セキュア ブート モードで起動している Linux 上で Privileged Access Manager Server Control ( 以下、PAMSC) を起動すると、カーネルモジュールのロードで失敗する。
Privileged Access Manager Server Control: 14.1
Privileged Identity Manager: 12.8 SP1
セキュア ブートでは MOK (Machine Owner Key) が利用されます。
これは認証された OS のコンポーネントとドライバーのみをロードすることで起動時の安全性を高めるためです。
デフォルトではPAMのカーネルモジュールがMOKに登録されていないため、エラーとなります。
OS カーネルには信頼チェーンの一部となるモジュールの公開キーを含む必要があります。
最初の手順は、公開キーをカーネルシステムキーデータベースに登録することです。
この手順を行うことで、PAMSC のカーネルモジュールがロードされるたびに、OS カーネルは関連する公開キーをチェックします。
以下の手順で PAMSC の公開キーを安全なカーネルキーデータベースへ登録します。
公開キーがロードされていることを確認出来たら、seload コマンドで PAMSCを起動してください。
本KBは以下の英文 KB を翻訳し加筆、修正しました。
Article ID: 201507: Error loading PIM / PAMSC on Linux running in Secure Boot mode (secureboot)
英語版のマニュアルも、ご参照ください。