ゲスト OS のサポート レベルについて
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ゲスト OS のサポート レベルについて

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Article ID: 345001

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VMware Desktop Hypervisor VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

この記事では、VMware 環境のゲスト OS のサポート レベルについて説明しています。
 
新規の仮想マシンの作成でゲスト OS を選択する際に、ゲスト OS のサポート レベルが「サポート対象」以外の場合、そのレベルが表示されます。
 
: VMware では、オペレーティング システムのマイナーアップデートまたはサービス パック の適用はユーザが実施する必要があります。 オペレーティング システムのベンダーが対象ゲスト OS のメジャー リリースのサポートを終了したケースでは、対象ゲスト OS については最新のマイナーアップデートもしくはサービス パックが適用されていることが後述のサポートの要件となります。

Symptoms:
免責事項: これは英文の記事 「Understanding guest operating system support levels (2015161)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

Resolution

Tech プレビュー (Tech Preview)

「Tech プレビュー」のサポート レベルを持つオペレーティング システム リリースについては、次の 1 つ以上の理由により、ゲスト OS としての使用は認証されていません。
  • オペレーティング システムのベンダーがそのオペレーティング システム リリースの GA (一般発売)を発表していない
  • vSphere 上で対象ゲスト OS の利用を妨げる問題の一部がオペレーティング システムのベンダーによって解決されていない
  • 対象ゲスト OS の利用に必要な 1 つ以上変更が VMware 製品のアップデートまたはパッチ リリースの形で提供されていない
  • 新しい OS のアップデート リリースの互換性テストが完了していない
VMware では、対象オペレーティング システムの評価とテストの目的で使用を試みる場合、使用に際しての推奨事項と考慮するべき既知の問題を公開します。VMware は対象オペレーティング システムの利用したフィードバックや問題の報告をコミュニティ フォーラムを介し収集しています。ただし、VMware では、これらのオペレーティング システム リリースに対するサポートは提供されず、そのためこれらのリリースの重要な商用環境での使用は推奨されません。
 

サポート対象 (Supported)

このサポート レベルを持つオペレーティング システムは、VMware によって完全にサポートされます。これには、テクニカル サポートおよび修正の提供が含まれます。
 

レガシー (Legacy)

レガシーのサポート レベルは、「サポート対象」 と「非推奨」の中間にあります。これらのゲスト OS は、通常提供元のベンダーによるサポートが終了しています。提供元と協業できないため VMware で対象ゲスト OS に対しサポートを提供できる範囲は限られています。

VMware はゲスト OS に依存しない以下の機能に対してはサポートの提供を継続します:
 
  • パワーオン/オフ や 中断、再開 など仮想マシンのライフサイクル関連の機能
  • スナップショットの取得や切り戻しおよび管理機能
  • vMotion や DRS など仮想マシンの移行に関する機能
VMware では、レガシー サポート レベルに分類されたオペレーティング システム リリースに関しては、新機能のサポートを提供しません。VMware はゲスト OS の依存する機能については極力サポート提供を継続しますが、以下の点に対しての留意が必要です:
 
  • 対応する VMware Tools の更新は停止される可能性があります。そのようなケースでは新規の不具合に対しては修正は提供されません
  • 対応する VMware Tools がハイパーバイザーに同梱されない可能性があります。その場合利用者は http://packages.vmware.com/tools より個別に入手する必要があります
  • 限定されたケースでは修正が提供される場合があります。そのようなケースでは修正を提起要するにあたり古い Windows リリースでは未署名のドライバをアンインストールする必要がある場合があります
  • ゲスト OS カスタマイゼーションが利用できない/更新できない可能性があります
  • CPU およびメモリのホットアド(動的追加)が利用できない/サポートされない可能性があります

ゲスト OS のリリースごとの詳細情報については VMware Compatibility Guide (VMware 互換性ガイド)の Guest OS の項を参照してください。「レガシー」サポート レベルのゲスト OS を現在利用している場合、VMware では、より新しいリリースへの移行を計画することを推奨します。
 

非推奨 (Depricated)

オペレーティング システム リリースのサポートを終了する前に、VMware では、製品のリリース ノートで対象となるオペレーティング システム リリースのサポートが非推奨となることを発表し、また『VMware 互換性ガイド』で、それらのリリースのサポート レベルを「Depricated」と明記します。
 
非推奨のオペレーティング システム リリースは、終了サポート レベルに移行するまで、VMware によって引き続き レガシー サポート レベルと同等の サポートおよび技術的修正を受け続けられます。
 
非推奨のサポート レベルのゲスト OS を現在実行している場合、VMware では、より新しいリリースへの移行を計画することを推奨します。
 

終了 (Terminated)

VMware では、サポートの終了したオペレーティング システム リリースに対してはサポートは提供しません。
 
サポートの終了したオペレーティング システム リリースは、『VMware Compatibility Guide』での検索結果に表示されません。
 
サポートが終了したゲスト OS を現在実行している場合、VMware では、より新しいリリースに直ちに移行することを推奨します。VMware からは、このオペレーティング システム リリースに関してはサポートは提供されません。
 

サポート対象外 (Unsupported)

VMware では、サポート対象外オペレーティング システム リリースに対してはテクニカル サポートおよび修正の提供等のサポートは提供されません。


Additional Information

VMware Compatibility Guide』では、過去にサポートされていたゲスト OS と現在サポートされているゲスト OS のすべての、サポート レベルのステータスが一覧表示されます。Understanding guest operating system support levels