vCenter Server 5.x/6.x における VMware High Availability 管理エージェント (FDM) のログ レベルの変更
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vCenter Server 5.x/6.x における VMware High Availability 管理エージェント (FDM) のログ レベルの変更

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Article ID: 344476

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VMware vCenter Server

Issue/Introduction

VMware High Availability (HA) の問題をトラブルシューティングする場合は、ログ レベルを上げると役立ちます。この記事では、Fault Domain Manager (FDM) という、vSphere 5 HA エージェントでログに記録する情報量を増やす手順を説明します。

前のバージョンの Virtual Center および vCenter Server でのログ レベルの変更については、「Enabling verbose logging for the VMware High Availability agent on ESX/ESXi hosts (1031247)」を参照してください。

:この記事では、VMware サポートと協力して HA の問題をトラブルシューティングすることの支援を目的としています。VMware では、VMware サポートによる明確なリクエストがあった場合にのみログ レベルを変更することをお勧めしています。


Symptoms:
免責事項:これは英文の記事「Changing the logging level for the VMware High Availability management agent FDM in vCenter Server 5.x/6.x (2004540)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

Environment

VMware vCenter Server 6.5.x
VMware vCenter Server 5.1.x
VMware vCenter Server 5.0.x
VMware vCenter Server Appliance 6.5.x
VMware vCenter Server 6.0.x
VMware vCenter Server 5.5.x

Resolution

ログ レベルは、クラスタ レベルまたはホスト レベルのいずれかで設定することができます。

:トラブルシューティングが完了したら、デフォルトのログ レベルに戻すようにしてください。詳細ログを使用すると、ログ ファイルはすぐにいっぱいになってしまい、ローテーションも早くなるため、保持されるログが表示される期間が短くなってしまいます。問題に応じて、ローテーションのログの数の増加を検討することもできます。詳細については、『vSphere High Availability Deployment Best Practices』の「ログ ファイル」セクションを参照してください。

クラスタの FDM ログを変更する

クラスタ レベルで FDM ログのログ レベルを変更するには、vCenter Server の HA 詳細オプションを使用します。

クラスタ レベルで FDM ログを変更するには:

  1. vCenter Server で、設定を変更する必要のあるクラスタを右クリックします。[設定の編集] を選択します。
  2. [vSphere HA] を選択してから、[詳細オプション] をクリックします。
  3. [オプション] をクリックして、次のエントリを追加します。

    das.config.log.level

  4. [値] をクリックして、次のエントリを追加します。

    trivia

    :デフォルトのログ レベルは verbose です。

  5. (オプション)ローテーションごとのログの数を増やすには:

    1. [オプション] をクリックして、次のエントリを追加します。

      das.config.log.maxFileNum

    2. [値] をクリックして、次のエントリを追加します。

      15

      :ここで指定する値は、ローテーションごとのデフォルトのログの数を 50% 増やした、10 です。使用すべき具体的な値は、状況に応じて異なります。詳細については、『vSphere Installation and Setup guide』の「システム ログ用の十分な空き領域の提供」セクションを参照してください。

  6. OK をクリックします。
  7. OK をクリックします。
  8. HA の再構成を実行し、変更を有効にします。

    1. vCenter Server で、クラスタ ホスト リストのビューを開きます。
    2. すべてのホストを選択します。
    3. [HA の再構成] をクリックします。

      注:ESXi 6.0 の場合、「情報」および「詳細」のログ レベルには das.config のみを使用することができますが、「最詳細」には使用できません。

ホストの FDM ログを変更する

ローテーションする前に esxcli を使用してローテーションごとのログの数、およびログのサイズを増やすには:
  1. ESXi ホストへの SSH セッションを開きます。詳細については、「Using Tech Support Mode in ESXi 4.1 and ESXi 5.x, and ESXi 6.0 (1017910)」を参照してください。
  2. esxcli system syslog config logger set --id=fdm --rotate=15 --size=10240 を実行します。
  3. esxcli system syslog reload を実行し、新しい構成の変更を適用します。
ホスト レベルで FDM ログのログ レベルを変更するには、fdm.cfg 構成ファイルを編集します。デフォルトで、fdm.cfg ファイルは /etc/opt/vmware/fdm/ にあります。

ホスト レベルで FDM ログを変更するには:

  1. 元の fdm.cfg ファイルのバックアップを作成します。

    この手順はスキップしないでください。

  2. テキスト エディタで fdm.cfg ファイルを開きます。
  3. ファイル内で <log> タグを見つけます。
  4. 次のエントリを変更します。

    <log>
    ...
    <level>verbose</level>
    ...
    </log>


    To:

    <log>
    ...
    <level>trivia</level>
    ...
    </log>

  5. (オプション)ローテーションごとのログの数を増やすには:

    1. ファイル内で <log> タグを見つけます。
    2. 次のエントリを変更します。

      <log>
      ...
      <maxFileNum>10</maxFileNum>
      ...
      </log>

      To:

      <log>
      ...
      <maxFileNum>15</maxFileNum>
      ...
      </log>


      :ここで指定する値は、ローテーションごとのデフォルトのログの数を 50% 増やしたものです。指定すべき具体的な値は、状況に応じて異なります。詳細については、『vSphere Installation and Setup guide』の「システム ログ用の十分な空き領域の提供」セクションを参照してください。

  6. HA の再構成を実行し、変更を有効にします。

    1. vCenter Server で、クラスタ ホスト リストのビューを開きます。
    2. FDM 設定を変更したホストを選択します。
    3. [HA の再構成] をクリックします。


Additional Information

Changing the logging level for the VMware High Availability management agent FDM in vCenter Server 5.x/6.x