PAM: Solaris 10上で PAM-CM-1341 リモート ホストへの通信チャネルを確立できませんでした。
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PAM: Solaris 10上で PAM-CM-1341 リモート ホストへの通信チャネルを確立できませんでした。

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Article ID: 370024

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CA Privileged Access Manager (PAM)

Issue/Introduction

Privileged Access Manager ( 以下、PAM) で Solaris 10 上のターゲットアカウントを登録しようとすると以下のエラーが発生してアカウントが登録できない。 
この環境では100%の再現性がある。

PAM-CM-1341 リモート ホストへの通信チャネルを確立できませんでした。

なお、この問題は、
ターゲットアカウント >> パスワード >> 同期済み で 認証情報マネージャとターゲット システムの両方を更新する
を選択してから発生している。

Environment

Privileged Access Mananger: 4.1.x 以降
再現した ターゲットデバイスの OS: Solaris 10 Sparc 

Cause

ターゲット デバイスの Solaris 10 では システムロケールが  ja_JP.PCK に設定されていました。
Tomcat の (catalina.out) からパスワード変更時のプロンプトが英語ではなく、日本語で表示されていることがわかりました。

Resolution

Linuxなど他のOSではターゲット アプリケーションの スクリプトプロセッサ内の「パスワード変更コマンド」で以下のように設定し、英語表記となるように変更することで対応可能でした。

"LANG=C passwd"

もしくはパスワード入力プロンプトなどで  ”(?si)(.*?パスワード(\sfor|:).*?)” を設定した場合はLANG=Cは不要になります。
 
しかし、Solaris デバイスではC Shellが標準として動作していたいため、"setenv LANG C passwd" と変更したら、「引数が多すぎます。 」のエラーが返ってくるようになりました。

ここで、ターミナルのプロンプトからコマンドをパイプ "|"でつなげてと日本語の表示に戻ってしまいました。

"setenv LANG C | passwd"  >> ”既存のログインパスワードを入力してください”

最終的には  パイプ"|" ではなく、"&&"でつなげることで問題が解消しました。

setenv LANG C && passwd

このようにOSの動作やプロンプトに基づく形でスクリプトプロセッサを設定する必要があります。

Additional Information

なお、本KBは以下の英文 KB を翻訳し補足しました。

Article ID: 95636: PAM-CM-1341-Failed to establish connection channel to the remote host