SMP 対応の仮想マシンで実行中の Linux カーネルからソフト ロックアップ メッセージが出力される
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SMP 対応の仮想マシンで実行中の Linux カーネルからソフト ロックアップ メッセージが出力される

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Article ID: 345045

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VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

免責事項: これは英文の記事 「Soft lockup messages from Linux kernel running in an SMP-enabled virtual machine (1009996)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。


 

対称型マルチプロセッシング (SMP) 対応の仮想マシンで Linux カーネルを実行すると、[バグ: CPU#1! でソフト ロックアップが検出されました] のようなメッセージがメッセージ ログ ファイルに出力されます。メッセージの厳密なフォーマットはカーネルによって異なり、カーネル スタック バックトレースが添付されることもあります。
多数の Linux カーネルがソフト ロックアップ用のウォッチドッグ スレッドを用意しており、このウォッチドッグ スレッドが 10 秒間以上スケジュールされない場合は、ソフト ロックアップ メッセージが出力されます。物理ホストでソフト ロックアップ メッセージが出力された場合は、一般に、カーネルかハードウェアのバグを示しています。仮想マシン内で実行中の場合、このメッセージは、高レベルのオーバーコミット(特にメモリのオーバーコミット)またはその他の仮想化オーバーヘッドが発生したことを示します。

Resolution

ソフト ロックアップ メッセージが出力されても、カーネル パニックが発生したわけではないため、無視しても問題ありません。

一部のカーネルでは、次のコマンドを実行することで、ソフト ロックアップのしきい値を調整できます。

echo time > /proc/sys/kernel/softlockup_thresh

time は、ソフト ロックアップが報告されるまでの経過秒数です。デフォルト値は一般に 10 秒です。

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