vmxnet3 アダプタのリンクスピードの変更方法
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vmxnet3 アダプタのリンクスピードの変更方法

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Article ID: 380747

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Products

VMware vSphere ESXi 8.0

Issue/Introduction

vmxnet3 アダプタのリンクスピードの初期値は 10Gbps です。この記事では vmxnet3 アダプタのリンクスピードの変更方法について説明します。
免責事項 : これは英文の記事「 How to change the vmxnet3 link speed of a VM 」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報でない可能性があります。最新情報は英語版の記事を参照してください。

Environment

VMware vSphere 8.0.2 and later versions

Resolution

vSphere Client からの設定変更方法:

  1. vSphere Client で仮想マシンを特定
  2. 仮想マシンを特定するためデータセンタ、フォルダ、クラスタ、リソースプールまたはホストを選択
  3. 仮想マシンをシャットダウン
  4. 停止状態となったら仮想マシンを右クリックして"設定の編集..."を選択
  5. "仮想マシン オプション"をクリック
  6. "詳細"を展開
  7. "構成パラメータ"の下の"設定の編集..."をクリック
  8. 表示されたダイアログボックスで"構成パラメータの追加"をクリックして新規パラメータ名とその値を入力
    新規パラメータ名 - ethernetX.linkspeed 、 X はリンクスピードを変更する仮想デバイスのものとします。
    値 - 設定したいリンクスピードの Mbps 単位の値です。値は 10000 から 65000 までとする必要があります。
    例:
    ethernet0.linkspeed    65000
  9. "OK" をクリック


代わりに仮想マシンの設定ファイル(.vmx)をコマンドラインで編集することでも設定変更が可能です。

  1. vSphere Client で仮想マシンをシャットダウン
  2. 仮想マシンが登録されている ESXi ホストへ ssh 接続
  3. 仮想マシンが保存されているデータストアへ移動 例:
    cd /vmfs/volumes/<DATASTORE>
  4. 仮想マシンのフォルダに移動 例:
    cd <VM_folder>
  5. vi などのテキストエディタで仮想マシンの設定ファイル(.vmx)を開く 例:
    vi <VM-name>.vmx
  6. 次の行を追加する
    ethernetX.linkspeed = "Y"
    X は仮想デバイスの番号で Y は設定したいリンクスピードの Mbps 単位の値です。
    Y は 10000 から 65000 までの値とする必要があります。
    例: ethernet0.linkspeed = "65000"
  7. 変更を保存してテキストエディタを終了

    ESXi で vi エディタを使用する方法は次の KB で詳細に記載されています。:Editing files on an ESXi host using vi

注意:

  • vSphere 8.0.2 以降では vmxnet3 のリンクスピードとして 10Gbps から 65Gbps の値がサポートされています。.
  • リンクスピードの初期値は 10Gbps です。
  • もしリンクスピードを 10000 未満に設定するとリンクスピードは初期値の 10Gbps となります。
  • もしリンクスピードを 65000 より大きい値に設定するとリンクスピードは初期値の 10Gbps となります。

Additional Information

変更されるのはゲスト OS が認識する仮想ネットワークアダプタの情報についてのみで、仮想マシンの実際の通信速度は依然として物理ハードウェア(ホストの CPU 、物理 NIC など)によって制限されるという点に注意してください。この変更は vmxnet3 アダプタのリンクスピードが 10Gbps と認識されることで生じ得るゲスト OS またはアプリケーションレベルの制限を解消するためのものです。