi-writer)設定のVVolディスクにおけるホットグローを可能にするための改修です。しかし、これらの最適化の副作用として、今回のバグが発生することとなりました。(なお、このバグはVVolに限らず、すべてのデータストアタイプのディスクで発生する可能性があります。)
本問題は 8.0.2 P03 で修正されました。
回避策:
仮想マシンの電源がオフの状態でのみ、ディスクを拡張してください(「コールドグロー」)。
あるいは、すでに稼働中にディスクを拡張(ホットグロー)してしまった場合は、そのディスクをシステム内部で再オープンさせるための操作を行ってください。具体的には、以下のいずれかの操作が含まれます。仮想マシンの電源オフと電源オン、任意のスナップショット操作、サスペンドとレジューム、該当するディスクのホットリムーブとホットアド。