***続行する前に、すべての重要なデータの完全かつ最新のバックアップが必要です。***
注記:
- 本手順を実施する前に、以下の考慮事項と前提をすべて理解する必要があります。
- 対象が VxRail クラスタである場合は、Dell VxRail サポートに問い合わせて支援を受けてください。
- VCF を使用する場合、クラスターのデプロイ後にホスト名を変更することはサポートされていないため、ホスト名を変更するには本手順に従わないでください。
考慮事項:
- アクセシビリティの確保を使用して vSAN ノードをメンテナンス モードに切り替えることは可能ですが、一定のリスクが伴います。
- このノードがメンテナンス モードのときに別の vSAN ノードのディスクに障害が発生すると、オブジェクトにアクセスできなくなる可能性があります。
- 完全データ移行を使用してメンテナンス モードに切り替えることもできますが、通常は時間がかかりすぎます。本変更では vSAN ノードがメンテナンス モードになるのは数分間だけなので、通常はアクセシビリティの確保を使用できますが、どのメンテナンス モード オプションが適切であるかはビジネス ケースによってのみ決定されます。
- ホスト名の変更に時間を要する場合は、早期の再同期を避けるために vSAN 遅延タイマを延長してください。Changing the default repair delay time for a host failure in vSAN (327031)
- ESXi ホストの管理ネットワークが vSphere Distributed Switch 上にある場合は、続行する前に、ネットワークを vSphere Standard Switch または vDS 上の一時ポート グループに移行してください。詳細については、以下の KB を参照してください。
前提:
このガイドでは、同時に他のメンテナンスやネットワークの変更が行われていないことを前提としています。
このガイドでは、ユーザーがこのホスト名の変更によって影響を受ける可能性のあるサードパーティ製品やその他のソフトウェアについて知識を持っていることを前提としています。実装者は、ビジネスの継続性を最大限に高めるために適切なアクションを予測して計画することが求められます。
いずれかの手順が失敗した場合は、停止して Broadcom テクニカル サポートに連絡してください。
以下のすべてのステップを1ホストずつ完了させます:
- アクセシビリティの確保 (適切であれば全データの移行) を指定して、ホストをメンテナンス モードにします。
- ESXi ホストを切断します。ホストを右クリックし、[切断] を選択します。
- ESXi ホストを vCenter インベントリから削除します。ホストを右クリックし、[インベントリから削除] を選択します。
- DCUI、iDRAC、iLO、または直接の Web クライアントからホストの FQDN 名を変更します。
- DNS サーバ上の DNS ルックアップ レコードが更新されている事を確認します。
- ホストを vCenter インベントリに再度追加します。
- ホストを vCenter に再接続します。
- ホストのメンテナンス モードを終了します。
- 60 分以内に完了しない場合は再同期がトリガーされる可能性があります。
- 再同期の完了後、次のホストの変更に進みます。
このプロセスにより、ホストが vCenter にクリーンに再導入され、vCenter データベースが更新されます。
vDSを使用していて、vDS をvSphere Standard Switch / 一時ポート グループに移行しないことを選択した場合は、ホストをインベントリから削除/再追加する前に、追加の手順を実行する必要があります。
- ホストの現在のvDS構成のスクリーンショットを取得します。
- ホストをvCenterに再度追加すると、vDSに以下のエラーが表示されます。
- これを修正するためには、ネットワークの停止を回避すべく、以前に取得したホストの vDS 構成のスクリーンショットを使用し同じ構成でホストを vDS に再度追加します。
注: vDS の再構成中に問題が発生した場合は、ケースを開いてサポートを受けてください。