vSphere Data Protection (VDP) のパフォーマンステストの要件

Products

VMware vSphere ESXi

Issue/Introduction

この記事では、VDP アプライアンスのディスクサイズごとに、想定される最小限のパフォーマンスについて説明します。

Symptoms:
免責事項：これは英文の記事「vSphere Data Protection (VDP) performance test requirements (2074293)」の日本語訳です。記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。最新情報は英語版の記事で参照してください。

VMware vSphere Data Protection (VDP) アプライアンスを構成して、パフォーマンステストを実行する場合、展開されたアプライアンスのサイズによって結果が異なる。

Environment

VMware vSphere Data Protection 6.0.x
VMware vSphere Data Protection 5.8.x
VMware vSphere Data Protection 5.1.x
VMware vSphere Data Protection 5.5.x
VMware vSphere Data Protection 6.1.x

Cause

この問題は、ストレージの読み取り、書き込み、シークのパフォーマンスに関する最小要件がパフォーマンステストで定義されるために発生します。

Resolution

ストレージパフォーマンスの最小要件：

VDP アプライアンスのサイズ	ディスクのサイズ	読み取りパフォーマンスの最小要件	書き込みパフォーマンスの最小要件	シークパフォーマンスの最小要件
0.5 TB	256 GB	60 MB/秒	30 MB/秒	400 シーク/秒
1.0 TB	512 GB	60 MB/秒	30 MB/秒	400 シーク/秒
2.0 TB	1024 GB	60 MB/秒	30 MB/秒	400 シーク/秒
4.0 TB	1024 GB	80 MB/秒	40 MB/秒	400 シーク/秒
6.0 TB	1024 GB	80 MB/秒	40 MB/秒	400 シーク/秒
8.0 TB	1024 GB	150 MB/秒	120 MB/秒	400 シーク/秒

データ消失を回避するには、ストレージソリューションが読み取り、書き込み、シークのパフォーマンスの最小要件を満たす必要があります。

詳細については、『vSphere Data Protection Administration Guide for vSphere Data Protection 6.1 Guide』の「最小限のストレージパフォーマンス」セクションを参照してください。

Additional Information

注意：VMware では、VDP アプライアンスを使用する前に、パフォーマンス評価ツールを実行することを推奨しています。これは、VDP アプライアンスを最初に設定するときに、ウィザードの最後に表示されるオプションです。[ストレージ設定のパフォーマンス分析の実行] を選択します。または、[成功した場合はアプライアンスを再起動] も選択できます。

VDP 設定ユーザーインターフェイスからパフォーマンス分析ツールを開始するには、次の手順を実行します。

次の VDP 設定ユーザーインターフェイスに接続します。

https://ip address of vdp appliance:8543/vdp-configure
root アカウントを使用してログインします。
[ストレージ] タブで [パフォーマンスの分析] をクリックします。
1 つ以上のデータストアを選択します。
[実行] をクリックします。

注：

このテストでは、ディスクに対する書き込み、読み取り、シークのパフォーマンステストを実行します。書き込みテスト中に、ディスク上のデータが失われる場合があります。ベストプラクティスとして、新規作成され、データがまだ含まれていないディスクでのみ、このツールを実行します。
ストレージ設定に応じて、パフォーマンス分析が完了するには 30 分から数時間までかかる場合があります。
パフォーマンス分析テストはサーバによって開始されるので、テストの実行中にブラウザを閉じることができます。