Privileged Identity Manager ( 以下、 PIM) の Windows 版ではトレースを有効化するためにどのように設定したらいいか?
Privileged Identity Manager: Windows 版全てのバージョン
Privileged Access Manager Server Control: Windows 版全てのバージョン
Windows 版でトレースをとる方法を説明させていただきます。
トレースはコアエンジンがタイムアウトした場合や、パフォーマンスの低下を確認する際に役に立ちます。
tracer.ini で設定できる内容のフルトレースを有効化するためには PIM を停止して、下記のレジストリを書き換えます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ComputerAssociates\AccessControl\Tracer
TraceEnabled の値を 0 から 1 に変更します。
TraceCfgFile に設定されている tracer.ini を下記のように変更していきます。
ファイルには読み込み専用フラグが設定されているので、編集するためには解除する必要があります。
[CLog Settings] セクション:
LogFileDLL がある場所を指しているかどうかを確認してください。
(デフォルトのインストールされる場所から変更されている場合は特に注意してください。)
[Trace] セクション:
‘FileName’ は実際の場所をフルパスで指定してください。
FileName=c:\Trace.log
MaxFileSize=200000000 = 最大ファイルサイズ ( byte 単位 )
MessageFormat =%D %T (%L) Message: %M\n = 記録するメッセージのフォーマット
これらを指定すると以下のようになります。
[Trace] セクション:
Output=LogFile
FileName=c:\Trace.log
OpenMode=1
MaxFileSize=200000000
MessageFormat =%D %T (%L) Message: %M\n
MaxNumberOfHistFiles=2
[filters] セクション:
[*.MST_TRACE.*] を [*.*.*] に変更します。
PIM を開始すると起動時から 'FileName' の場所にファイルを作成し、トレースを開始します。