vSphere 7 アップグレードのベスト プラクティス

Products

• VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

この記事では、vSphere 7.0 にアップグレードする前に確認すべき重要なドキュメントとアップグレードの情報について説明します。

Symptoms:
免責事項：これは英文の記事「vSphere 7 Upgrade Best Practices」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

Environment

VMware vSphere 7.0.x

Resolution

vSphere 7 へのアップグレードの考慮事項

注意：

• 「Important information before upgrading to vSphere 7.0」を確認してください。
• 環境が複数のマシンに分散している場合、アップグレードは同時にではなく、順番に行う必要があります。
• vSphere 7.0 へのアップグレードは、vSphere 6.5 または vSphere 6.7 からのみ実行可能です。
• vSphere 7.0 では、vCenter Server は以下の管理をサポートしていません。
  • vSphere 6.0 以前を実行している ESXi ホスト
  • バージョン 6.0 以前で実行されている Distributed Switch
  • vSphere 6.0 以前を実行している ESXi ホストに基づくホスト プロファイル
  • vSphere 7.0 では、vCenter Server for Windows が削除され、サポートは利用できません。 
  • vSphere 7.0 では、外部 Platform Services Controller が削除されています。 
• vSphere 7.0 では、TLS 1.2 がデフォルトで有効です。TLS 1.0 と TLS 1.1 は、デフォルトで無効になっています。
• vSphere 7.0 では、Flash ベースの vSphere Web Client は廃止され、使用できなくなりました。
• vCenter Server が現在 vCenter High Availability (VCHA) に参加している場合は、アップグレードの前に「Prerequisites for Upgrading vCenter Server High Availability Environments」の前提条件を満たしている必要があります。または、一度無効にして、アップグレード後に再度有効にすることもできます。

ESXi 7 のアップグレードのベストプラクティス

• 互換性と既知の問題については、「vSphere 7.0 Release notes」を確認してください。
• Devices deprecated and unsupported in ESXi 7.0
• New Kernel options available on ESXi 7.0
• ESXi を実行しているハードウェアの互換性については、「VMware Compatibility Guide」を参照してください。
• ESXi 7.0 にアップグレードする前に「vmkapi Dependency error while Installing/upgrading to ESXi 7.0」に記載されているドライバを ESXi 6.5 または 6.7 ホストが使用しているかどうかを確認します。
• 「偽装転送」と「MAC アドレス変更」のデフォルトの設定は vSphere 6.x と 7.0 の間で変更されています。これにより、ホストのクラスタを ESXi 7.0 にアップグレードするときに、移行の事前チェックに失敗する場合があります。Ensure the 6.x hosts will have consistent security policies to the upgraded 7.0 hosts to prevent this。

vCenter Server 7 のアップグレードのベストプラクティス

• 「Update sequence for vSphere 7.0 and its compatible VMware products」を確認し、vSphere ソリューションの適切な順序を計画します。
• 「VMware Product Interoperability Matrices」を確認し、他のソリューションがアップグレード パスをサポートすることを確認します。
• アップグレードに関係する Platform Services Controller、vCenter Server、ESXi ホスト、および仮想マシン間ですべての DNS の正引き/逆引き解決が正常に実行できることを確認します。
• vSphere アップグレードに関係するすべてのノードで NTP が適切に構成されていることを確認します。
• レプリケーションの同期の問題を回避するため、アップグレードの前に、シングル サインオン ドメイン内のすべての vCenter Server および Platform Services Controllers で同時実行スナップショットをパワーオフしておくことをお勧めします。
  • スナップショットへのロールバックが必要な場合は、すべての PSC および vCenter Server を以前の状態に戻す必要があります。
• vCenter Server Appliance を 6.7 U2c または 6.7 U3 から vCenter Server 7.0 にアップグレードする場合は、「disable TSO (TCP Segmentation Offload) and GSO (Generic Segmentation Offload) on the appliance Ethernet Adapter Configuration first」の手順を実行する必要があります。  
• 外部 PSC デプロイからアップグレードする場合は、アップグレードの完了後にさらに別の手順を実行する必要があります。
  • Platform Services Controller のアドレスを直接のエンドポイントとして使用していたすべての外部ソリューションを再ポイントします。（すなわち VMware NSX）
  • Using the cmsso command to unregister vCenter or PSC from Single Sign-On。廃止する PSC を使用している vCenter Server がないことを確認します。
• ロード バランシングされた PSC デプロイからアップグレードする場合は、「Upgrading to vCenter 7.0 from vCenter 6.x with Load Balanced PSCs (78446)」を参照してください。
• 外部 Platform Services Controller を使用する複数の vCenter Server をアップグレードする場合、アップグレードの構成中に、新しく組み込まれた vCenter Server 間でレプリケーション パートナーシップが指定されます。これらの関係は、連続したリング トポロジを形成する必要があります。3 台以上の vCenter Server がある場合は、更新された最初と最後の vCenter Server 間に vdcrepadmin createagreement コマンドを使用して最新の関係が作成されます。

/usr/lib/vmware-vmdir/bin/vdcrepadmin -f createagreement -2 -h <FIRST_UPGRADED_VC> -H <LAST_UPGRADED_VC> -u administrator
 

vSphere 7.0 に関する重要な情報

• 既知の問題およびサポートに関する注意事項については、「vSphere 7.0 Release Notes」を参照してください。
• vCenter Server のアップグレードについては、「vCenter Server Upgrade guide」を参照してください。
• vCenter Server アプライアンスの要件については、「System Requirements for the vCenter Server Appliance」を参照してください。