現在、 CentOS は長期にわたる安定したディストリビューションとはみなされていないため、弊社としても潜在的なリスクと考えている。このため、システムの継続性とセキュリティリスクを軽減するために本移行プロジェクトを開始した。
しかしながら、開始時点での問題点として、導入されている Privileged Identity Management ( 以下、PIM) が Debian 系に未対応でインストールパッケージや文書が無いことが判明した。
Privileged Identity Manager: 12.8.6 以降
Privileged Access Manager Server Control: 14.1 CP5 以降
PIM を Debian 環境にインストールできるかどうかを確認する必要があります。
現在は DEBIAN 系ディストリビューションもサポートしています。
PIM をご利用の場合以下の 12.8.6 でサポートされています。
適用方法については以下の文書をご参照ください。
How to Upgrade on Debian or Ubuntu Linux
このリストの最後の方に Debian 用のパッケージがあるのでダウンロードしてください。
CA PRIVILEGED IDENTITY MANAGER ENDPOINT COMPATIBILITY MATRIX
Privileged Access Manager Server Control (以下、 PAMSC) ではCP5 からサポートされています。
ただし、PAMSC 14.1 CP5 ではUbuntu 22.04 LTS のみで、Debian 12.6 は 14.1.6からのサポートとなります。
PAMSC Endpoint 14.1 Cumulative Patch 05 (CP05) - Debian
CA Privileged Access Manager Server Control Endpoint Compatibility Matrix
こちらの文書は以下の KB から翻訳、加筆修正を行いました。
Article ID: 270212: Migration of CentOS Operating System to Debian with PIM Installation on OS Debian GNU/Linux 10 (64-bit).