vSphere 9.0 以前のバージョンでは、vSphere クラスタ上で vCLS を無効化しながら、そのクラスタ上で vSphere DRS の機能を維持する方法はありません。
以下の Retreat モードの手順に従うことで、クラスタ上で vCLS を無効化できます。vSphere 9.0 以前のバージョンでは、Retreat モード状態にあると、そのクラスタのクラスタサービスの一部に影響が生じます。
注意: vSphere 9.0 以降では、vSphere DRS や vSphere HA の機能に影響を与えることなく、また当該クラスタのクラスタサービスに影響を与えることなく、vSphere クラスタ上で vCLS を無効化できます。この更新により、vCenter バージョン 9.0 以降における vSphere DRS および vSphere HA の vCLS 依存性に関する下記記載は無視されます。
ただし必要に応じて、以下の Retreat モード手順に従ってクラスタ上の vCLS を無効化できますが、当該クラスタのクラスタサービスに影響が生じる場合があります。
影響/リスク:
注意: Retreat モードは特に注意を払って使用する必要があり、本ドキュメントで言及されている目的にのみ使用してください。Retreat モード有効化によって影響を受けるクラスタ サービスの詳細は以下の通りです:
VMware vCenter Server 7.0.x
VMware vCenter Server 8.0.x
注意: vSphere 7.0 U3o と 8.0 U2 以降の上位バージョンから vCenter Server UI のクラスタ構成よりRetreat モードの編集が可能になりました。
vSphere 7.0 U3o/8.0 U2 と上位バージョンで vSphere Client を使用する方法:
vSphere 7.0 U3o/8.0 U2 より下位バージョンで vSphere Client を使用する方法:
domain-c<数字>
の部分までコピーします。https://<fqdn-of-vCenter-server>/ui/app/cluster;nav=h/urn:vmomi:ClusterComputeResource:domain-c1006:ce4a7b9f-768c-2222-3333-############/summary
. domain-c<数字>
の部分のみ使用するように注意してください。vpxd.cfg
構成ファイルより削除します。
sed '/<vcls>/,/<\/vcls>/d' -i /etc/vmware-vpx/vpxd.cfg
全てのクラスタの Retreat モードの設定を削除され、vpxd が開始できるようになります。APIs/CLIs を使用して設定する方法:
retreatModeConfiguration.py
で複数のクラスタを Retreat モードにすることができます。python retreatModeConfiguration.py -r disable または python retreatModeConfiguration.py -r enable
vCLS 仮想マシンの識別:
vCLS-<自動割り当て英数字>
という名前で、number フィールドは自動生成されます。vSphere Client のデータセンターを備えたすべての vCLS 仮想マシンは、vCLS という名前の [仮想マシンおよびテンプレート] フォルダ内のクライアントの [仮想マシンおよびテンプレート] タブに表示されます。https://<IP address>
/mob/?moid=vm-1004&doPath=config.managedBy
https://<IP address>
/mob/?moid=vm-1004&doPath=config.extraConfig%5b%22HDCS.agent%22%5d