vCenter Server Appliance のディスク容量を増やす。(vSphere 7.0 および 8.0)
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vCenter Server Appliance のディスク容量を増やす。(vSphere 7.0 および 8.0)

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Article ID: 418141

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VMware vCenter Server

Issue/Introduction

免責事項: これは英文の記事 「Increasing the disk space for the vCenter Server Appliance in vSphere 6.5, 6.7, 7.0 and 8.0」 の日本語訳です(vSphere 製品のサポート状況から 6.5 ならびに 6.7 に関しては記載から削除しています)。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

この記事では vCenter Server Appliance (VCSA) 7.0, 8.0 で特定の VMDK のディスク容量を増やすための手順を記載しています。vSphere 6.0 において Logical Volume Manager (LVM) が導入され、後続の 6.5, 6.7, 7.0, 8.0 でもサポートが引き続きされているため、vCenter Server のディスクは動的に増やすことが可能です。

vCenter Server のディスクレイアウトに関しては、以下を参照してください。

注:

  • 7.0 以降では、root パーティションのサイズ変更はサポートされません。
  • この KB はまた、SEAT パーティションや vCenter server の他パーティションがフルになる事象と関係しています。
  • もし、vCenter にアクセスができないのであれば、その仮想マシン(アプライアンス)を実行している ESXi ホストに直接接続します。
  • もし VMDK サイズの拡張オプションがグレーアウトしていたら、そのディスクはスナップショット上で動作しているかもしれません。あるいはデータストアのブロックサイズにもよりますが、最大可能サイズに到達している可能性もあります。これらの操作をすすめる前に vCenter 仮想マシンで保持しているスナップショットを削除してください。また拡張前には、vCenter のファイルレベルフルバックアップがあることを確認してください。

vCenter Server 自体のファイルベースバックアップに関する情報

Environment

VMware vCenter Server 7.0.x
VMware vCenter Server 8.0.x

Resolution

ディスク容量を増やすには

  1. vCenter Server VM をパワーオフする。仮想マシンにアクセスできない場合は、ESXi ホストレベルで実施する。
  2. 仮想マシンを右クリックする。
  3. 「設定の編集」をクリックする。
  4. 仮想ディスクを選択する。
  5. そのディスクのサイズを増やす。仮想マシンにスナップショットが存在しないことを確認する。
  6. 仮想マシンをパワーオンする。
  7. BASHシェルを使用して、パーティションを拡張する。

vCenter での論理名と実際のディスク名のマッピング

  1. 以下のコマンドを実施して、パーティションにマップされている論理ボリューム名(ディスク名)を見つける。
    # lsblk -o NAME,HCTL,MOUNTPOINT,SIZE
  2. 各ディスクデバイスの PCI デバイス詳細を得る
    # ls -al /sys/block/sd*
  3. 容量を増やす必要のあるパーティションを特定する、例えばディスク名 /sys/block/sdq がマップされている /storage/lvm_snapshot を例にとる。
  4. 該当 PCI デバイスの SCSI ラベルを探す。
    # cat /sys/devices/pci0000:00/0000:00:11.0/0000:02:00.0/label
    SCSI1
    注: もしステップ2で得られたデバイスパスが "host" フォルダの前(4番目のフォルダレベル)にシリアル番号のフォーマットを持たない場合、例えば、/sys/devices/pci0000:00/0000:00:10.0/ は SCSI0 である。

  5. ここで /sys/block/sdq は SCSI デバイス 1 でユニット番号 1 であることが分かる。(ステップ 1 の出力中 HCTL 欄の三番目の部分) つまり、それは SCSI(1:1) にマップされる。
  6. 簡単に書くと、VCSA では /dev/sdX 中の文字は、アルファベット順でシステムによって検出された順番を示している。
    a = ハードディスク 1 (/dev/sda)
    b = ハードディスク 2 (/dev/sdb)
    ...
    q = 17 番目のアルファベットつまりハードディスク 17

BASH を使ったディスク容量の拡張

注: vCenter Server 仮想マシンにスナップショットがないことを確認すること。

  1. vCenter Server Appliance に SSH を使い、root アカウントでログインする。
  2. Bash シェルを有効にするため以下のコマンドを実施(すでに有効であれば不要)
    Command> shell.set --enabled true
  3. shell と入力し、ENTER を押す。
  4. 以下のコマンドを実施、どのディスクが容量の問題を起こしているか確認する。それから仮想マシンの設定の編集で必要になる SCSI ID を見つける。
    df -h; lsblk; lsscsi

    例えば以下のコマンド実施結果では、/storage/log が sde そして SCSI ID、 SCSI(0:4) に対応していることを示している。

    -----------------
    :
    /dev/mapper/log_vg-log 9.8G 4.4G 5.0G 47% /storage/log
    :
    sdd 8:48 0 25G 0 disk
    mqcore_vg-core 254:12 0 25G 0 lvm /storage/core
    ★sde 8:64 0 10G 0 disk
    ★ mqlog_vg-log 254:14 0 10G 0 lvm /storage/log
    sdf 8:80 0 10G 0 disk
    mqdb_vg-db 254:5 0 10G 0 lvm /storage/db
    :
    [2:0:3:0] disk VMware Virtual disk 1.0 /dev/sdd
    ★[2:0:4:0] disk VMware Virtual disk 1.0 /dev/sde
    [2:0:5:0] disk VMware Virtual disk 1.0 /dev/sdf
    -----------------
  5.  vSphere Client を使用し、vCenter Server Appliance の仮想マシンで該当ディスクのディスク容量増加を実施する。詳細は Increasing the size of a virtual disk を参照してください。
  6. 仮想ディスクのサイズを増やすことができたら、SSH セッションに戻り、以下のコマンドを実施してください。これは自動的にディスク容量が増やされたボリュームの拡張を行います。
    /usr/lib/applmgmt/support/scripts/autogrow.sh
  7. 以下のコマンドを実施して、仮想ディスクの容量が増加したことを確認します。
    df -h

注: vCenter アップグレードの事前チェックで次のようなエラーが出た場合、"Vcenter pre-check error, "vcenter" has 27GB free space which is less than the required 30GB" 

  1. Root パーティション("/") はオペレーティングシステムファイルを格納しています。7.0 以降ではこの root パーティションをサイズ変更することはサポートされていません。
  2. そのかわり journalctl log のクリアをすることで、スペースをクリアすることができます。
  3. 以下のようなコマンドで journalctl log をクリアすることができます。
    (vCenter に SSH でログインし、以下を実施)
    # journalctl --vacuum-time=1h
  4. このコマンドはジャーナルに問い合わせをしたり、メッセージを表示させたりすることができますが、上記のコマンドは 1 時間よりも前のログを削除します。
  5. 以下のコマンドを実施し、root や他のパーティションのサイズをチェックします。
    # df -h