CA 1 Flexible Storage SCRALLオプションについて
search cancel

CA 1 Flexible Storage SCRALLオプションについて

book

Article ID: 386711

calendar_today

Updated On:

Products

CA 1 Flexible Storage

Issue/Introduction

CA 1 Flexible Storage 15.0へアップグレードしていますが、SCRALLオプションが追加されています。
どのような内容のパラメータでしょうか?

Environment

Release : 15.0
OS : z/OS

Resolution

このパラメータはCA 1 14.0のPTF:LU05200によって追加されました。CA 1 Flexible Storage 15.0では、これらの機能が吸収されております。

SCRALL=YES   VOLUMEレコードEXPDT値が期限切れの場合、VOLUMEはDSNB EXPDT値に関係なくスクラッチできます。(※)
SCRALL=NO     VOLUME上のDSNBがまだ期限切れでない場合は、VOLUMEのEXPDT値に関係なくボリュームを保持します。

※OCTLG=YESの場合には、SCRALL=YESの機能は無効です。

パラメータの動作説明
CA 1では、VOLUMEレコードとDSNBレコード(マルチファイル情報)の2つで保存期限を管理しています。
マルチファイルボリュームのテープの保存を行う場合、通常マルチファイルの一番長い保存期限が満了する
まで保存するようになっています。

例)下記の場合は、2025/01/31まで保存されます。(保存期限が一番長いものに準じてます)

VOLUME:000001
1,SL EXPDT=2025/01/10(VOLUMEレコード)
2,SL EXPDT=2025/01/01
3,SL EXPDT=2025/01/31

このパラメータをYESに設定すると、マルチファイルの保存期限に関係なくVOLUME情報のEXPDTが満了したらスクラッチされます。

例)下記の場合は、2025/01/10にスクラッチなります。(3,SLの情報は無視されます)

VOLUME:000001
1,SL EXPDT=2025/01/10(VOLUMEレコード)
2,SL EXPDT=2025/01/01
3,SL EXPDT=2025/01/31



Additional Information

CA 1のその他のFAQについては、以下のリンクからご確認ください。

CA 1 FAQ一覧表