CA 1 Flexible Storage 15.0へアップグレードしていますが、SCRALLオプションが追加されています。
どのような内容のパラメータでしょうか?
Release : 15.0
OS : z/OS
このパラメータはCA 1 14.0のPTF:LU05200によって追加されました。CA 1 Flexible Storage 15.0では、これらの機能が吸収されております。
SCRALL=YES VOLUMEレコードEXPDT値が期限切れの場合、VOLUMEはDSNB EXPDT値に関係なくスクラッチできます。(※)
SCRALL=NO VOLUME上のDSNBがまだ期限切れでない場合は、VOLUMEのEXPDT値に関係なくボリュームを保持します。
※OCTLG=YESの場合には、SCRALL=YESの機能は無効です。
パラメータの動作説明
CA 1では、VOLUMEレコードとDSNBレコード(マルチファイル情報)の2つで保存期限を管理しています。
マルチファイルボリュームのテープの保存を行う場合、通常マルチファイルの一番長い保存期限が満了する
まで保存するようになっています。
例)下記の場合は、2025/01/31まで保存されます。(保存期限が一番長いものに準じてます)
VOLUME:000001
1,SL EXPDT=2025/01/10(VOLUMEレコード)
2,SL EXPDT=2025/01/01
3,SL EXPDT=2025/01/31
このパラメータをYESに設定すると、マルチファイルの保存期限に関係なくVOLUME情報のEXPDTが満了したらスクラッチされます。
例)下記の場合は、2025/01/10にスクラッチなります。(3,SLの情報は無視されます)
VOLUME:000001
1,SL EXPDT=2025/01/10(VOLUMEレコード)
2,SL EXPDT=2025/01/01
3,SL EXPDT=2025/01/31
CA 1のその他のFAQについては、以下のリンクからご確認ください。
CA 1 FAQ一覧表