VMware High Availability の複数の隔離時の応答アドレスの設定
search cancel

VMware High Availability の複数の隔離時の応答アドレスの設定

book

Article ID: 344195

calendar_today

Updated On:

Products

VMware vCenter Server

Issue/Introduction

Symptoms:

免責事項:これは英文の記事 「Setting Multiple Isolation Response Addresses for VMware High Availability (1002117)」の日本語訳です。

記事はベストエフォートで翻訳を進めているため、ローカライズ化コンテンツは最新情報ではない可能性があります。

最新情報は英語版の記事で参照してください。

VirtualCenter Server 2.0.2 以降では、VMware High Availability (HA) に隔離時の応答アドレスを複数設定できます。隔離時の応答アドレスを複数使用すると、VMware HA でホストのネットワーク接続をより正確に把握することができます。単一の隔離アドレスでは、ホストがネットワークから完全に隔離された状態であると示されることがありますが、追加された隔離アドレスへのアクセスでは、ネットワークに部分的な障害が発生したと示されます。



Environment

VMware vCenter Server 4.0.x
VMware vCenter Server 5.1.x
VMware VirtualCenter 2.0.x
VMware vCenter Server 5.5.x
VMware vCenter Server 4.1.x
VMware vCenter Server 5.0.x

Resolution

複数の隔離時の応答アドレスはdas.isolationaddress0からdas.isolationaddress9までのオプションを使用して指定できます。

Virtual Infrastructure Client でこれらのオプションに値を指定するには、次の手順を実行します。

  1. HA クラスタを選択します。
  2. サマリタブで、設定の編集をクリックします。
  3. 設定ダイアログボックスで、VMware HAを選択します。
  4. 詳細オプションをクリックします。
  5. 詳細オプション(HA)ダイアログで、オプション名と対応する値を入力します。

    • オプション:das.isolationaddress0
    • 値:デフォルトゲートウェイ以外の有効な IP アドレス

      同様に、das.isolationaddress1からdas.isolationaddress9を使用して隔離時の応答アドレスをさらに設定できます。

  6. 詳細オプション(HA)ダイアログで、次のオプションを設定します。

    • オプション:das.usedefaultisolationaddress
    • 値:false

      • 隔離時の応答アドレスを複数設定する場合には、このオプションを設定する必要があります。
      • さらに、デフォルトゲートウェイが ping できないデバイスである場合には、das.usedefaultisolationaddressをfalseに設定する必要があります。

  7. OKをクリックします。
  8. OKをクリックします。
  9. クラスタの設定を再度編集します。
  10. HA を無効にし、OKをクリックします。
  11. 設定を再度編集します。
  12. HA を有効にし、OKをクリックします。

VMware HA の構成時に、指定されたアドレスの中にアクセスできるものがない場合、構成の操作は失敗します。指定された隔離アドレスのサブセットにのみアクセスできない場合には、構成の操作は成功しますが、クラスタに構成の問題が表示され、クラスタが黄色く表示されます。構成の問題からアクセスできない隔離時の応答アドレスを特定できます。

VMware HA 隔離時の対応アドレスを 10 までサポートしていますが、多くの場合、隔離時の応答アドレスは 1 つまたは 2 つで充分です。また、単一の隔離時の応答アドレスを設定するために以前使用されていたdas.isolationaddressオプションは現在もサポートされています。

:隔離時の応答アドレスを複数指定する場合には、VMware HA を次のように適切に操作することをお勧めします。

  • デフォルトゲートウェイのアドレスなどのクラスタのホストに物理的に近い信頼できるアドレスを使用する。
  • ESX Server に作成された各サービスコンソールのネットワークに、対応する隔離アドレスを必ず設定する。
  • ホスト監視のデフォルトの障害検出時間を 20 秒以上に変更する。デフォルトの障害検出時間を変更するには次の手順を実行します。
    1. HA クラスタを選択します。
    2. サマリタブで、設定の編集をクリックします。
    3. 設定ダイアログボックスで、VMware HAを選択します。
    4. 詳細オプションをクリックします。
    5. 詳細オプション(HA)ダイアログで、オプション名と対応する値を入力します。

      • オプション:das.failuredetectiontime
      • 値:ミリ秒単位の値で、タイムアウト値を表します(20 秒 = 20,000 ミリ秒)

    6. OKをクリックします。
    7. OKをクリックします。

  • pingが並行して発生するように複数のdas.isolationaddressオプションを指定している場合には、das.failuredetectiontimeを増やす必要はありません。
  • das.failuredetectiontimeはvCenter Server 5.0 ではサポートされていません。詳細については、vSphere HA の詳細属性を参照してください。

VMware HA のベストプラクティスの情報については、VMware High Availability のベストプラクティスと高度な機能(1002080)を参照してください。

詳細については、『vSphere可用性ガイド』を参照してください。


Additional Information

Setting Multiple Isolation Response Addresses for VMware High Availability