仮想マシンへ新しいデバイス追加時にvTPM オプションが表示されない
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仮想マシンへ新しいデバイス追加時にvTPM オプションが表示されない

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Article ID: 415292

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VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

免責事項:これは英文の記事「vTPM option missing when adding a new device to VMs in vSphere」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

この記事では仮想マシンのハードウェア設定を編集する際に、Trusted Platform Module (vTPM) オプションが利用できない問題の原因と解決手順について説明します。

Cause

この問題は、仮想マシンの仮想ハードウェアバージョンが vTPM をサポートしていないために発生します。

Resolution

この問題を解決するには、仮想ハードウェアバージョンを vTPM をサポートする最小要件以上のバージョンへアップグレードします。

  1. 仮想マシンの電源をオフにします。
  2. 仮想マシンを右クリック > 互換性 > 仮想マシンの互換性のアップグレード を選択します。
  3. サポートされている最新バージョンを選択します (ESXi 8.x の場合はバージョン 20 以上を選択します)。
  4. アップグレードを確認します。
  5. 設定の編集 > 新しいデバイスの追加 > Trusted Platform Module(TPM) を追加します

上記手順によってvTPM オプションが表示され、デバイスとして正常に追加できるようになります。

 

Additional Information

vTPM は、仮想ハードウェアバージョン 14 (ESXi 6.7 以降) で導入されました。

vTPM が表示されなくなる可能性がある追加の条件は次のとおりです。

  • 仮想マシンは EFI ではなく BIOS で構成されています。
  • 仮想マシンが暗号化されていないか、キープロバイダー (KMS/ネイティブキープロバイダー) が構成されていません。
  • 構成変更中に仮想マシンをパワーオンする

以下は vTPM のベストプラクティスです。

  • 仮想マシン が EFI を使用していることを確認します。設定の編集 > 仮想マシン オプション > 起動オプション で、ファームウェアを EFI に設定します。
  • キープロバイダー (ネイティブキープロバイダーまたはKMS) が構成され、信頼されていることを確認します。 
    • vSphere Client上で構成 > セキュリティ > キー プロバイダ に移動します。ネイティブキープロバイダ または KMS アクティブ ステータスで表示されていることを確認します

仮想マシンの互換性の設定で使用できるハードウェア機能

Virtual machine hardware versions

仮想 Trusted Platform Module とは

vSphere Virtual TPM (vTPM) Questions & Answers