Privileged Access Manager Server Control ( 以下、PAMSC) で selang コマンドからルールに権限を追加するために、新規に USER クラスにユーザレコードを作成しようとすると以下のエラーが発生する。
XUSER クラスのレコードは手動では作成していない。
PAMSC> eu testpamsc
エラー: USER testpamsc の作成に失敗しました。
エラー: XUSER testpamsc はすでにデータベースに存在しています。
PAMSC> exit
Privileged Access Manager Server Control: 全バージョン
Privileged Identity Manager: 全バージョン
デフォルト設定では、XUSER のレコードはユーザがログインした際に USER クラスのレコードが無い場合、自動的に XUSER にユーザのレコードが作成されます。
この動作の詳細については以下のマニュアルをご参照ください。
エンタープライズ ユーザのログイン時の XUSER レコードの作成の有効化/無効化
USER クラスと XUSER クラスでは同時の同じ名前のレコードを登録することはできないため、USER クラスに XUSERクラスに存在するユーザを作成しようとすると、レコードの作成に失敗するというエラーになります。
XUSER クラスに存在するユーザを USER クラスで新しくユーザを登録するためには、最初に XUSER クラスのユーザを rxu コマンドで削除してから eu コマンドで作成する手順が必要になります。
# selang
PAMSC> rxu testpamsc
XUSER testpamsc の削除に成功しました。
PAMSC> eu testpamsc
USER testpamsc の作成に成功しました。
PAMSC> exit
また、今後同様のエラーが発生しないように XUSER に登録されているユーザを確認するには list コマンドを使用します。
# selang
PAMSC> list XUSER
johndoe
root
pimadmin
test123
PAMSC> exit
こちらの文書は以下の KB から翻訳、加筆修正を行いました。
Article ID: 273606: Failed to Create USER in Selang, XUSER Already Exists in Database